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2014年6月 6日 (金)

MDR-EX800STを買い足したので2010年の発売日に買って使ってきたものと聞き比べてみた

 こんにちわわ~。
 MDR-EX800STはうちで常用してるイヤホンですが、右側のユニットの調子が若干良くない感じに…装着位置を直そうとしてユニット側のケーブルの付け根を押さえるとバリバリといった軽いノイズと音の途切れが発生するようになったため、追加でもう1セットを新品で買い足しました。
 不具合の原因には心当たりがあって、MDR-EX1000のケーブルとかとの付け替えを行っていたときに右のユニットだけ取り付け具合に違和感があって締め直したことがあって、たぶんその時にユニット側の端子を損傷してたんじゃないかなぁと思われ…結構昔のことになります。なにせこれまで使っていたEX800STは発売前から予約していて発売日に買ったもので(そのときのエントリー)、もう4年近く前のものになります。ケーブルの付け替えをしていたのもそれからしばらくあとくらいなので、そこから現象が出るまでそれなりにかかったこと、左ユニットは全然問題がないことから、むやみなケーブル交換さえしなければこういう故障はしないと思われます。普通に使っていればもしかしたらユニット自体は10年くらいは、もしかしたらそれ以上でも余裕で使えるんじゃないかと…。
 それはさておいて。
 同機種がきたということで、片方はもう3年以上も使ってるものなので、これを聞き比べたらバーンインによる差とかが出ているかがわかったりするんじゃないか?ということで当然ですが聞き比べしてみました。
 その前に。
 Cimg1177
 こんな感じです。見た目はあたりまえですが同じですね。
 Cimg1178
 取説が改版されていました。発売日に購入したものが2版ですが、今回のものは5版になっていました。1版とかどうだったんだろうとか色々興味はありますね。
 Cimg1179
 コードの取り付け方などの部分でイラストが追加されています。
Cimg1181
 イヤーピースの付け方の図に他のイラストに合わせた修正が入っています。
 細かいところだと問合せ先や修理対応の連絡先の変更があるのですが、新版の方には旧版にあった住所の記載とかがないところをみると移転したりとかもしているのだろうと思われ。
 パッケージには違いはありませんでした。付属品も同様です。

 さて、音質面ではどうかな?ということですが…
 今回買った新品のEX800STは…解像感や音色的には当たり前ですがまったく同じなんですが、えらいすっきりしたさわやかな音がする…で、ずっと使ってきたEX800STを聞いてみると、これは馴染んだこれまでの音。
 「?」と思って改めて聞き比べてみると、基本的な傾向は変わらないんですが、はじめに買った方のEX800STでわたしも過去の感想で書いていて他の方の感想でもよくみられる『濃い』『低音寄り』『ウォーム系』といったイメージなんですが、なんか、そうじゃない…バーンインでどうこうなるという以前の、製造時期によるチューニングの違いなのでは?と考えられるほどの差があるように思いました。
 どちらかというと…EX800STとしての個性のある音というよりは、よりMDR-CD900STに音のバランスが近づいたように思います。
 元々ステージモニターとしてスタジオモニターCD900STのイヤホン版として作られたような経緯はあったわけですが、当時の宮路楽器さんのEX800ST開発者インタビューにもあるように、『”コントロールルームで聞いているラージモニターの音”を、”アーティスト/プレイヤーに聞かせたい”』『Sonyの乃木坂スタジオの中でも優れた音環境である、Studio 1のラージスピーカーをリファレンスとし、その音に近づけた』ということで、当時のわたしもその資料等を見て、その厚みのある濃い音に納得していたのですが、今回買った新品はバランス的にはそのEX800STの個性という部分からよりCD900STに近づいた、低音寄りではなくさらにニュートラルなバランスになったという感じです。ちなみに濃さや厚みが軽減されたといっても、なくなったわけではなく、バランスとしてCD900STに近くなったというだけなので、そのあたりの音を聞き取れなくなっているわけではないです。性能的には問題はないと思われます。
 一応、比較試聴に使ったプレーヤーはNW-ZX1HM-602Slimですが、どちらでも同じように感じました。
 んー…モデルチェンジしないことによる音の変化が少ないと良いなというのが目的でEX800STを選んでいたという部分では微妙ではあるのですが、バランス的なことや元々CD900STの音を持ち歩きたいと考えていたことに立ち返ると、この音が個体差でないとするならば(公式にも『精緻な手作業による厳密な音質調整により、音響特性の個体差を少なく仕上げています』とあるので個体差とは考えづらい)、おそらくはマニュアル等にもある『※仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります』ということなのかなーとも考えられます。それであれば納得ではあります。
 実際、聞き比べてみると、低音寄りで濃い音というのがEX800STの個性だと思っていましたし、他でもわりとそのように認識されていることも知ってはいたのですが、今回買ったものについてはそういう個性がそこそこに抑えられていて、バランスとしては、よりCD900STに近づいたといえるものになっていました。
 聴感上でも全体がすっきりとしていて見通しが良くなった感じで、元の個体の厚みがあって濃い暖かな感じのも好みではありましたが、バランスの良し悪しも考えた上では今回のものの方が良好だなーという感じはしました。
 前回のものが新品時から濃いという印象だったことから、今回のものからバーンインして前回の個体に近い音になるとはちょっと考えづらい…イヤホンにバーンインの効果があることは認識しているからわたしは否定派しないんですが、この音の違いは3年以上の使用による変化との差とはちょっと考えられない違いなので、もしEX800STでのバーンインの有無を聞き比べるとしたら、今同じ店舗で同時期入荷のものを2個買って片方を慣らし込んで片方を新品の素のままで残しておいて比べないとわからないという何とも当たり前な結論に。
 ここらへんは…今年の春にEX800STを買った知人がいるので、可能ならそれと聞き比べさせてもらえたらわかるかも…とも思ったり(お互いなかなか都合があわないので難しいんですが)。その知人の個体が、わたしが発売開始当初に買った個体とウォームな傾向の部分で差があって、今回わたしが買ったものと同傾向なら、おそらくは発表されないレベルでの改良等による変更があったのではないかなー?と思われます。
 ヘッドホンの方のCD900ST自体、これも何度か変更があって、いくつかの、若干ではあるけれど、音が少しずつ異なっているバージョン違いがあるという話もどこかしらで聞いたことがあるので、もしかしたらそういうことなのかもしれないな、とも思っています。
 こことほぼ同じ内容を2chのMDR-EXシリーズ総合スレにも書いているので、検索でそちらを目にされた方もいるかもですね。

 あんまり参考にならないかもしれませんが、一応このような結果だったので書いてみました。
 現行で手に入るEX800STは、当初よく語られていたと思われる低音寄りなウォーム傾向のイヤホン…ではなくて、よりCD900STに近づいたすっきりしたバランスのよい音のイヤホンといえるのかもしれません。


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