ゲーム

2014年3月24日 (月)

3DS・3Dファンタジーゾーン エクストラボス出現条件

 結構前に友人と話してたときに、3DSのセガのソフトの話になりまして。
 わたしがスペースハリアーをやりたいから3DSを買ったというところから始まってアーケードの3D化移植分は全部買ってるよって話になって、アウトランとかパワードリフトとか待ち遠しいねぇって言ってたところで、「3D視点のだけじゃなくてもともと2Dのゲームでもファンタジーゾーンなんか多重スクロールしてるし背景やオブジェクトを立体視させたら面白そうだし絶対買うんだけどなぁ」という話をしていたら本当に3Dファンタジーゾーンが発売されて驚いた、と。
 こういうのはリアルタイムで日記書いとかなきゃダメだなぁ…と思いつつ、発売されたのを素直に喜びつつ発売日に待ち切れずに昼休みで買って遊びました。
 詳しい感想はまたさておくとして。
 いくつかの隠しボスが出るので、その条件をいろいろ繰り返しプレイしてみたので、おそらく確定条件はそのうち本家の公式サイトで公表されるでしょうが、多分これというものを。

 前提条件:PLALEAF(1周目からの場合はR.1)からスタート(ラウンドセレクトでスタートした場合はその次の周回から)・コインストックからの引き出しは絶対NG。
 オプションはどのように設定していても影響しない(ゴールドラッシュあり・武器∞でもエクストラボスは出現する)。
 PLALEAFスタートからDOLIMICCA(1周目の場合はR.4)のボス出現時点のその周回での累計獲得GOLDが$95000以上でウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングトット出現
 これを出して倒すのが次のエクストラボス出現の前提条件となり、
 PLALEAFからMOCKSTAR(1周目の場合はR.6)のボス出現時点のその周回での累計獲得GOLDが$235000以上でdz・デノ・ローマ(緑)出現。
 $235000未満でウインクロン(ファミコン版)が出現。
 ウインクロン(ファミコン版)が出現する条件のときにMOCKSTAR開始からの獲得GOLDが$10000以下($10000はおk)でdz・デノ・ローマ(赤)出現。
 ※dz・デノ・ローマ(緑)の出現条件を満たしてしまっている場合はdz・デノ・ローマ(赤)の出現条件を満たしてもdz・デノ・ローマ(赤)は出ずdz・デノ・ローマ(緑)の出現が優先される。
 なおdz・デノ・ローマ(赤)のみ、ラウンドセレクトでMOCKSTARから開始してそこからの獲得GOLDが$10000以下($10000はおk)という条件を満たしていれば出現する(コインストックの使用もOKだがその場合は次周以降でその他のエクストラボス出現条件を満たしてもエクストラボスは出現しない)。
 ミス数とかプレイ中のGOLD使用額は関係なく取得した累計GOLDやラウンド内GOLDの条件さえ満たしていれば問題ない。
 高次周の場合はそれぞれR.1に相当するラウンド(R.9やR.17、R.25など)からの累計獲得GOLDで各条件が認識される。

 ひとまずこんな感じ。
 簡易的な認識ではR.1からチャージ無しで始めてR.4ボス到達時にその周での取得GOLD累計が$95000ならボス変化、それ前提でR.6ボス到達時に$235000なら緑ガメで足りなければ簡易ウインクロン、R.6で取得するGOLDが$10000以下なら赤ガメというのでよいかと。
 ついでにウインクロンとdz・デノ・ローマの判別は、ボス登場時に出てくるウインクロンに当たり判定がなければdz・デノ・ローマで確定。判定がある場合はウインクロンのノーマルかファミコン版のいずれかです。

 あと各エクストラボス攻略を簡単に書くなら、ウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングトットはツインショット時は画面左端(後方)に張り付いて上下移動で回避、武器∞等で7WAYを使えてるときは画面下にいれば上から来る歯を左右にかわすだけで回避と撃破可能。dz・デノ・ローマは色に関係なく根気で回避しつつ首が出たら撃つ、硬くはないので一定回数撃ち込めば倒せるのでとにかく根気で避ける。
 ウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングトットはセガ・マークIII版だと画面下にめり込んで自機に高さをあわせてくれたから逆にやりやすくて安置っぽいものもあったり7WAY装備なら舌に張り付いて瞬殺できたりしたしヘビーボムで一撃という手もあったり、dz・デノ・ローマもヘビーボムで一撃か張り付いて瞬殺という手が使えたけど、3DS版ではそれらの手が封じられていて手ごわくなってます。

 …と、こんなところでしょうか。

 不足や誤り等あればご指摘くださいな、と。

 とりあえず今回のファンタジーゾーンは親父が涙するところまでちゃんと移植されていてよかったなぁ、と。
 6ボスパイプすりぬけとかツインボム垂直落下とかアーケードで使えた手もちゃんとそのまま使えるし。逆に言うならそれだけ移植度高いから3DSのコントローラーでは結構つらいんですが(涙)。
 こんなに完成度の高いファンタジーゾーンを今このハードで800円なんて安価で出してくれたことに素直に喜んでたりはします。


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2012年10月16日 (火)

PC用Xbox360コントローラー非公式ドライバーの設定バックアップ用ファイルを作ってみた

Not digitally signedのmorii様のドライバーではいくつもの固有の設定を行うことができますが、その設定はレジストリに保存されています。
OS再インストールとかしたときなんかにバックアップがあれば設定の書き戻しが便利だなーということで、超簡単ですがバックアップとして設定部分をファイルに書き出すテキストを書いてみたりしました。
x360cの設定バックアップ用のファイルはこちらです。
解凍して実行するとこのファイルを置いてあるのと同じディレクトリ(フォルダ)にレジストリエントリのファイルが生成されます。生成されたファイルをダブルクリックすることでバックアップした設定が書き戻しされます。
動作確認はWindows7 64bit版で行っていますが、設定の格納情報からしてほぼどの対応OSでも使用可能かと思われます。設定の格納場所が違う場合は適宜ファイルの中身を書き換えていただければ幸いです(おそらく現状のままで問題ないかとは思いますが、念のため)。
また、レジストリを操作するものなので(基本読み取りだけなんですが)、利用は自己責任にてお願いいたします。

これとともに、冒頭のリンクでお気づきいただけたかとは思いますが、大元となるmorii様のドライバーをミラーさせていただきました。
Not digitally signed(ミラー)
あらためてもう一度掲載します。ドライバー本体が必要な方は上記リンクからどうぞ。
そして、このような素晴らしいドライバーを作成し残されたmorii様には大変感謝しています。RAPVXSA対応のときはお世話になりました(PID/VIDをメールにてやり取りしてご対応いただき、こちらで動作確認を行いました…開発終了のぎりぎり前にご対応いただけたことは、大変感謝しております)。開発終了と閉鎖は残念で、当時のやりとりでもお伝えしたのですが、おつかれさまでしたということと、本当に大変感謝しておりました。
また、morii様のサイト閉鎖直後にミラーされていたLavendy様にも感謝です。サイト閉鎖後にLavendy様のミラーに救われた方も多いのではないでしょうか。
このドライバーはPCでXbox360のコントローラーを使うにあたり、ソフトウェアによってはほぼ必須ともいえるものだと思われます。この火が消えてしまわないようにということで、こちらでもミラーさせていただきました。
わたしはミラーさせていただいているにすぎず、著作権はmorii様にありますので、ご使用される場合はmorii様に感謝しお使いいただければ幸いです。
また、開発終了後に発売されたコントローラーなどを対応させるためにはXbox 360 コントローラー用デバイス ドライバのinfに新規360用コントローラーを追加する方法のエントリーを参考にご自身での作業をお願いいたします。
コツさえわかればわりと何とかなります。わたし自身、これでRAPVXの新しいPIDとVIDのものやソウルキャリバーV対応スティック、ファイティングエッジなんかを使えるようにしましたし。

以上、PCで360コントローラーを使用していてmorii様のドライバーで設定を組まれている方の一助にでもなれば幸いです。


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2012年9月27日 (木)

細江慎治WORKS VOL.1 ~ドラゴンスピリット~ 届きました

細江慎治WORKS VOL.1~ドラゴンスピリット~

待ち遠しかったですよー、これぞ【どらすぴ】サウンドトラックの決定版ですね。
届いてびっくり、まさかディスク2枚組だとは思ってませんでした。
ほぼ各2ループ、ばっちり収録されてます。
音質面はひとまず急いで聞きたいってことでポータブル環境ですまないのですがD-NE920MDR-EX800STで聞いての感想ですが、これはすごいわ…待った甲斐がありました。
今まではわたしが手持ちの基板から自主録音して作ったサントラをずっと聞いてたんですが(もちろんビクターのVGG Vol.2も持ってるし好きではあるんですが、それはそれ)、何せ素人の録音だし、録音したのがもうかれこれ十数年以上前なので、その頃はケーブルとかあまり音質にもこだわってなかったんですよね(そのかわりマスターはCDで作ってたというのが何とも…当時はマランツの業務用CD-R録音機を持ってたので)。それでも当時で個人的に満足し納得のいくレベルでは録音できてました。
しかし。
やっぱりスィープはすごいですわ、これまでにスィープから出たサントラにももちろん不満のあるものはほとんどなかったわけですが、この【どらすぴ】においてもとても満足です。
クリアかつストレートなサウンドは、基板から自主録音したときに、ごく僅かに混入してた『ジリジリ…』といったようなノイズもなく(基板のスピーカー配線の接続から直接聞いても聞こえていたので当時はやむなくそのまま録音してました)、音の力もしっかり録れていて、一音一音がメリハリも鮮度もグッと迫ってくるままにパックされてる感じです。
たかがゲーム音楽の録音と侮るなかれ、真面目に仕事されたものでないとろくでもないことになるのはコナミのグラディウス箱とかシューティング箱で痛い目を見てるので(あれらの商品は本当にひどかった、ダメ録音としては反面教師的な見本ですね)…しかしそこはやっぱりスィープはさすがプロです。というか、グラ箱・シュー箱のスタッフと比べること自体が失礼ですね…。下手なケーブルや機材で録音されたときにわかってしまうような窒息感とか閉塞感はまるでなくて、がっつり大元からのダイレクトに極めて近いと思われるサウンドを堪能させてくれます。
ていうか…逆に自主録音のもまだまだ甘かったんだなーというのは当然なんですが(そりゃ素人の録音ですから)、VGGを聞いたときでも気がつかなかったような音にさらに気付かせてくれたりとか(ポータブルCDとイヤホンという環境なのに!)、【どらすぴ】ってまだまだこんなに奥が深いんだ!こんな音で鳴るんだ!と、感動してしまいました。
過去形じゃないのは、細々とながら、まだプレイしてるからなんですけどね(苦笑)。
収録内容は、ほぼ各2ループは入っていて…というのは、エリア1とかエリア6のBGMって当時VGGでも書かれてましたが未完成なので、エリア1はともかくエリア6は展開のおかしな部分をカウントに含めて真面目に2ループさせるとえらい長くなるので、ということで。しかしその未完成なところもそのままきちんと収録してくれたのはうれしいですね。ゲームをプレイしていて聞こえてたBGMはこれだ!ってことで。エリア6にしても、その、展開がおかしくなる部分までしっかり収録されていて、実にありがたいです。エリア6をミスらず通しでプレイしてるとちょうど氷壁の中盤あたり、アイスピックを数本やり過ごして、崩す氷壁を1~2か所ほど抜けるあたりで曲の展開がおかしくなることがわかるんですが、そのあたりもちゃんと入れてくれているのがうれしいです。
ボーナストラックも実においしいです。
エリア1のロングバージョン、基板のデータだと未完成といわれていた部分がきっちり作り込まれたものでしょうか、いろいろ豪華になってていい感じです。X68000版の深夜ロードBGMの収録もありがたいです。そういえばX68K版には、深夜起動時にこんなの入ってたっけなぁ…と(内蔵タイマーを見てロード画面が変わる仕掛けがありました、電波新聞社のX68000用の移植では他にスターラスターでもそういう仕掛けがありました)。
アレンジトラック、米光亮氏のエリア6BGMは、往年のナムコVGG系に入ってたアレンジのノリをよりアグレッシブにした感じで、めっちゃよいです。ナムコに限らずファルコムなどでもおなじみの米光氏のアレンジの特徴?だと思うんですが、ソリッドでスピード感と広がりを感じさせるサウンドは、いつ聞いても気持ちいいですね。JEET SINGH氏のエリア3BGMも熱くてよいです。これまでエリア3のアレンジってメインのメロディーがシンセメインなのが多いように思ってたんですが(リッジレーサーズの影響も少なからずあるかも知れず)、こういうギターメインでガチでロックなアレンジも熱くてよいですねー。

2枚目のアサルトについては…これも同様にいい録音です。
わたし個人的にはアサルトについては、細江氏の…というよりは、野口氏の曲のイメージが強いんですよね。というのも、やっぱりBGM1の印象は大きいなぁ、と。これ、何度聞いても飽きないんですよね、アサルトのBGM1って。独特の緊張感があって。
クエスターは正直なところ現物にお目にかかったことがほとんどないので、あまり思い入れはないんですが、VGGで曲だけは聞いたことがあったかなーという程度だったんですが、スペイシーでいい曲です。これも同様にやたらいい音で収録されているので、聞いていて気持ちいいです。


メタルホークやオーダイン、ファイナルラップなどなど、細江氏の楽曲でということで新譜が出るとうれしいので、今後の展開が楽しみになるCDでよかったです。
それから、細江氏の楽曲だけでなく、ナムコのシステムI・II時代の曲は傑作が多いので、メルヘンメイズやデンジャラスシード、フェリオスにバーニングフォース、スプラッターハウスやベラボーマンなどなど、そのあたりのものも、こういった再収録でのCD化に期待したいですね。システム86とかそれ以前でもいい曲は多いので、たとえば中潟氏のモトスやサンダーセプターやバラデュークや源平討魔伝、川田氏の妖怪道中記やワルキューレの伝説あたりも改めて今できる録音の技術でCD化されるとうれしいですねー。


ひさびさにCDですごい満足できました。
心の底から買ってよかったと思えるCDをリリースされたスーパースィープに感謝します。


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2012年9月11日 (火)

家庭用アーケードスティックにおける操作レスポンスについていくつかの考察

偉そうなタイトルですが、要はこれまでいくつも実験してきた中である程度わかってきたことと仮定について、ひとまずまとめてみよう…というのが今回のネタ。

まずはレバーやボタンの物理的な特性による操作レスポンスの問題。
レバーの場合はセンターつまりニュートラル、触れていない中立の状態から、スイッチが押されるまでの距離と反力の強さ。この距離が長かったり反力が異様に強かったりするとレバーの物理的な特性でレスポンスを悪く感じたり、操作していて疲れたりします。中立からスイッチまでが近ければ、よりクイックな操作が可能になりますが、レバーをはじいたときに反対側に誤入力される恐れも高くなります。そこらへんのバランスで各社・各型番でのレバーの好みというものが出てくるわけですが、そこらへんは個人差で好みがあるようなので、興味があるならばいくつものレバーを触って何度もプレイして比べてみるのがよいと思われます。個人的にはベストはやっぱりセイミツ工業製のLS-32系です。LS-40も良好。LS-32よりちょっと軽めですね。
ボタンの場合は押し込んでからスイッチに到達するまでの距離、これが短ければ短いほど反応の敏感なボタンということになります。また、ボタン自体を押すための重さつまり必要な力が軽ければ軽いほど疲労しにくい、というのもあります。ただ、軽くて超反応のボタン…最近だとホリがファイティングエッジ用に作った玄ユニットがそんなボタンですが、指を乗せただけで超反応するようなボタンなので、プレイスタイルや使用するゲームが極端に制限されそうな気がしました。それよりも一般的で軽いのがサンワボタン、これは玄ほど軽く超反応ではないですが、比較的軽めのボタンです。ただ、個人的にはこれも誤爆の恐れがないとはいえないボタンだと思います。また、連打のときに確実にボタンから指を離さないとスイッチがONのままになったりするのも厄介。わたしはというと、やっぱり好みはセイミツ工業製のボタンです。ある程度押し込まないとスイッチが入りませんが、逆にそのおかげで操作の確実性は高いなーと思っています。指を乗せている程度では反応しないけど、押したいと意図して押したときはきっちり反応してくれるので、操作する意思を伝えるデバイスとしては良好なつくりです。とはいえ、ボタンの場合はそこまで極端にレスポンスに差は出ないと思われます。ボタンの場合はある程度は慣れでなんとかならなくもない…とは思えます。

ここまでは物理的な操作機器の特性。
ここからがいつもの実験とかで試している回路や基板に起因するレスポンス差についての考察です。
考察といってもそんな大げさなもんじゃないんですが(苦笑)。
いまどきのコントローラーはほぼすべてUSBでの接続ですが、まず前提として、本体(たとえばPCだったり、Xbox360だったり、PS3だったり)と、各コントローラーの処理は、非同期であるわけです。これはどういうことかというと、プレーヤー的にはゲームの処理つまり本体の処理時間単位が秒間60フレームであればそれが基準に見えるわけですが、各コントローラーはそれとは同期していない、と見られます。つまり、各コントローラー、たとえばRAPVXだったりRAPN3だったりTEだったりは、それぞれのスイッチから入力された結果を本体側へUSBの信号として送り出すコンピューターを基板上に本体とは別途で持っていますが(というかコントローラーそのものがそういう『入力を信号化して送る』装置です)、それらの処理速度は本体の処理速度とは一致していないし、同期もしていない、ということです。レバーやボタンの換装のためにフタをあけて、ついでに基板も見た人ならおわかりいただけるかもしれませんが、小さな処理チップと、それの駆動のためのクロックが基板に搭載されているのを見たことがあるんじゃないでしょうか。要はコントローラー自体も本体からは独立したひとつのコンピューターなわけです。で、その処理速度が本体と同期されていないために、各コントローラーの処理速度の差がゲームに対する反応速度の差という結果となって現れる…現れている、のではなかろうか?と考えられます。

Host ____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|
VX  ___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|_
TE  ______|______|______|______|______|______|______|______|____

超大雑把なAAですみませんが、上記のような感じで処理の時間単位がそれぞれ異なる…とイメージしてもらえると分かりやすいんじゃないか?ということで作ってみました。
見方としてはそれぞれの縦線までの間に入力されたものが縦線の段階で送信されていて、それがホストの縦線の区切りまでに入っていればその単位で入力と判定される…逆に分かりづらいでしょうか(涙)。

Host ____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|
VX  _:_|___|___|__:|___|___|___|_:_|___|___|___|___|__:|___|___|_
TE  _:___|______|_:____|______|_:____|______|______|_:____|____

ちょいとずれてて分かりづらくてすみませんが、ここでボタンが押されたタイミングをコロンで打ってみました。
テキストで打ってる以上、多少ずれが出ていてすみませんが、コロンの打たれたタイミングは同時押しされていると見てください。
1回目と3回目は同時押しでホストの処理時間単位でも同じ枠に収まっているので同時押しとして判定されますが、2回目と4回目は同時には押しているのですがホスト側での処理時間単位の枠には同時に収まってないためにVXの方が先に押されたという判定になる…という解釈です。
要は時間に対する分解能がホストつまり本体(PCや360やPS3)よりも細かければゲーム内で操作に対して機敏に反映されますが、それより粗いと遅延が発生する、という仕組みではないかと。
また、たまに逆転が起こるのもボタンが押されたときの処理タイミングの相違によるもの…というのが、上の図を見てご理解いただければ幸い。この結果にホストとコントローラーの相性問題というものはなく、どんなホスト(本体)であろうと同じ結果が出ることは、これまでにわたしがあげてきた実験の結果を見ていただければ、それもおわかりいただけることだと思います。いまだに『機器間の相性が』とか言い出す人は、そこらへんが理解できてないと思われますのでもはや論外です。
また、同じコントローラーでも逆転現象が起こることは、要はホストとも各コントローラーとも処理が非同期であることに起因していると思われます。

Host ____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|____|
VX  ___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|_
VX  _|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___|___

つまりこういうことです。
実のところ現状までの実験では動作中にコントローラーをとっかえひっかえしてるので、おそらくこういったずれが発生しているために同じコントローラーで同時押しを行ってまれに相互に前後してずれることがあると思われますが、同じコントローラーを二つ接続した状態で電源投入した場合は完全に同時になるんじゃないの?というのは試してません。これについては仮定ですが、その場合はおそらくある程度は一致した結果が出やすくなるんじゃないかなぁ、と。要は各コントローラーは電源が入った時点から処理を開始するであろうという仮定ならば、同時に電源が入れば処理タイミングも一致してくるんじゃないかなー、と。あくまで仮定ですが。

あと、このAA自体は今回わかりやすくということでVXがホストよりも細かく書いていますが、実際にはVXもホストの処理時間より単位が粗い可能性もあります。ただ、それでも他の機種よりは細かいことは間違いないですが。それもこれまでの実験結果から容易にわかることだと思われます。
また、このように処理単位時間が細かいということは、つまり同時押しとかは逆に難しくなる…ということもご理解いただけるかと。たとえばこれまでにレスポンスが速いとされてきたVSHGとか、RAPVXにおいて、同時押しが難しいとかコマンドが入りづらいといった話があがることがありましたが、それはコントローラー側が速いために、プレーヤー側にも、よりゲームに合わせた正確な操作が要求されている…と、いうことではないでしょうか。要は入力に対する時間単位がゆるいコントローラーなら同時押しとして判定されやすいけど、その時間単位が細かくシビアなコントローラーだとプレーヤーの操作で同時押しのつもりでも少しでもずれているとずれた状態でホストに送信されるので、同時押ししたつもりが実際にはずれていてそのまま正直に送信されて、ということなのではないでしょうか。

また、ここではっきりさせておきたいのは、ゲーム中に遅延が顕在化する状態としては、よく勘違いされますが何回かに1回、1フレーム程度の遅れが発生する…ということのために、何回かに1回しか遅延しないんじゃん、と認識されている方がいることです。それは実験方法として格ゲーで相打ちという方法をとっているからであって、認識としては表層の結果を捉えているだけで誤りだといわざるを得ません。実際には遅い側のコントローラーは速いコントローラーよりも常に処理が遅いので、そのため、実験で出ている結果よりも操作で体感として得られるレスポンスにははるかに差があります。ただ、それを体感できるかどうかは個人差がありますが…。また、格ゲーというジャンルの特性上、遅延には気がつきづらいというのもあるかと思われます。それについては、常に自機を移動させて切り返しなどの移動方向の変化が頻繁にあるようなアクションやシューティングといったジャンルで触り比べてもらうのが一番分かりやすいんじゃないかと思います。
以前から何度も例に出していますが、RebRankさんのRedRiveをプレイしていただくのがわかりやすいかなぁ、と。
自機を動かしまくってボタンのタイミングで敵を潰していくアクションゲームなので、コントローラーのレスポンスの差は格ゲーよりも比較的わかりやすいと思います。フリーのゲームなのでやってみてもらえるとよいかと(お気に召しましたらRefRainとかもどうぞお買い上げをー)。これで比べるとわかりやすいんですが、レスポンスのいいコントローラーだと操作していての気持ちよさが全然違います。遅いコントローラーだと常に操作感が重いと感じるのではないでしょうか。
比較にわかりやすいからということでRedRiveをあげさせていただいていますが、純粋にゲームとしてかなり面白いので、比較抜きで楽しんでもらえたらそれはそれで幸いです。

それはさておき。

本来ならばレバーやボタンのスイッチが入ったタイミングとコントローラーからホストへ送られる信号の時間差を計測できれば一番いいんでしょうが(おそらくその結果には若干の誤差はあれ常に一定しているはずなので)、そういった装置を組める知識も技術もないので、とりあえずコントローラーごとに同時押しで相打ちをさせてみてどれが速いか比べてみよう…ということをやってきたのが、これまでの実験結果です。

視覚的にもそれなりにわかりやすいし、まあいっか、と。おかげさまで遅延が何回かに一回程度しか発生しないものだとかいうような誤解を生む原因にもなってしまいましたが(涙)。だからしつこいようですが、遅いコントローラーは常に遅いんですよ、っていう。そこを理解してないならこの問題については触れるべきではないかと。


以上、ここまでで、これまで出た結果に基づいていろいろ考えられることをまとめてみました。
要はハードメーカーさんはめっちゃ処理の速いコントローラーを作ってくれれば本体との同期を取ってない以上はレスポンスのいいコントローラーができあがるんじゃあないの?とか。でもってここでアホなネタとしては、たとえばレスポンスの悪かったTEとか、クロックアップしたらどうなのよ?っていう。搭載チップがわからないからどのくらいまでできるのかとかさっぱりわかりませんけど。クリスタルオシレータの載せ換えで何とかなってしまったりしたら、それはそれで面白そうだなぁ…とか。面倒くさいし何が起こるかわからないんでわたしはやりません。もうTEは全部手放しちゃったし。

ご意見・ご感想等あればコメントからよろしくお願いいたします。


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2012年7月30日 (月)

ワンダーフェスティバル2012Summer行ってきました

WF2012S行きました。
WF2012Wの感想でいろいろ欲しいなーとか書いておきながら、すっかり準備不足でかつかつの状態での参加でした(涙)。ぶっちゃけガイドブック発売まですっかり忘れてたとか、VLXダイヤとかファイティングエッジの発売が重なってて金ありませんとか、そんな感じ。とはいえ、結論からだと今回はわりと楽しめたというか…。

実は今回のワンフェス、いつもなら待機列についての愚痴からはじまってますが(苦笑)、この夏は実に快適に過ごせました。冬の時のようにあいかわらず運営スタッフが「ヨンレツでー」と呪文のように繰り返していて、具体的な整理はなんら行わないままに会場への列が流れてはいたのですが、今回はむやみに押してくる人とかもいなくて、かなりゆっくりめに待機列が進行していきました。これまでのワンフェスだと、上り下りの階段とかがあってもお構いなしに詰めて押されて超危険!て状態が結構あったんですが、今回は前後の人との空間も適度にある状態ですごくゆるやかに進んだのが印象的。運営スタッフが具体的にどう整理してたのかがコミケと違ってまったく見えない、意味不明な感じで整理されてたので次回も大丈夫なのかが心配ですが、この夏の待機列に限っていうなら、実に快適に固定するまで進むことができました。ある程度はやっぱり走ったりしてる人もいましたが、いつものようにわれさきにという割り込とかが横行する状況じゃなかったのは、こんなに気持ち良くWFの開場を迎えられたのは初めてじゃないかなーということで、そこでちょっと感動してしまったり。
次回もこんな感じで待機列が流れるといいですね。

毎度のことですが今回見てきた写真等を。

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T-REX TOYSさんの、ゴーグの可動モデルです。ゴーグ自体は何箇所か出ていて、根強い人気だなって思いました。像としてもカッコいいですしね。

P1001453
作中同様に頭頂にいる悠と、両肩にいるドリスとアルゴスが印象的だったので。

P1001455
こちらはマノンタイプ。手のひらの上にマノンさんがいますね。

P1001461
ガーディアンの可動モデルと同スケールの各フィギュアです。小さいんですが情景が浮かんでくる印象的なポーズです。

P1001467
うろこもんさんの竜の落し娘です。ポーズと全体の雰囲気が印象的だったので撮らせていただきました。

P1001469
こちらのイラストが付いてきたようです。

P1001470
P1001471

P1001481
怪宴隊さんの『もものはなうり』、一体500円でみんな欲しかったですが一つ完売していたので今回はウリだけ買いました。

P1001485
購入時にこちらの絵のポストカードをいただけました。

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カラーねん堂さんのSDイデオンやソロシップ、重機動メカ。
イデオンは今回かなり少なかったというより他でほとんど見なかったんですが、その中でもこれはすごくよかったです。

P1001491

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はちみつ工房さんのニャル子さん。再販ということで、原作のころから手掛けられていたというのがなかなかよかったり…原作序盤に出てきたチェック柄の衣装とかすごくいい感じです。

P1001504
GrabTFさんの基板少女。面白かったので写真を撮らせていただきました。

P1001505
イラスト面の反対側はちゃんと部品を実装できるようになっていてすごいです。

P1001506
こんな感じで立体出力されるようです。

P1001507
ピンボケで残念ですがこんな風に見本がありました。

P1001515
重兼堂さんのデルっぽいパソコンや名ゲーム機…名ゲーム機はコントローラーもついてる楽しい作品。これにメガドライブやマークIII、PCエンジンや初代の赤白のファミコンなんかもあれば欲しいですねぇ。

P1001517
二月の丘とターボ基地さんのペーパークラフト、今回も面白かったので筺体は買ってきました。

P1001522
筺体以外にもこんなおもしろ箱が…(w

P1001523

P1001532
Autarkieさんのミク。
ミクは今回もいろんなディーラーさんからいっぱいあったんですが、その中でもこれがよかったですね。もちろん他のミクもよかったです。

P1001536
未来戦車創造堂さんのV.G.アインヴァルト…アインヴァルト単体って珍しいなぁと思いまして。結構な大きさですごい迫力ありました。

P1001541
すみながしさんの『秋葉原ラジオ会館と人工衛星』…シュタゲからですね。ラジオ会館、懐かしいです…老朽化で建て替えになって、もう今はないですからねぇ…。

P1001555
ぴよぴよ堂さんのオリジナルキャラ・つぐみ先輩…カメラがいまいちでピンボケなのが残念(涙)。

P1001571
雨晴+KOEDA-DB+ice9さんから、雨の日晴の日さんのスイムウェア・ミク。ポーズと表情がすごいよかったので。

P1001575

P1001589
めぬさんの明用の夏。
設定も楽しいです。

P1001598

P1001587
各所の作りこみが本当に細かくて感動してしまいます。


ここからは企業を見てきた写真です。

P1001613
アルターのメイヴ・雪風。
これは欲しいですねぇ…高いんですけどね、作りがいいので納得の値段でもあるし。

P1001609

P1001627
実物搭乗型ロボットのクラタスですね、実際に動作させる実演もあり、なかなか盛り上がってました。

P1001649
ヤマト2199ブースも盛り上がってましたねー。
これはブース中央あたりに設置されたかなり大きなヤマトです。迫力満点でした。

P1001658
まあ、撮りたくなるアングルはみんな同じですよねぇ(w

P1001651
実際、こんな感じでかなり大きいです。

P1001681
あとこれは1/500の作例だったんですが、すごいよかったので撮ってきました。


まとめとしては、一般ディーラーさんの出展では今回は元ネタの作品について、これだ!というムーブメントは感じなかったんですが(初音ミクが多めなのはそこそこ前からなのでさておくとして)、コミケの反省会でも話題になっていた流行り廃りの速さというサイクルが少なからず影響しているのかなー?とは思いました。趣味の多様化自体も影響はしてるんでしょうけど、それよりも、今のアニメって1クールで終わっちゃうのがほとんどだし、それについて二次創作したくなるモチベーションとか、なかなかつらいかなって気もするんですよね。創作物が立体であればなお難しいんではないかと。その分、オリジナルとか結構見られて楽しかったですけど。
わたしの個人的なお買物としては、その他では山口美羽ちゃんとこで絵葉書買ったかなぁ、と。絵柄がお手軽に揃うのがそれだったので…等身大POPとか面白かったけど2万円は高いですわー(苦笑)。本当は定規全種とか欲しかったけど、今回余裕がなかったので…次回行ってあったら欲しいです。

全体的な印象としては、いろいろ落ち着いてきたのかなぁ…という気がしなくもなく。ただ、以前のように一般参加のマナーがひどいとかそういう印象は極端に減ったので、それを考えると過ごしやすいイベントに変わりつつあるのかなということで、そこは良かったですね。

ぉ、そういえば友人が遠藤さんとこ並んでたよって教えてくれましたが、買える余裕がなかったり特に用事があるわけでもないので行かなかったなぁ…ちょっと見にいくくらい行けばよかったかも、今でも行列出来るほど人気があるというのもすごいものだなぁ、と。

次回としてはぴよぴよ堂さんが出るならつぐみ先輩が気になるのでキット欲しいなぁ、とか、その辺かも。
入場しばらくしてSummer Sunset ~あの夏の日の君~ 弥生がノーマル・白スク各5000円で売られてたのがショックでねぇ…これ、発売のかなり前に予約して、2割引きくらいで両方買ったんですが、会場限定なのはわかるんだけど定価の1/3以下って…いやもうこれがマジでショックで(涙)。この手の完成品とか、予約で買わずに会場売りを待った方がいいのかなぁ、なんて思ってしまったりして。ていうか、それ買えるだけの余裕を持って行ってなかったのが残念、余裕があれば予備としてもう1個ずつ欲しかった(そこかよ)。


というわけで、次回も楽しみです。


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2012年7月20日 (金)

Xbox 360 コントローラー用デバイス ドライバのinfに新規360用コントローラーを追加する方法

前からやろうやろうと思っていたネタなんですが、なかなか機会と時間がなかったので後回しになってたネタです。
PCでXbox360用の各種コントローラーを使おうとしたときに、『Not digitally signed』のmorii様が作成されたドライバーを使うと各設定などが詳細かつフレキシブルにできて便利というのはよく知られているというか、今更の話ではあるんですが、そのサイト自体が2011年11月30日にて閉鎖およびドライバーそのものはそれより前から更新が終了してしまっていて、その前後や以後に出たXbox360用のコントローラーをこのドライバーで使用するためには…というか、使用したい場合は、infに新規デバイスの情報を書き加えてあげなければいけなくなりました。それ以前から自力で追加されていらっしゃる方もいたとは思いますし、ひとまずドライバーそのものはまだLavendyさんがミラーサイトを用意されているので手に入れて使うことはできるのですが、デバイスの追加についてはわりと手間がかかるのが正直なところ。
また、本来対応していたはずの製品でも、製造時期によってVIDとPIDが異なり、同じ製品名なのに複数のVIDとPIDをもつ製品があったりもするので、そういったものでこのドライバーを使いたい場合に追加が必要になります。
手間はかかりますが、コツさえつかめれば簡単に追加することができる…ということで、ひとまずこれを参考にどうでしょうか?的なものをまとめてみようと思います。

用意するものは…
・非公式ドライバーのinf
・空のテキストファイルを二つほど
・追加したいコントローラーのVIDとPID

こんなところです。
追加したい新規コントローラーのVIDとPIDは、デバイスマネージャーで該当のコントローラーのプロパティを開き、詳細タブのプロパティでハードウェアIDを選べば確認できます。
まず、そのVIDとPIDを空のテキストファイルにコピペしておきます。
Clip_8
こんな感じで保存しておくとよいでしょう。
それでは書き換えポイントを元のファイルの画像などを交えながら解説します。
一応、この記事で使っているのはWindows 7 64bit版のファイルですが、それ以外のOSでも応用が効くのでやってみるとよいでしょう。
例として、もともとの状態では動作しない、ソウルキャリバーV対応スティック(RAPNX)を追加する手順を追ってみましょう。
まず、ソウルキャリバーV対応スティックのVIDとPIDを調べます。
USB\VID_24C6&PID_5506、これがソウルキャリバーV対応スティックのVIDとPIDでした。
これを空のテキストファイルにコピペして保存し、開いておきます。
まずは第一の追加ポイント。
Clip_2
ここの[Hori.NTamd64]の一番下に、RAPNXの行を作って追加します。
具体的には、もうひとつ用意している空のファイルにテキトウな行を一つコピペしてきます。
Clip_3
こんな感じです。
そうしたら、まずはVIDを置換します。
Clip_4
置換はメモ帳のメニューバーから編集をクリックして置換を開けばできます、基本的には”すべて置換”をクリックして全部置き換えるようにしてください。これをVIDだけではなくPIDにも行います。
Clip_5
こうなります。
これをもとのinfのファイルの、引用した行の下あたりにでも追加で貼り付けます。
Clip_6
こうなります。
次のポイントはここです。
Clip_7
選択して反転させているところをまたコピペします、先ほど編集用に使ったファイルにこの部分を貼り付けます。
Clip_10
こんな感じでしょうか。
Clip_9
置換はこんな感じでやるとよいです。もちろん、すべて置換、です。
Clip_12
結果はこうなります。
元のファイルに貼り付けると…
Clip_13
こんな感じです。
次のポイントは…
Clip_14
ここなんですが、ここは選択している場所以外にも書き換えるポイントがあるので注意。
まず、ここは追加後の画像を貼るので、上の追加前のものと見比べてください。
Clip_15
反転させている部分が追加したRAPNXのための行になるんですが、それ以外の書き換えポイントは…
この塊の先頭の行、Supported Device Countの最後の数字が変わっていることに注目してください。
これはサポートしているデバイスの総合計の数を入れるんですが、追加前のファイルは25であるのに対して追加後は一つ増えているため26になるわけです。
それから、Supported Device Attributeの数字、これは追加したところからも連番になるように書き換えていってください。今回はホリはホリで見た目的にまとめておいた方がよさげな感じがしたので真ん中に追加したため、それ以後の数字を書き換えてますが、それが面倒という場合は一番下に追加してもいいかもしれません。そのかわり、そのときのSupported Device Attributeの数字は一番大きくなることに注意です。
次の追加ポイントは…
Clip_16
ここも同様に選択しているところをコピーして空のファイルに貼り付けて置換編集して、編集後のデータをまたコピーして元のファイルに追加します。
Clip_17
追加した部分をわかりやすく反転させてますが、こんな感じになります。
次のポイントは…
Clip_18
このブロックです。
選択したところを空のメモ帳に貼り付けて置換してからコピーして、元のinfに追加します。
参考までに作業中のデスクトップ全体をキャプチャしてみました。
Clip_19
こんな感じで、テキストファイルは常にみっつ開いているような感じです。一つは書き換えを加えているinfファイル、もうひとつがVIDとPIDをメモしたテキスト、さらにもうひとつが編集用のフィールドとして使うテキストです。
Clip_20
追加後の画像です。
この次のポイントは…
Clip_21
ここです。短いのでさくっと編集しましょう。
Clip_22
追加後です。変更は一か所だけですね。VIDとPIDの組み合わせでの置換です。
次は…
Clip_23
このブロック、見ての通りなんですが、PIDとデバイス名とのひも付けですね。
RAPNXなんですがこんな感じで編集してみました。
デバイス名は正直なんでもいいんですが、今回はRAPNXのため『HORI REAL ARCADE PRO. NX SOUL CALIBUR V』としてみました。
Clip_24
見ての通りです。これはドライバーインストール時に、対応するデバイス名として表示されるものです。
次で追加ポイントは最後です。
Clip_25
この部分です。
Clip_26
追加後はこんな感じです。
ここまでできたら、このテキストを念のため別名保存しておいて、この書き換えて追加したinfファイルを使ってドライバーをインストールしてみるといいでしょう。

以上、ざっと説明してきました。
書き換えというか追加するポイントは大きくまとめると8つです。その各箇所にPIDとVIDが新規のコントローラーの情報を加えてあげればよいわけです。
OSは今回はWindows 7の64bit版での説明ですが、他のOSのinfファイルでも同じことをやってあげればよいわけです。若干の違いの部分などはあったりもするので、そのあたりは応用してみてください。
書き換えが成功していれば、正常にインストールできて、UACを普通のレベルに戻してもきちんと非公式ドライバーのコントロールパネルを使用することができるようになっている、はずです。失敗してるとやたらボタン数が多い状態の設定のできないコントロールパネルが表示されたり、Microsoftの公式ドライバーのコンパネの表示のままだったりするので、そういった状態の場合はinfを見直して編集ミスがないか確認したうえで修正を加え、アンインストールしてから再度手順を踏みなおしてインストールしてみてください。


わりと大雑把な解説かもしれず、わかりづらかったらすみませんという感じですが、infの書き換えポイントについて説明しているところがあまり見当たらなかったのと、書き換え方法を書いてある場所は某所にあるにはあったんですがうちより大雑把すぎて元の情報を消してしまってたりいろいろ違くね?って感じだったので、今回まとめてみました。うちで書いてる方法だと、新規の情報は元の情報を消さずに追加するだけなので、もともと書かれている情報のコントローラーもそのままのinfで使うことができます(ただし別種のコントローラーをつなぐたびに一応は手順どおりにインストールする必要があります、不精して接続するだけだと正しく入りません)。
ある程度Windowsとかの基本をわかってそうな人前提な説明ですみませんが、infを書き換えてみよう!というのであれば、このくらいの説明でご理解いただければ幸いです。
また、今回はホリで進めさせていただきましたが、これ、別のメーカーのコントローラーでもやることは正直一緒です。基本は全く変わらないのでそのあたりは応用を効かせて考えながらやってみてください。
参考までにとりあえず昨日までの時点でいろいろ追加してみたinfを掲載しておきます。元々のinfファイルと見比べてみて、いろいろ参考にしていただければよろしいかなーと。
ご意見・ご感想などあればお寄せいただければいろいろ助かるかもしれませんし助からないかもしれませんが、よろしくお願いします。ご質問はあまりにしょうもないのでなければ、対応可能なら対応します。
こんな記事でも参考にしていただけるようなら幸いです。


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2012年3月10日 (土)

秒間20発の連射を自身の腕に装着できる”オレコマンダー・ブラック”を使ってみた

さあ ふるえるがいい<挨拶

オレコマンダー・ブラックを買ってみました。
PSPのナムコミュージアム2に収録されている【どらすぴ】のソフト連射がクソ遅くて、後年リリースされたDL版でも何ら改善されてなかったので、これは実際に連射するしかないんじゃないか?ってことで買ってみました。
ちなみにオレコマンダーで検索すると、いろいろ出てきます。
製品自体が結構昔のものなのでいまさらのネタではあるんですが、実際に使ってみたってことでわたしも感想を書いてみようかなーと。
パッケージの写真がこれ。
P1001146
こんな感じです。なかなかよさげ。
P1001147
人体に装着するものなので、注意書きは真面目です。
ちゃんと守らないとたぶんろくなことにならないです(迫真)。
P1001148
パッケージ裏。
説明書にもなってます。実際にはちゃんと説明書も中に入ってます。連射は指を曲げたときに発動したり、発動しっぱなしにしたりと、設定もできます。連射速度は段階がありますが大抵は最速の秒間20発で使うことになるでしょう。
P1001149
実際に腕に付けるとこんな感じ。
P1001150
PSPで使うので今回は親指に取り付けてみましたが、実際には親指以外にも人差し指とか、ある程度任意の指に取り付けられます。取り付けは付属のバンドでオレコマンダーの連射装置部分が指に密着して、関節が曲がるくらいにして取り付けます。密着してないと連射がうまく働きません。
で、使ってみた。





…。
実際、連射はかなり速いです。
動作しているところを目の当たりにするとたぶん笑えます。わたしもしばらくは爆笑したし。
これはネタアイテムだw
説明書きにある『3分使用したら15分休憩を…』というのは、冗談抜きで。実際、購入当日に面白がってしばらく使っていて、一応ヤバそうなんで休憩はちゃんととってたんだけど、それでも翌日一日は右腕に妙な違和感が残りましたね。おっかないw…って、わりと冗談になってないじゃん(苦笑)。耐性は個人差あると思うんですが、不随意的に強制で指を高速で振動させるので、説明書きにある末梢循環障害や末梢神経障害の恐れというのは気をつけておかないとマジで危険な気がしました。
某所のレポートだと、付属の動作確認用マンガン電池よりもアルカリ電池の方が力強いとか、オキシライドを使うともっと速くなるとか面白そうなことが書かれてましたが、そこまで試す気力はありませんでした。
つまりです、【どらすぴ】で本気で使おうとしたら、順調にクリアできていけたとしてエリアひとつで休憩を1~2回程度は挟まないとダメなので、ALLするには短くてもだいたい6時間程度かかる換算になります…って、ぉぃw
そんなわけでPSP【どらすぴ】で高速連射してちゃんと遊ぼう計画は頓挫しました(涙)。

とはいえ、高速連射を腕に装着できることは事実なので、耐性のある方とかはいいんじゃないかなぁ、と。ネタアイテムとしても何かと使えそうな気がしなくもないので。HORISTORE限定でしか購入できませんが、これで2000円なら安いんじゃないかと思います。興味のわかれた方はおひとつどうぞ、いろいろ捗るかも。

予告
P1001159
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P1001161
P1001162
そのうち比較とかやります。
スケルトンなのはカッコいいですね。
これで操作性やレスポンスが悪くなくて、STARTボタンやBACKボタンがちゃんと天板に配置されていれば良いんですけどねぇ…。


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2012年2月13日 (月)

ワンダーフェスティバル2012冬へ行ってきた件

今年も行ってきました。

始発組で並んだんですが、なんつーか例年通り待機列整理はめちゃくちゃでした。
確かWF運営って一度コミケ準備会と会議だったか勉強会みたいなことやったんでしたよねぇ、あのビッグサイトエスカレーター事故のあとくらいだったかで。話し合いだったか…何を話し合ったんだか、何も活かされてないなーって気がしました。
相変わらず待機列は走るわ後ろから押されるわで足元もろくに見えない状態で段差とか危ないったらありゃしない。整理してるWFスタッフもひどくて、数が絶対的に少なそうなのも問題のように思うんですが、整理の仕方も頭悪いなーと思いました。
今回ネタ的に面白かったのはやっぱり『ヨンレツ』これでしょうかね。WFスタッフが待機列整理でことあるごとに叫んでいた『ヨンレツ』『ヨンレツで進んでくださいー』…まあ、わたしが意地悪く見てるなって自覚はありますが(苦笑)、要は横四人になり四列として進んでくれと言いたいんでしょうが、そのわりにはそういう整理を全然ちゃんとしないんですね。どういう風に四列に並べとかまったく言わないんですよ。ただひたすらアホみたいに『ヨンレツ』『ヨンレツ』という言葉を繰り返すばかりで具体的な整理や指示は何ら行わないという…WFのお客様(コミケと違うし一般参加者とは敢えて言いません)は強制にでも指示されないと走るわ押すわでダメなんで、そこらへんはスタッフが手取り足とりくらいのレベルで指示出して慎重に列制御しなきゃダメだと思うんですがねぇ…。ちなみに実際の列は当然四列なんかになるわけもなく、膨らみまくったり急に狭まったりで縦横ぐちゃぐちゃで無秩序な状態で進行してたことは明記せねばなるまい…本当にひどいもんです。
移動スピードもWFスタッフが『ユックリー』を連呼してましたが、どう考えてもいきなり速くなったりとかで、そうするとまたできた隙間に割り込んできたり、ちょっとでも前に空間ができると後ろから押してきたりする人がいて、ひどいものでした。きっとこれはわたしが知ってる『ゆっくり』とは違う、またなんかの呪文かなんかだろうなぁと思って聞いていました。
厭きるほど書いてますが大事なことなんでまた書きますけど、コミケなんかだと、たとえば横に四人で列を作らせたら、列の幅とか行列そのものをそれを崩さないように進行スピードや列がずれないようにといった状態での誘導がかなり整然と行われるわけで参加者も崩れないように動くので、そういう風に誘導すればいいのにとは思うんですが、WFスタッフってそういうことはやらず、ただ壊れたターンテーブルみたいにひたすら『ヨンレツ』という音を発するだけだったので、一緒に行っていた友人と「きっとあれはなんかの呪文なんだろうなぁ」的な話をしてました。
毎回安定して列整理はひどいな、と。ガンダムAGEじゃないけど今回も安定したダメさ加減である意味安心した、と(苦笑)。ていうか、あれマジで危ないですよ…移動ルートに下り階段がなかったからまだよかったけど、もしあったら絶対将棋倒しとか起こってたと思います。そのくらいひどい押されよう。あと、隙間があろうが無かろうが押して割り込んで我先に進もうとする人の多いこと。ここらへん参加者のモラルの問題なんだろうけど、あ、ワンフェスは冒頭でも書いたけど参加者じゃなくて『お客様』なんでみんな自分勝手なのかなぁ…なんて思ったり。すごく残念ですけどね。
それともう一つひどかったのが、その朝の待機列でWFスタッフの一人が移動中の待機列のお客様に向かって、こともあろうに「頭使ってー!」などと偉そうに叫んでいたこと。いやいやいやいやいや、おまえが頭使って列整理しろよ!って話で。バカじゃないの?って思いましたね。結局、コミケの準備会や一般参加者と違って、場を維持するためにみんなが共通目的で動いてるんじゃなくて、私利私欲含め金で動いてるからそこまでの情熱はない、自分がよければそれでいい的な考え方が支配的なのがこのイベントなのだなぁ…とか思ったり。そういう意味では、ワンフェスって朝の待機列にいるといつも始まる前から残念な気持ちになるんですよねぇ…(かといって昼から来るわけにもいかないし)。ここを気持ちよく過ごせれば楽しいイベントになるのにと思うと、本当に残念。なんでいつもいつもこうなんだろう…ワンフェスの待機列がコミケ並にとはいわないまでも、もうちょっとまともに整然と動くようになる会期はくるのでしょうか?とか考えてしまったり。

通例どおりの待機列の愚痴はともかくとして(っていうか、そういう残念なことを書かなくていいようなイベントになってほしいですよ、本当に)、今回も企業後回しで一般ディーラーから回りました。これがのちほど大後悔しそうになるとは…というのはさておいて。

今回もちょこちょこ気になったところの写真を撮ってきたので…失敗したなーと思ったのは、今回ばたばたしててカメラ見つからなくて携帯で撮ってたんですが、せめてコンデジでもいいからまともなカメラを用意すればよかったなぁ、と。あとで見返すとどうやってもピンボケとかあるんで、携帯としては悪くないカメラだとは思ってたけど、やっぱりこういうときはつらいなーなんて思いました。夏はちゃんと用意しておきたいなぁ…。

P1001010
実動してました、面白かったです。
P1001008
ペンションシュピールさんの作品です。シュタゲのアレですが、2万円で夏も出すとかなので、楽しみにしてます。他にもダイバージェンスメーターを作られている一般ディーラーさんはあったんですが、そっちは4万円って書かれてたかなぁ…いずれにしてもこういう電子工作オブジェというかガジェットは、見ていても楽しいし動かしても楽しいのでいいですね。

P1001012
メタルホークです…おぉ、カッコいい…。
WiiのVCAかなにかでちゃんと移植版出してほしいですねぇ…。
P1001016
立体でもイラストの再現度がなかなか高くて良いなぁと思ったので撮らせていただいてきました。
メタルホークとともにCHOCOLATE UNITさんの作品です。

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ミク。運動会。

P1001033
ミク。旧スク水。

P1001028
もっかん。旧スク水。
三点ともMINEさんの作品です。見本がすごくよかったのと、会場を一通り回った中でこの智花が一番気に入ったなーと思ったので撮らせていただいてきました。

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P1001040
懐かしのアップライト筺体やルーレット筺体などなど…ペーパークラフトなんですよ。面白い。ゲームの画面やインストカード、コンパネも凝っていてよくできてるなぁと思いました。レバーもちゃんとついてます。これは一つ買いました。
二月の丘と信越永楽団さんの作品です。

P1001043
蒼穹紅蓮隊の往還機の三機セットです。ディティールがすごく細かくよくできていて欲しかったんですが、予算不足で…(涙)。写真だけ撮らせていただきました。
13Bスペクターズさんの作品です。

P1001058

P1001061

P1001063
らせんのしっぽさんのうさぎさんです。行くたびに毎回少量ずつ買ってるんですが、家に帰って気がついたら仲間が増えたよ的にぼちぼち何匹かいて楽しい状態になってましたw

写真を撮ってきたのはこんなところですが、撮らなかった中ではNCSが面白かったです、これを抱えてるかがみんの図がまた…w

企業スペースはあとで回ったんですが、セガブースの埼玉限定くじのかがみんのB賞フィギュアができがいいので欲しいなぁとは思いました。ベン・トーのプライズフィギュアはまだ未完成のようでしたが、彩色写真とか見るといまいち…なんで、完成品はもっと良くなるといいなぁ。

PLUMさんのレイノスレイノス・クリア成型版が…実物を見るまでは買わなくてもいいかなぁと思ってましたが、実物を見たらやっぱり欲しくなってしまい、ぎりぎり間に合って買うことができました。危ないところでした、もう少しでなくなる…というタイミングだったようで、これなくなってたら企業を後回しにしたの失敗したなぁなんて後悔するところでした。事前の下調べをやってなかったゆえのミスですが、企業よりも一般を先に見たいというのはやっぱりあるんで、次回は回り方を考えないとなーとか思いました。
それから今回は中古トイ関係で結構熱くて、電撃のにいてんごの智花は手に入れ損ねてたのですが500円で単品で見つかったので買ったり、あと、メタリックコーティング版のエクストラフィニッシュなHGUCのガンダムMkIIはMkII好きないっしょに行った友人のために確保したり。800円だったので、箱傷みありだけど安いのですごいありがたかったですね。この劇場公開記念のエクストラフィニッシュMkIIは他の機会だと結構いい値段してることが多いので。あと、過去のくじのレースクイーンかがみんとか、前から欲しかったのが見つかったので買ってきました。ノーマルの白とピンクのカラーですが、レアの黒とシルバーのもいいんですよねぇ…あれはどうやっても手に入らないでしょうけど(涙)。

今回の印象としては、夏や今までと比べると、なんだか妙に混雑してたなーという感じでした。
それから、やっぱりこちらもコミケ同様に大きなムーブメントになるような作品がないので、たとえば過去ならエヴァだったりとかそういう大きな流れはあったんですが、そういうようなのはなかったですね。わりと満遍なく傾向が散ってるなぁって。
いつも見かけるところはほぼいつも通りか再販で、というような様子だったかと。必ず新作出さなきゃというものでもないので、安定した常連ディーラーさんが安定して同じものをしっかり出し続けてくれてるというのは良いことなんじゃないかなぁとは思います。そういった流れの場合、流行り廃りでイナゴが通ったあとみたいに流れが荒れるわけでもないですから。

なんやかやで今回も(入場さえ無事にすめば)楽しめました。
夏は待機列整理がまともに整理・制御されるといいですねぇ…それには『お客様』側の意識の変革も必要な気がするので、難しいのかなぁとは思いますが。押したり割って入ったりしてくるのさえやめて、普通に並んで動いてくれればそれだけで問題ない話なんですけど、なんでWFの『お客様』はそれができないのか理解に苦しみます(怒)、が、それはそういうのをろくろく整理せずほぼ黙認的に是としてきたWFスタッフ側の問題でもあるので、『言って聞かない子は強制的に躾ける』くらいの構えで待機列や会場内整理のやり方を根本的に見直しして、次回はがっちりやってくれるとうれしいんですけどね。


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2011年12月 7日 (水)

RAPVX+HYS-X3085(Controller Converter Adapter Cable for PS2 to Xbox360)のキーアサインをメモしておく

Controller Converter Adapter Cable for PS2 to Xbox360、型名をHYS-X3085というXbox360のコントローラーを低遅延でPS3で使える変換機の話。
RAPVX+HYS-X3085とRAPV3をPS3で比較実験した動画はうちの編集用PCが修理から戻ってくるまでおあずけな感じで申し訳ないのですが、一応参考までにRAPVX+HYS-X3085の場合でのキーアサインだけメモ。

○ □ △ L1
↑ ↑ ↑ ↑
B  X  Y  LB

A LT RT RB
↓ ↓ ↓ ↓
× L2 R2 R1

しいたけ→PS3(HOME)
BACK→SELECT
START→START

矢印の元が360コントローラーのボタンで、矢印の先が対応しているPS3のボタンです。
つまりRAPVX+HYS-X3085でBを押すとPS3では○として反応する、というわけです。
見づらい&わかりづらいのは申し訳ないですが、なんとかご理解いただければ幸い。
メモ紙で残してたんだけど、なくしちゃうと意味ないなーってのと、HYS-X3085って説明書もキーの対応表も何もないので、これで何らかの参考にしていただければ幸いということで。
ぶっちゃけこのアサインは秀逸だと思いました。XMBでの操作とか、RAPV3よりも直感的で使いやすいです。あくまでも個人の感想ですが。

詳しい記事は編集用PCが直って戻ってきたら、ということで、それまではすみませんがこんなんでお茶を濁してみる、ということで…。


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2011年7月18日 (月)

GRADIUS ULTIMATE COLLECTIONの感想(個人の感想です)

GRADIUS ULTIMATE COLLECTION、つまりグラディウスの集大成っぽいものを狙ったCD-BOXなのですが、なかなかまとまった時間を作れなくてがっちり聞きこめなかったんですが、少しずつでもちゃんと聞こうと環境もできるだけ整えて聞いてみました。
もちろんこれはアーケード初代のトラックを楽しみにしていて買ったので、その他移植版とかも豊富に入っていたら面白いだろうしなーという半面、ULTIMATEと言いつつ過去のグラディウスのリリースされた本数から考えるとコンプリートなんてまず無理なんじゃ?ということで、どのくらいのレベルで集められているのかという興味もありました。
先日から書いているところでは、とにかく1枚目のアーケード版初代の音質がひどい、と。録音が不安定で音質もひどい、これが気のせいなら収録されたスタッフの方にも申し訳ないことを書いていることにもなるし、わたしも別に嘘でネガキャンしたいわけじゃないので、改めてしっかり聞き直そう、ということで、聞き直してみました。
商品構成としては正直ダメダメだと思うところやULTIMATEとして不足すぎるだろっていうのは追々書いていくとして、まずは音質面から。
こちらの環境はいまさらなんですがCDプレーヤー(D-NE920)から光ケーブル(PURE AV PAV50000ja08)で出して(ビクターの丸角変換(AP-XN100)付けてます)、それを同軸に変換(AT-HDSL1)して、同軸ケーブル(オヤイデ DR-510)ノンオーバーサンプリングのDACで受けてからRCAケーブル(ORTOFON SILVER Reference RCA)ヘッドホンアンプ(HD-1L)へ入れて、ヘッドホン(AH-D7000)へ。DACはACアダプターではなく電源を別に用意し(EL SOUND 12v汎用電源)、DAC用電源とヘッドホンアンプの電源ケーブルも付属品ではないもの(Zonotone 6N2P-3.5 Blue Power)に交換してあります。
※機材名について気になる方はリンクをクリックしてみてください。
一応、上記環境で聞いた感想で始めます。
ここまで上げれば普通にはいい音に聞こえるわけですが、粗があればそれも描き出すので…というわけで。はじめにパッと聞きでおかしいなーと思ったときはCDプレーヤーにイヤホン(MDR-EX800ST)直挿しだったんですけどね。

ディスク1のアーケード版初代のトラックから聞いていきます。
序盤のボイスカウント、中途半端に入っていてカウントそのものがまるで入ってないのは残念。ここは別トラックで50から0までカウントさせて収録すべきだったんじゃないかと。もちろんボーナストラックかなにかで。
曲そのもののトラックは…基本的にはエフェクト無し、素での録音だと思われ…ますが、妙な違和感が。
元々モノラルだからというのはさておいて、どうにも音に張りがないです。詰まり気味のこもりがちな音質で、鮮度がありません。全体的にもやもやというか、もわっとした鮮明ではない音質です。レンジも狭い、閉塞した感じの息苦しい音になってしまっています。しかも楽曲中で音質が不安定に揺れてます。これは基板の問題というよりは収録環境がしょぼいのではと疑わざるを得ません、安物の接続ケーブル使ってるとか。基板直なら出るべき音がしょぼく詰まってしまっています。わかりやすいのがトラック4の2面のBGM、もちろんそこに限らず1トラックからずっとそういう音質なんですが、特に揺らぎがわかりやすいのがその2面とか。
で、初代を聞いていて、ヘッドホンがAH-D7000ではわりとよく聞こえてしまうかなーと(多少の悪録音でも綺麗に鳴ったりするし)、そんなわけでヘッドホンを交換してMDR-CD900STで聞き直すことに。なるほど粗はこちらの方が取りやすいですから。もちろんものがよければちゃんとよく聞こえるので、別に粗探しのためだけにってわけではないです。
…で、改めてトラック1から聞き直しましたが、やっぱりダメなものはダメです。聞ければいいやってレベルならこのCDではなくても、先日書いたアポロンの録音盤か、アーケードサウンドトラックでいいわけで、ノーエフェクトだから許されるのかというと、エフェクト入ってなくても録音の質にはこだわらなきゃダメだろというわけで、素人でも多少なりとも環境に金かければここまでひどい録音にはならないと思われます。音質の不安定さはおそらく配線とか録音機材・使用メディアなどがよほどしょぼいと思われ。でなければ、ここまでひどい音質にはならないはずです。
で。
肝心な音質がろくでもないくせに、トラックに効果音を中途半端に入れてみたりとか、そのセンスのなさがもう涙出そう。いろいろ中途半端すぎてもうね。そのくせ沙羅曼蛇が全面的にハブられてるから、収録順的にグラディウスからいきなりグラIIへ行って微妙な感じに。これは作ってる人の自己満足BOXですか?みたいな。
ただ聞ければいいやという人や、ノーエフェクトでやってるって評判を盲目的にありがたがるだけなら別にいいんでしょうけど、この音質でこの収録内容ではとてもじゃないけどありがたがれない、というのが正直な感想です。
まったく残念ですよ。
なんでこうなった。
究極と銘打って出している以上、今後当分はグラディウスの初代のまともな音質での録音盤は望めないと思うと、いい加減な仕事してくれやがってと腹立たしいことこの上ないですね。
経年の問題で正常に動作する基板の確保も今後難しくなるでしょうし。それを考えると、今回のこの損失はあまりにも大きいです。このレベルで製品としてGOサインを出した企画者やエンジニアは耳おかしいんじゃないかと。わからないリスナーが無邪気に喜んでる分には問題ないですが、製品を作ってお客様から金取って売る立場の人間が、この程度の突っ込みを素人であるわたしにされてしまうような製品を作ってるようじゃダメだろってわけですよ。特に今回は究極と銘打って出してるんだから。
それでこの音質ひどいって問題はこの初代に限らず、1枚目はほぼ同じ感じです。
基板直接録音なら、もっとマシな音質になるはずです。
ナニコレ?なんじゃこりゃ?
これが1枚目の偽らざる感想です。ほんと残念。
出鼻をくじかれた感じでゲンナリきているので、ここから先はつまみ食いで、もう突っ込みだけ入れていきます。
ディスク2、外伝とIVです。音質的にはそこそこで特に文句はつけないけど外伝のOPムービーの曲がないのはなんでだ?究極じゃなかったのか?
ディスク3、Vメインです。OPの音がなんか変と思って過去のCDを引っ張り出して聞いてみたんだが、やっぱりBOXの方の音は、なんか変。そのあとのトラックも同様の傾向。具体的にいうとディスク1の初代アーケード同様に詰まった感じの音がする。レンジが狭い印象。耳おかしくなった?と思って元のCDを聞き直してみると、やっぱり元のCDはもっとレンジが広くて音に広がりと伸びがちゃんとあるんだよね。もしかして今回のBOXの方針ってわざと全体的にナローにしてるとか、そんなん?余計なお世話っていうか…。
ディスク4、MSXのディスクなんですが、MSXってことは当時友人宅で「MSX版はファミコン版よりレーザー長くてすごいだろ」なんて言われて(わたしは当時はファミコンしか持ってなかったので)、MSXのPSG版は結構聞かされてて、なつかしいなーなんて再生したら、なんか波形メモリっぽい音が…ほぅ、SCC版ですか、あんまり聞いたことないですね、レア音源なんだね、で、PSG版は?え?未収録?みたいな。そりゃレア音源入れてくれるのはいいですよ、でもさ、多くのプレーヤーに馴染み深いであろうPSG版がまるまる全然入ってないってのはどうなのよ?と。よくこれで究極なんてBOXにつける気になれたなーと。企画者脳味噌膿んでるよ。確実に膿んでる。音質的にはこれもディスク1よりマシではあるけど、レンジ狭いというか、詰まった感じがするのは相変わらず…それでもディスク1よりはマシなので、聞いていて不快になる…というレベルではないんですが(要するにディスク1はそういうった我慢のならない音質なわけで)。グラ2、エピIIについてはSCCがデフォなんでまあいいとしても、合わせる意図があったのかもしれないけどPSG版未収録ってのはどういう了見だよ?と。初代のSCC版は、逆に馴染みがないんで、すごい微妙な感じが。PSG版初代~グラ2~沙羅曼蛇~エピIIでボーナストラックで初代SCC版、とかいうならまだわかるんだけど、PSG版完全にハブってどういうことだよ?と…。
ディスク5、ファミコン版関連(初代とII)、SFCのグラIIIにPCエンジンの初代です。ってか、ファミコン版入れるならMSXよりこっちのディスクのナンバーが先にしないかね?と、ここでも企画意図がいまいちわからんことに。音質としては、悪くはないけど…録音、アナログなんですかね、立ち上がり・フェードアウト時にふわっとノイズが入ってるのが聞こえたり。昔のサントラや素人の自主録じゃあるまいし、まさかそんなことないですよねー?とか思ってしまうよ。演出的に入れてるSEがぶつ切りなのもちょっと気になる。自己満足で入れた演出なら、その収録くらい綺麗に収めろと。グラIIに関しては概ね問題ないかと。サントラとしてこれを聞けるならまあいいかって思ってしまった。昔ビデオ出力とイヤホン出力をできるようにピンジャックとイヤホンジャックを付けて改造したファミコン(元々四角ボタンだった本体のものです)からMDに録音して聞いてたんだけど、今回のはこれはこれであり。グラIIに関しては拡張音源のせいもあってか実機の発音からしてノイズっぽい部分があるので、これはこれで問題なし。ま、このBOXの中では、というレベルではあるけれど…。SFCグラIIIもまあまあ。全体的に音のバランスが微妙に右に寄ってる気がしなくもないけど、気のせいということにしとこうかと。このディスクに限らないんですが、やっぱり曲の前後にSE入れられてるのは、サントラとしては邪魔だなーと思ってしまう。曲聞きたいのにトラック回してるとSE入ったりするっていうのは…かといってSE集があるわけでもないので。PCエンジン版初代はCDとしてはこれが初めてのような気がします。エンジン版はもちろん当時やっててPSアーカイブスの配信でも買ってPSPに入れてたりするほど好きなんですが、収録自体は良いとして、ボリュームがね…同じディスクの中でボリュームのバランスが取れてないってのはどうなんだろう?このディスクの中でエンジン版だけ、やたらボリュームでかいんですよ。ディスクを通してのバランス調整とかしてないんですかね。エンジニアがダメすぎな気がします。エクストラステージ前にまたSE入れたりしてるし、やめれっての。百歩譲って、やってもプリギャップに収録するとかしてくれたらいいんですがね、タイトーDJステーションみたいに。それはそれでプリギャップ部のSE込みでリッピングしたい人にとってはちょっと面倒になるのか…なんだかなぁ。で、このエンジン版はEDでSEが長くて30秒近く入ってて、これがまた音量大きいから結構やかましくて、ED曲が始まるまで長い長い…だからSEは入れなくていいのにと思うんですがね。雰囲気の再現って意味では悪くないとしてもサントラとして聞くと邪魔くさいというか。で、エンジン版グラIIに至ってはOPデモ曲と追加面の曲だけしか収録がないというバッサリしたカットっぷり。ま、元がアーケードからの録音だったからといえばそれまでなんですが、WAVEMASTERのBOXものの企画なら問答無用で全曲収録したでしょうね。ちなみにこれも音でかいです。それと音が妙にシャリついちゃってます。なんだろ、これ…こんな音だったっけかな。昔のことだから忘れてるし、まあいいかってことに。
ディスク6、ゲームボーイのネメシスと同II、WiiウェアのGRADIUS ReBirthなんだけど、ネメシスについてはゲームボーイ持ってなかったしやりこんでもいないので割愛。相変わらずSEが突っ込まれてたりはしてますがIIのゲームオーバー前には入ってない半端っぷり。グラリバは…単品版サントラ持ってなかったならありでしょうね。単品版持ってるならそっち聞けばいいか、という感じ。あと、単品版ならメドレーアレンジも入ってるしね。それにまだ廃盤になったわけじゃないみたいだから、グラリバ単品版ならまだ手に入るので。
ディスク7、X68000版をメインに各パソコン版。まあ、X68000シリーズはパソコンではなくパーソナルワークステーションなのですが…というのは一部の人以外にはどうでもいいことなのでさておくとして。あれ?と思ったのは、ここでなぜかX68版出たビーからバブルシステム起動音を持ってきてること。いや、別に、X68版グラディウスに入ってないんだからそれはいらないでしょう、と。何この勘違い収録。入れてやったぞ的なドヤ顔してそうでいや~んな感じ。しかもそのあとのグラディウスってSPS製だからね、余計に違和感が…X68版出たビーはコナミ製だから。なんだかすごい違和感。で、グラIIはMIDI版なんだけど、MIDI POWERに収録されてたのとはまた別。しかしこれMIDI版で入れるなら、冒頭の出たビーのバブルシステム起動音もMIDIで収録すればいいじゃんかーと思ってしまう。ほんと中途半端だな。で、このグラIIもMIDI版は入ってるけどX68Kの内蔵音源版は未収録という半端さ。いや、まあ、そういう方針なんでしょうが、なんかレア音源拾ってやったから感謝しろ的な企画者の自己満足的な面があからさまに見えてイヤらしいなぁ、と。これ、WAVEMASTERだったら、アウトランのCD-BOXなどを知ってる人にはわかるでしょうが、たとえばセガマークIII版ならPSG音源版もFM音源版もどちらの曲も入っているといったように、同機種異音源ならそれらもすべて収録するとか、極めてクリアな音源で音質的にもほぼ文句のつけようがないレベルで出してきているのを見ていると、後発のこのグラディウスのBOXが如何に半端でファンの足元を見た商品化なのかってのがわかってしまって悲しいですよ。そこらへんは後述するとして。入れるならまず元音源版を基本にしてMIDI版を複数入れられるなら入れるとか、そういうこだわりも見せずになにが究極かと…。あと、気のせいならいいんですが、これもグラIIMIDI版はなんだかバランスが右に偏ってるような気がします。SFCのグラIIIもだったから、うちのヘッドホンとかラインのバランスが悪いのかと思って確認してしまいましたがそんなことはなくて(少なくともSFCの入ってたディスクのエンジン版だとか、このディスクでも直前の初代はまともに聞こえてる)。ほんと、気のせいならいいんですが、なんかわずかに右に偏ってる気がするんですよね。聞いてて気持ち悪いっていうか。同じ環境でマスタリングしたとかならそいつがガンだってことなんでしょうけど。で、あいかわらずタイトルごとのボリュームのバランスが取れてないから、こんどはネメシス'90改の音が妙にでかかったり。っていうか、これをMSXグラ2のいいアレンジを期待して聞くとダメだってのを思い出しました。あまりに音楽がひどいので、当時有志でBGMの差し換えパッチが出回っていたのを思い出しました、そういや自分もゲームやるときはそれ使ってたっけなぁ…。そっちはX68Kの音源でできるだけグラ2の曲を再現する方向に持っていってるアレンジの演奏データ(そう、当時はフルPCMとかの録音データのストリームじゃないんで、FM音源とPCM使用での演奏用の差し換えデータでした、しかもPCM自体を多重演奏できるドライバーを組み込むタイプのパッチになってたんじゃなかったっけかな)で、それを本ソフトの起動前にかませて起動するという…Physician(内科医)というシステムでのパッチあてが一部で流行ってたような。バッ活とか、懐かしいですね。それはさておき。ネメ9改はディスク書き換えかPhysicianでのパッチあてで音楽変えないとしょぼすぎてってのが当時の認識だったんで、元の曲なんざすっかり忘れてました。改めて聞くと…ま、多くは語るまい、という感じで。音質的には一応このBOXの中ではマシな方です。とはいえ、このネメ9改も微妙に右に偏ってる気がしますが…グラIIほどの違和感は感じませんでした。なんだろう?で、PC-8801mkII SR以降版です。これはプレイどころか実物を見たこともないので割愛…と思いましたが、あれ、これはバランスちゃんと聞こえるな…。BGM自体は結構独特な音色になってるけど、スコアとしての再現性はアーケードにかなり近い感じで好印象。ところどころ音痴になってますが、それは愛嬌ということで(ネメ9改の後の収録だからよく聞こえる不思議?)。これで音質さえ不安定じゃなきゃなぁ…。いまいち収録されてる音に揺らぎがあるんですよね。で、X1版ですが、なるほどX1版を入れてるからMSXのPSG楽曲は我慢せいというわけか…んなわけあるかー、と。もし本当にそういう意図だとしたら企画者は頭おかしいぞ。ほんとやることが半端だな、両方入れなきゃダメじゃんかーと思うのはわたしだけかな。
で、ディスク8ですが、ソーラーアサルト…当時やりたくても近場にまるで入荷されなかったっていう、実際にやってみたら、それほどでも…というゲームだったんですが。そんなわけで音質は実機をほとんど聞いてないからなんともってところなんですが、収録的にレンジ狭くて詰まっちゃってるのは同様。状態としてディスク1の初代に近い気がします。どうなんだろう。曲的にはこういうの、グラディウスの曲が好きで買ってる人にはダメっぽい感じですが、個人的にはこういうの好きですね。最近聞いたのだとマイルシューとかに近い、テクノですね。聞きこんでないんであそこまでいいかどうかって判断はさておいて、悪くはないと思います。個人的にはこういうの、ありですよ。もっと音質が良けりゃ、ねぇ…惜しい。あと、ゲーム自体やってないから思い入れのなさがっていうのが惜しい。こういうのはせめて映像もいっしょに欲しいですね。あまり見かけなかったってことは出回り悪かったんだろうし(昔、出回り悪かったといわれていたナイトストライカー)でさえ近所で見かけたのに、ソーラーアサルトは稼働してるところなんてとんと見かけませんでしたし。そんなだからトラック15・16・17冒頭でぶつぶつ入ってるのが曲だかノイズだかいまいちわからない(苦笑)。後の方を聞いていると曲なのかなーと思えなくもないんだけど、なんかノイズっぽい気もするんで保留。ノイズかなーって気もするんですけどね。なんか共鳴しちゃってるとか。どうともいえません。が、トラック19では全般的にそのぶちぶちといった音が入ってしまってるので、ノイズかなー?と。基板由来だったらどうしようもない気もしつつ、収録状況で発生したものならエンジニアの怠慢のような気も。で、そのあとの携帯アプリのグラディウスNEO、このへんもやってないんでなんとも。一応コナミのサイトは会員になってるから、やろうと思えばやれるんですけどね。どうも携帯電話ってゲームやるデバイスとしてはキーがいまいちでやる気になれないですよ。面白そうだなーとは思ってますが…それはさておき、音質はとりあえず可も不可もなく。ボーナストラックは…まあいいや、というところ。ていうか、ボーナストラックとかアレンジだけでも複数枚やれるボリュームはグラディウスならあるんじゃないの?という感じなので、正直ソーラーアサルトや携帯電話アプリと一緒に入れられてるのは、構成としてどうなんだろう?という感じ。

ざっくりってわけでもないですが、音質について一通り書いてみました。
パッケージとしては、これ、買って開封した直後から書いてますが、ブックレットが曲名リストとして以外はほとんど役に立たない同人作文集なので、これでいくらか金取られてるかと思うとガッカリします。過去の作曲者へのインタビューや開発者・作曲者などの解説は一切なし。ここらへんもWAVEMASTERあたりが手掛けてるサントラだったりすると、きっちり作曲者や開発者を呼んできて記事もらってたりというのは見るんですけどねぇ…なんだかなぁ。そんなていたらくだから、演奏している基板や音源についての詳しい解説もなし。つまりこれのブックレットの作文には資料性はほぼないと言ってしまっていいと思われます。コナミオフィシャルの商品でこれはひどい。過去作のキービジュアルをある程度見ることができるのは良いんですが、それぞれのキービジュアルの掲載ページが収録曲のページと一致していないちぐはぐさなので、当時を知らないとどれがどのシリーズのビジュアルなのかがいまいちな人っているんじゃないかと。ちなみに掲載順としては初代~II~III~IV~外伝~ポータブル~V~NEO~NEOインペリアルなんですが、なんでポータブルが入ってるのか…ああ、沙羅曼蛇またはグラディウスジェネレーションをハブったから足りなくなったのか…ってのは、邪推ですかね。で、曲目リストですが、本当にトラックと曲名があるだけで、どの曲を誰が担当したかなどといった詳細なデータの掲載がほぼありません。これで究極、ねぇ…。

正直な話、大事なことだから繰り返してますけど、グラディウスシリーズとして沙羅曼蛇が完全にハブられてるのが気にいらないっていうのはあります。沙羅曼蛇もグラディウスシリーズのはずなんですけどね。で、あからさまに毛色が違うパロディウス系みたいに分岐してその後もそこそこシリーズが出たというものではなく、せいぜい2までしかない、家庭用の移植版も曲的に大きく違うものといえばファミコン・MSX・X68000・PCエンジン版くらいしか出てないのに、なんで未収録というか別物扱いかなーというのが納得いかないです。流れとしては初代~沙羅曼蛇~グラII~IIIという風に聞けたら、まあIIIは曲が多いからディスクがわかれてもしょうがないかなというくらいの気持ちではいたんですが、沙羅曼蛇まるまるハブられてるってのはどうなのよ?と。ボリュームとしても収録できないレベルじゃないでしょうに。ブックレット巻末見るとほとんど同人CDといわんばかりの外注体制でコストどんだけケチったんだか知らないですが、それでこのお粗末な半端さ加減というのは…収録内容だってSEがあるタイトルもあれば入ってないのもあったりと不徹底でいい加減だし(できればこういう形で入れてほしくないというのが本音)、収録構成にしてもその録音の質にしても、これが仮に同人で3000円程度だったらよくがんばったなって思えるかもしれませんが、メーカーオフィシャルの製品で12600円なんてプライス取って専売で値引きも期待できないのにこのざまではねぇ…。法務的な制約はいろいろあるかとは思うんですが、こういう企画をやるのならそこをなんとかがんばってでもWAVEMASTERなりSweepRecordなりに制作協力を依頼するとか、社内のメンバーでもっとマシな仕事ができる人はいなかったんでしょうか?外注の同人に頼り切るほかなかったんでしょうか?で、この内容で突っ込まれたら、同人にやらせてるからしょうがない、で、逃げ切るつもりだったんでしょうか?そんなんで納得できるかっての。
音質的にもこのBOXでは問題ないとか書いてきましたが、全体的に詰まってしまってっていうか、要するに素の情報量で収録されてるとは思えないしょぼさなんですよね。意図的に削ってんじゃないの?というか、圧縮音源でダメな音質になってるとこうなるよねっていう感じなんですよ、もうBOX全体が

とはいえ。

この商品が買いじゃないのかといえば、非常に情けない話ではありますが、現時点でグラディウスの音源を網羅していて容易に手に入るものがない以上は、ひとまず過去作をひととおり聞いてみたいという人にとっては、しょうがないけどこれでいいんじゃないの?と言わざるを得ない結果となってしまったのが、非常に非常に悔やまれます。
グラディウス初代の基板の音は本当はこんなにしょぼくないですよー、と…ほんと涙出そう。こんなことなら基板手放すんじゃなかったよってね。実際、バブルシステムはでかい基板なので保管が結構面倒でソフトも飛びやすくて、ソフトが飛んだらもう書き直しもしてもらえないからただのガラクタになるんで、手放したことを後悔したことはあまりなかったんですけど…一時期は2セット持ってて、片方は純正シールドケース付いてたから、でかくて邪魔くさくてしょうがなかったんで手放したんですが。とはいえ基板のサウンドテストから容易に録音できるのかというとそうでもなかったりするんですが、それはさておいて。
実際に中古なりなんなりで手に入れられることができるのなら、アポロンの録音盤か、アーケードサウンドトラックを聞いてみてくださるとよいかもー…ま、このいずれにしても、それはそれでいろいろと不満がないわけではないんですが。
特に、グラディウスではなく沙羅曼蛇なんだけど、オリジナル・サウンド・オブ・沙羅曼蛇のシングルCDや、グラディウスIIIのCDは、聞かれたことがない人には聞いてみてもらいたいですね。特にアポロンのシングルCDのグラディウスと沙羅曼蛇はまだゲームサントラが黎明期だったころのサントラの作り的なものがわかって面白いと思いますし。今では当たり前の基板からの余計なエフェクトを付けない収録というものが、当たり前になったのはこういうのがあったからでもあるし、そうなった今としては逆に貴重な音源だとも思いますし。当時はそのシングルCDでも全然わくわく出来てたわけですから(もっとも当時はシングルCDというよりはカセットテープでのリリースで、もちろんカセットで聞いてました)。逆にその収録内容自体も、今聞いても面白かったりするので、今回のBOXがULTIMATEというなら、そういった音源も版権関係の許諾をなんとかしてくるとかで網羅すべきだったんじゃないかなと。実機収録を主旨としているなら音質的に甘すぎるし、かといってSE入れたり変な演出での自己主張はしてみたりとか、ボーナストラックの選曲とかも、とにかく今回のBOXは手放しで喜べないどころか、この程度ではありがたがれない、残念な出来になってしまったな、というのがトータルとしての感想です。ま、制作に関わった同人の方たちは、大好きなグラディウスのオフィシャルのCD-BOXを直接好きなようにいじりまわせた上に、ブックレットでの売名もできたからうれしいでしょうけどー(棒)。妬んでるとかそういうのではなくて、仕事として受けたのなら同人だとかいう甘えは捨ててお客様からお金を頂いて売る品物だということを念頭に置いたしっかりした仕事をしてくれよって言いたいんですけどね。その上でちゃんとやってるつもりなのがこのBOXなのだとしたら、仕事なめてるというか、耳腐ってるだろとか、そういう罵倒も当然受けてしかるべきだと思うんですけどね。
とにかく残念なBOXになってしまっていてガッカリです。
究極と銘打った以上は、もう当分はグラディウス初代の録り直しはないんだろうなぁと思うと、本当に残念です。
なんでこうなった…。
コナミは今後、KONAMI SHOOTING COLLECTIONとかいうCD-BOXも出すようで、沙羅曼蛇はそちらに一通り入るようですが、ほんとそっちで2枚使うならグラディウス箱の方に入れて10枚組にして出せよって話で。むしろシューコレは8枚でいいだろうと。で、こちらの収録も今回のグラ箱同様に下請けというか同人に丸投げするのだったら、音質的には期待できなさそうだなぁというのが…結構いい値段するんですけどね、これ。グラ箱は見落としてたんで最近買っただけでシューコレの方は予約しましたが。買いますが、聞いて音質がひどかったらまたこういうことの繰り返しになるのがイヤだなーと思ったりしてます。ちゃんと良録音で発売してくれるといいな…このグラ箱と同じスタッフだと期待できないけど。

以上、グラ箱の感想はガッカリでした、で、オチです。
もうほんと残念です。


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