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2011年9月18日 (日)

ただの日記です。過度な期待はしないでください。(~20110912)

バカでも風邪ひくですよ<挨拶

ここ数日、時間的には忙しいわけではないけど気分的な余裕がまったくなくて、結構ガタガタで。仕事は業務内容は好きでも日々の細々とした事とかで溜まったストレスがもうはけきれなくて帰宅後はシャワー浴びて食事もしないで寝るとか、ダメ日常が続いてたり。
リフレッシュしないと…。

というわけではないんですが、先日、数日にわたり、うちの家の人の姉にあたる親類の家へ行ってきました。三日間で600km以上走ったので、仕事で走るより長距離だった…ハードな連日でした。普段見ないものをいろいろ見られて楽しかったので、行ってよかったです。
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諸橋近代美術館です。いわきへ行ってきたのです。その親類の家から片道約150km走りました。磐越道も初めて走ったんですが、トンネルの入り口に白鳥を模している楽しげなところもあったりで、わたし自身がドライバーじゃなければ写真を撮りたかったなーという場所がいくつもありました。
肝心の美術館自体は初めて行ったんですが、ダリの彫刻や絵画は面白かったです。予備知識無しで頭からっぽな状態で見ても楽しめるものでした。当日はなかなかゆっくり見られる時間もなかったし、その背景の思想などを知る余裕もあまりなかったのですが、そういったものを知った上で改めてみると、また違った楽しみ方も出来そうだな、と思いました。
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美術館そのものは自然の豊かな場所にあり景色も良く、普段はごみごみしたところにいるわたしにとっては新鮮な場所でした。
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敷地内には川がはしっていて、当日は晴天だったんだけど、川の周囲などは涼やかな風があって心地よかったです。
実は美術館へ行く直前でナビの指示を読み切れなくて迷い(ゴールが施設の裏側を指示していたので…)、山道に入り野生?のキツネが目の前を横切ったりと、館に入る前から非日常を堪能してしまったり。
それはさておき、印象的な絵画や彫刻を見たあと、裏磐梯猫魔ホテルでかるく食事をとり(そばをいただいたのですが、しっかりした歯ごたえと噛むたびに広がる風味がよく、実においしかった)、次の場所へ向かいました。
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野口英世記念館です。
これは親類の方のすすめで行ってみたんですが、偉人であるなしにかかわらず他人の背景に興味があまりないわたしでも、こういうところで残存していたり意志を持って保存されている資料を見ると、その偉業にただただ驚き感嘆するばかりでした。もちろん偉人として伝えられるようになったことに時代背景などもあるのでしょうが、今の時代でこれほどまでに情熱を持って他人のために尽くせるひとというのはいないんじゃないだろうか、と思ってしまうものでした。知識欲旺盛で得たものを利己的に使うのではなく世に役立てようと真剣に学んだ人だったのだと、そこからは歴史などの教科書からは伝わってこない興味深い資料がたくさんありました。これも行ってよかったです。まぁ、英世ロボットとか子供にも分かりやすく作られたアトラクション的展示物なんかもあったり、解説もわりと開いた表現でわかりやすい展示が多かったりと、見やすいつくりになっていたことも興味深く感じた一因なのかなーとも思いました。行ってよかったです。
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外道照身霊波光線!
…じゃなくて。
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親類のところの猫なんですが、写真の撮り方によっては面白いことになって楽しいなぁ、と。これ撮ってしばらくは見返して笑いがとまらなかったりw
翌日、その親類宅からちょっと買い物へ。
PCの調子が悪いから見てほしいと初日から言われていて、二日目の夜にわたしからすれば年上のお兄さん的ないとこから連絡があり(彼は大阪在住なのだ)、「この先当分誰かが面倒を見る機会もないであろうから、調子が悪いようなところは手を入れてあげてほしい、金銭面の心配はいらないから」と…そんなわけで、故障した機械や気がかりだった部分に手を入れたいためにお買いもの。プリンターが故障して使い物にならなくなってたり、ディスプレイが不調で表示不良を起こしてたり、XPで512MBしかメモリを実装してないという個人的には耐えられない状態だったりしたのを何とかしようということに。この手の買い物といえばケーズデンキかヤマダだそうで、ケーズはまだ近いんですがヤマダへは近くても片道20kmという道のり…普段わたしが住んでいるところでは想像のつかないスケール。プリンターはいずれのお店にもあったので近いケーズでということになり、ディスプレイとメモリが見当たらない。で、ヤマダへ行ってくれるのなら、ということで、近場を調べておいたらパソコン工房のいわき店があるということで、行ってみたら大当たり。肝心のユーザーである親類の伯父さんからはさほど大きなディスプレイでなくていいとのことで、メモリもDDR2 4300 DIMM 1GBを二枚欲しかったというのがしっかり手に入って、ラッキーというか助かったというか。メモリの価格も秋葉原とほぼ同様な感じで二枚買っても2500円しないくらいですごくありがたかったし。そして伯父さん宅にもどってからはプリンター設置とディスプレイ設置、デスクトップ機(ミドルタワー)を開けて内部清掃とメモリ増設を行い、各接続と動作確認…あれ?なに?仕事しに来たんだっけ?と苦笑せざるを得ない感じだったんですが(地元に戻ってから友人とかリーダーとかに同じような突っ込みを入れられました)、作業完了後は、清掃前は大きな騒音を立てていたファンも静かにスムーズに回るようになったし、ディスプレイもプリンターも正常に動作したので、ほっとしました。正直な話、何度やっても初期不良とか相性での動作不良なんかは怖いんで、しかもこういう場面で必要以上に期待されたりした状態だと、慣れ切った作業だったり普通にやれば問題ないことだとしても、自分に非のない原因だったとしてもミスは怖かったりします。それを乗り切れただけでもほっとしたし、設置後に動作を見てもらってそれなりに納得してもらえたこともうれしかったり。
それはさておき。
実はせっかく来たのだから海へ行きたいというわたしのたっての希望で(実は訪問初日から「明日は海へ行きたいなぁ」といいつつ、結局諸橋近代美術館へ行ったので…それは全然逆方向だし、山だしw)、その買い物の帰りに海へ連れて行ってもらいました。裏磐梯へ走った日はうちの人と伯母さんを乗せて走ったんですが、翌日の買い物の日は伯母さんが運転して乗せていってくれるというので、ずっと後席で楽させていただいたり。
いわきの三崎公園にある潮見台へ連れて行ってもらえました。
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海岸の高台に建った展望台からの眺めと風はとても気持ち良かったです。
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飛び出した展望台からの眺めもまた気持ちよく、ありきたりな表現だけど、わたし自身の小ささを実感したり、日々の雑事がつまらないことなんだなぁなんて思えてしまったり。ずっと眺めていたい気分になりましたよ。
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展望台自体も洒落たいい感じの建物で、これが無事残っていて良かったなと思いました。
しかし。
近隣的には小名浜というところだったりするのですが、震災のときに耳にした方も多いんじゃないでしょうか。当時の津波の爪痕は、まだまだ深く残っていました。正直そういうのを見るために今回来たわけじゃないというのもありましたし、当然親類を心配していずれ近いうちに行きたいという希望ではあったものの震災後の状況を興味本位で見たいというのはなかったので、できれば触れずに済むのなら…と思ってもいたんですが、現実からは逃れられないものでした。歪んだフェンスや高速バスの待合駐車場のいつ倒れてもおかしくない看板や基礎しか残っていない建造物、基礎、基礎、基礎、復旧のめどもままならなさそうな沿岸の建物、当時の水位の痕が残った家屋等を見ていると、走ってもらっているあたりも水につかったのかという、恐怖というには生易しすぎる、しかし人の感情などにはおかまいのない、無慈悲な現実だけが襲ってきたのだなという、えも言われぬ感覚に陥りました。
伯父・伯母の家は高台なので被害的にはさほどでもなく、地震の揺れでも建物も平気だったようで、津波の心配もない地域なんですが、そうやって実際に沿岸の地を目にすると、TVで見るのとはまるで違うショックがありました。実際にあの現象に遭遇してしまったら精神的に病んでしまうのもむべなるかな、と思わざるを得ませんでしたよ。海岸にあった海を楽しめるような娯楽施設もかなりの被害を受けていて、うちの人は震災よりもずっと前に何度もいわきを訪れているので、あそこは面白かっただのそこは楽しいところだったのと教えてくれたのですが、わたしが初めて目にするそれは崩壊寸前の廃墟化していたり、復旧のめどはたつのだろうか?と思えるほどに損壊していたりと、もっと昔に誘われた頃にも行っていればよかったと、文字通り後悔先に立たずという悔しさを味わいました。
そんなこんなで伯父伯母の家に戻り前述した作業を終えて、翌日は仕事なので、ということで帰宅しました。
帰宅時の常磐道はSA/PA各駅停車な感じで、ゆっくり帰りました。
そのときに、どこだったかのPAで見たトラック。
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だるま納豆さんのトラック。納豆カレーのパッケージですね。そういえばこの納豆カレー、結構いたるところのSA/PAで売られていて、わりと手に入りやすいんだなぁと思いました。常磐道といえば下りの某所でしか売られていないパッケージの製品があったりとで結構悔しい思いもしたので、次回またいけるとしたら、そういったものも買ってきたいですね。
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トラック反対側。こちらはごく普通。

そんなこんなで、お昼の15時ごろに出発して、150km程度を19時過ぎくらいまでかけて、ゆっくり戻ってきました。
戻ってきてから地元のよしかつで食事して(サラダバー取り放題って欲張っちゃダメですねってのが教訓…バカだねぇ)、家についたらもう色んな意味でぐったりしてました(苦笑)。
ですが、行って良かったです。
また、PCの方も今回は手をいれていなくても近いうちにいろいろガタがきそうなところもなくもないので、いずれまた行かないと…と思っていたりもします。


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