高音質microSDXCカード・SR-64HXAを予約した件で
SR-64HXAを予約してみましたというのは先日の”だ日記”でも書いたんですが、その値段とか売り方的なものにいろいろ賛否あるようで、おそらくは価格面から否定的な意見が多々見られるのが残念に思ったので、ちょっとそこを役立たずながらフォローしてみようかと。
まずこのSR-64HXA、発表されたソニーストアでの価格が18500円と、いまどきの64GBのmicroSDXCとしてはずいぶん高額な記録メディアとなってしまっています。たとえばですが東芝やSanDiskの安めのものだとだいたい4000円前後で買えてしまうので、容量だけで見たら確かにめちゃくちゃ高い…という意見が出るのも当然かな?とは思います。
ただ、microSDXCとはいっても、その用途や速度でいろいろ価格差はあるわけで、たとえばそこまで廉売されてるようなものを出しているSanDiskでも、より高速なExtreme PROだと並行輸入なモデルでも安くて12000円近くしますし、国内版正規品なら2万円を超えてます。SR-64HXAと同じ64GBで、その価格です。
また、ソニーストアを見てもらえればわかるかと思うんですが、普及速度帯のSR-64UYAで14095円、その上のカメラ用高速モデルSR-64UXAで18500円という価格はSR-64HXAと同額だったりします。
で、SR-64HXAの内容としては、速度的な規格は実用域で十分なところにとどめ、信号の安定化やノイズ対策などのために部材の品質管理を行う…という作り。
その効果がどんなものなのかは実際に使ってみないとなんとも言えないところですが、再生時の音質維持(敢えて向上とは書きません)のためのアプローチとしては至極真っ当かと。
そして価格的にはカメラ向け高速モデルと同様ということで、ソニーとしてはおそらく特別に高い価格設定というわけではないのではないかな?と思われます。
一応はメーカーの製品ページでもオープン価格となっているので一般店舗にはそれなりの卸値では出されるのでしょうが、ソニーストアで同額のカメラ用高速モデルの実売最安値がおおよそ13500円前後であるところを見ると、この高音質モデルも、それなりに一般店で販売されるようになれば、そのくらいの価格に落ち着くのではないかな?という風にも考えられます。
たとえばですがこの手のオーディオ機器を扱っているようなフジヤAVICとかeイヤホンとかが、変にプレミア的価値をのせて定価販売とかしなければ…の話ですが。
というわけで、一見やたらめったら高そうに見える価格設定も、冷静にその他同等品と比較してみると、さほど高額に設定されているわけでもないし、ソニー以外のメーカーも、こういうアプローチのmicroSDXCカードをリリースしてくれると面白いのになー、と思いました。
もっとも、これはメディアも部門として抱えてるソニーだからやれた・できたことで、記録メディア部門を持たない他のオーディオメーカーがやったとしたら、どうだったかなあ…というIFはありますが。わたし個人的には、他のポータブルオーディオ機器を手掛けているメーカーももしかしたら可能性には気が付いていたかもしれませんが、着手しなかった時点で、結局のところ遅れてるんだなとは思います。こういうのは疑うよりも実際にやってみないとわからないことが多いと思うし、既存技術の延長だとしても、先んじてこういうことをやるのは、ソニーらしいなあとは思います。
というわけで、やたらぼったくりだとかオカルトだの言われそうな・言われてる?SR-64HXAに関しては、わたしはそういう観点からは見てないんで、そんなことない製品なんじゃない?ということをのこしておきたかったエントリーでした。
製品を受け取るのは3月初週の土曜日になりそうですが、受け取って聞いてみての結果に興味が尽きません。
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