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2015年1月19日 (月)

NW-ZX2を銀座ソニービルで試聴してきた…

 歯切れの悪いタイトルですみません。
 NW-ZX2の試聴ですが、ひとまず初期状態の音でもいいから聞いてみたいと思ったので、行きました。
 行ったんですが…確かに試聴機は3機あって、日曜夕方という状況なので混雑してるかと思いきや意外と空いてはいたのですぐ試聴できたんですが…
 フロアのBGMとしてThe EaglesのHotel Californiaがかなりな大音量で流されていて試聴どころじゃなかった
 orz

 …あれは、オーディオ機器の試聴展示フロアとしては、ありえないでしょう。
 ないわー。
 これまで結構何度もいろんな機器が出るたびに試聴に行ってますが、今回ほどひどいと思ったことはなかったです。
 とはいえ、そんな中でも一応聞いてきました。
 イヤホンは…わたしが常用してるMDR-EX800STだけで。本当はMDR-CD900STも持って行ったんですが、これはじっくり試聴できるような状況じゃないなあ…ってことで、さらっと流してきました。
 これまでの例だと、NW-F887のときからNW-ZX1NW-A17まで、一貫して同じファイルが製品にもサンプルとして入れてあったし、試聴機のファイルも同じだったので、今回も同様なら比較試聴できるかな?と思って行きました。
Dsc_0025
 おー、あるある!と思ったのですが…
Dsc_0026
 DSDでしたorz
 これまでの機種ではハイレゾFLACのファイルで入っていたので同じなら機種間の比較試聴もできたんですが、今回はダメだ…FLACとDSDじゃ違っちゃっても当たり前な部分もあるから比較にならない。
 試聴ファイルということなら、前にどこかのエントリーでちょっと書いたかもしれない、The Dave Brubeck QuartetのTime Outからの選曲ならTake Fiveを入れればいいのになぜBlue Rondo à la Turkのしかも冒頭たったの45秒だけなんだ?と思ってたんですが、
Dsc_0027
 今回はこっちでした。おー。
 気になる音質面は、本当にちょっと、実質5分聞いてないと思うんですが、一聴してZX1とは違うな…とわかる音ではありました。一応設定面はざっくり確認して、エフェクトやイコライザー類は全部オフの状態で聞きました。DSDのフィルタ設定だけは確認し忘れましたが(涙)。
 かなり落ち着いた音になったなーとは思うのですが、レスポンスやシャープネスはむしろ上がっていて、たぶん結構何を聞いても、より楽しめるんじゃないかな。この時点で期待値はぐんと上がりまた(予約済みなのでなおさら楽しみに)。
 ZX1がわりとクールよりなキャラでソースからの情報を極力シンプルでストレートに出そうとしているのだとしたら、そこに、ソースに含まれている空間的な厚みと深みをより表現できるようになったのがZX2ではないかな?と感じました。
 ZX1ベースの音にHD60GD9ECのリッチ感が乗っている、それもHD60GD9ECの結構誇張された感じのものではなく、わりと自然なもので…というと、わかる人にはわかってもらえるかも、と、期待しつつ書いてみる。
 抽象的ですみませんが、ざっくりで試聴した印象はこんな感じです。
 できればF887~ZX1~A17あたりと同様にハイレゾFLACもCDフォーマットレベルのFLACもMP3も入れてある…って感じだと良かったんじゃないかな?と思うのですが。
 orz
 もしCDフォーマットベースのFLACなりMP3の楽曲をZX1と全く同じファイルで入れてくれていれば、44.1kHz系のクロックを搭載した結果に得られたものの比較も容易にできてよかったんじゃないかなと思うんですが、なんで今回、試聴ファイルがほぼ一新されたのかが残念でならないです。
 比較じゃなくて単体で聞いて感じろ!ってことなのかもしれませんが。

 前述した環境なので、残留ノイズがどうなのか…ということについては、わかりませんでした。残念すぎる。ここが気になるところだったのに。一応、あんまりないかな?とは思いましたが、なにせ外がうるさすぎてノイズが出てるかじっくり確認できるような環境じゃなかったです。これはない(涙)。
 一応、再生停止の状態で(ZX1では静かな環境ならこれでEX800STでもわずかにノイズが聞こえる)、しばらく耳を澄ませてみたり、ボリュームを最小から最大に変化させてみたり、最大音量でイヤホンを抜き挿ししてみたけど、ノイズが出ているかは、あの環境のせいが多大だとは思うけれど、明確にノイズがあるとは言い切れない状態でした。こればっかりは、ちゃんと静かな場所で試聴できないならば、下手なことは言えないな…と。
 今のところは、ノイズはあるともないともいえないです。

 ボリュームは発表されてるとおり、ZX1の倍の細かさのステップに変更されていて、細かい音量調整が可能です。
 これはありがたいのですが、今回もボリュームの位置の数値表示は無しです。これ、何とかならないものかなー…AndroidのUIの仕様上で仕方がないとかなのかな。音量のどの位置なのか数値で表示することってそんなに難しいのかな?と思ってしまいます。

 本体を右手に持って操作した感じでは、重さはやっぱりかなり増加してる分、そこそこズシっときます。ただ、ポータブルとして許容できないほどのものではないです。操作性はZX1がボタンを突出させてましたけどZX2は凹ませてあり、どちらかというとこの方が操作はしやすかったです。これも地味に細かい点ですが、向上したところですね。
 ボディのデザインが、側面がまるいので、手になじみやすいです。ZX1よりも若干大きいはずですが、丸みがあるおかげで手にした感覚は持ちやすくて良いです。

 ソフト面の操作はZX1とほぼ同様。F880シリーズやZX1を使っているならば、ほぼなんの迷いもなく操作できます。もし使ったことがなかったとしても、おそらくほぼ直感で操作できるでしょう。

 で。
 試聴自体は早々に切り上げて、フロアの方と話をしてみたんですが、ひとまず静かな場所で試聴できるようにしてほしいんですが…と伺ったところ、製品版が出たらシアタールームを使っての試聴というのもできるようにできるかもしれないということでしたが、現状の先行での試作機展示の状態では、今のままでということでした。
 フロアのBGMが大きくて、正直なところ試聴環境としては厳しい、残念…というのは、伝えさせていただきました。
 また、試聴用ファイルについては、展示機にはかなりの数が入っていたんですが、製品版では、他機種同様に数曲に絞られると思われます、とのことでした。そのときのファイルが現行他機種と同様になるかはわからないとのお話。これも本当なら、展示の時点で他機種と同じものが入っていれば、特にZX1と同じものが入れられているならば、どのくらい変わったのかがわかってよさそうなんですが、そうなってないのが残念…とか、そんな話をして、写真撮っていって良いですか?と伺ったらこちらは快諾いただいたので、今回は写真を数点撮影させていただきました。
 そうそう、SDについては、先行試作機の展示の時点では、持込みでの試聴はご遠慮くださいとのことでした。製品版での展示に変わったら…つまりは発売後ですが、そこからはSD持込みの試聴も行っていただければ…とのお話でした。試作機展示の時点だと代替機がないからとのことで、持ち込まれたSDを使ったことによる不備が出た場合に試聴できなくなるのを避けたい様子でした。これはもっともな理由だと思います。
 あと、フロアを閉めてから毎晩夜通し慣らしをかけてるそうで、現時点で50~60時間は経過したかな?というところでした。わたしの印象としては、その程度の時間でも現状の音が出てるのは良好だと思います、と感想をお伝え。ZX1のときは、50~60というとまだまだ…という印象だったので。ただ、ZX2にしても、まだまだどう変化するかはわからない状況ではないかな?とは思います。特にそこまで深く質問したわけではないんですが、バーンインが必要な理由についても話してくださいました。搭載部品が製造時のハンダ付けによる熱のダメージから内部の化学変化をもって特性を回復するまでに要する時間がそのくらい…ということで、普通にそれなりのオーディオ機器を使ってる方には常識的な話で、わたしも当然知ってはいるんですが、しかし話の上でわりと噛み砕いてそこまで説明をしてくれるというのはZX1のときにはなかったなーと思ったので、ここらはフロアの方も今回は案内に気を使われているな、と思いました。たまたまわたしは知っていて…というだけのことなので、これが知らない人向けに案内してくれているという流れなら、変化があるのはちゃんと理由があってのこと…というのをわかってもらえる良い機会を作ってくださっていて、良いなーと思いました。

 …と、まあ、こんな感じです。
 ろくろく参考にもならない感じですみません。
 とりま次の週末あたりにも行ってみたいと思います。もっと変化しているかもしれないし、もしかしたら試聴環境も静かにされていたらありがたいかなー…と。


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