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2013年10月

2013年10月23日 (水)

進化は止まらない…新ウォークマン・NW-F887(NW-F880シリーズ)を手に入れました

 新ウォークマン・NW-F887、待望の新型です。
 ※ちなみにZX1の感想についてはこのリンクからどうぞ。
 17日の夜に受け取ってから、Androidハードなのでまずは使いなれたNW-F807に近い環境にしようというのでしばらく時間がかかっていました。アカウントは登録してあるので基本的にはマイアプリのリストにあるものから必要なものだけをピックアップして入れていけばいいんですが、それ以外のもの、たとえばFlashPlayerとかNeutronMPのNEON対応版とか、そういったものは別途APKを拾ってくるしかありませんので、これらはwebからもらってきたり、F807内でAPKの保存してあるフォルダからESファイルエクスプローラを使ってWiFi経由でコピーしたり。それから各ソフトの設定とかもこれまで使っていたものに合わせたかったので、そんな環境移行とかやってたらなかなか音を聞けない…何のためにウォークマンを買ったんだ?と、本末転倒な気分でモヤモヤしながら過ごすこと数日。
 ひとまず自宅でNW-A867やF807と聞き比べた感想としては…銀座ソニービルで試聴したときは、F880はA860との比較としてはじっくり聞き比べないとわからないかもと思っていたんですが、改めて同じ音源で比べると、これまで携帯音楽プレーヤーとしては素晴らしいものだと思っていたA867、それのさらに上を行ったと感じました。F807とは比較にならないレベルなので、まずここで音質面でのF807との比較は外します。
 実際、A867も素晴らしいプレーヤーではあるんですが、F887を聞いた感想としては、それよりもさらに上を出してきたという、携帯音楽プレーヤーで聞くことのできるさらに上の表現を適度に手に入りやすい価格帯へおろしてきたことに素直に感動しました。ソニー、本気できましたね。去年のF800シリーズは…これの布石だったと思えば納得できなくもないです。適度にいろんな部分がブラッシュアップされていて、いろいろ使いやすくなっています。
 ではまず、パッケージから。
Cimg0856
 印刷がモノクロに。ま、箱を持ち歩くわけでもないので、これはこれで。
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 開梱したとこ。本体はトレーの上に、その下にマニュアルや付属イヤホン、USBケーブル、サイズ違いのイヤーピースが添付されています。
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 付属イヤホン…型番はMDR-NC31となるようです。A860シリーズやF800シリーズに添付されていた、これまでのものとの型番違いではありますが、実質的にはフィッティングアシスト的外装が追加されただけで音質的にはほぼ同等でした。おそらくユニットや中身は同じかと思われ。
Cimg0879
 並べてみた。左からA867、F887、F807です。
 それぞれ純正ソフトケース、バッファローのTPUケース、バッファローの蓄光シリコンケースをつけた状態です。
 斜めに立てかけて写しているから、A867とF887は実際はもっとサイズ差があります。
Cimg0870
 製品の工作精度的にはちょっと甘い部分があるかも…うちの個体はこんな感じで、パネル縁とケース縁に若干の隙間があり、中のケースの固定ツメっぽい部分が見えてます。使ってて埃とか混入しないといいなぁ(PSPなんかだとどうやって入るのかわからないけどたぶんスピーカー部分から入るのか、液晶画面に埃が混入してきて泣きそうな感じになることがありますしね)。
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 イヤホンジャック部はデザイン上、こんな感じで若干プラグがむき出しになります。これは何とかならなかったのか…ってか、多少厚みが増してもいいから、バッテリーを増量するとかで対応してほしかったです。軽薄に作るのも悪くはないんですが、あまりにデザイン優先で稼働時間が持続しないのは…後述します。
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 購入直後の内蔵ストレージの状態です。直後…じゃないな、アップデートを一回かけてるので、購入してから一度アップデート用のファイルを落として、それで更新した直後、です。

Nwf887_01
 で、ファイル転送前のストレージのベンチマーク。A860やF800より多少速くなっているようです。
Nwf887_02
 実際の転送時の速度…約10MB/秒は出るようです。実際には約39.2GBでファイル数: 18243、フォルダー数: 4470の転送に1時間8分程度で完了しました。過去の機種から比べるとかなり速いです。F800並みの転送速度だったら、この時間では終わっていませんね。
Nwf887_04
 ファイル転送後のベンチも一応とってみました。ストレージの使用状況で変わるかと思いましたが、あまり左右されないような印象です。
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 再生画面はこんな感じ…これ、標準のw.ミュージックの画面です。なんかXperiaのウォークマンアプリっぽいですね。操作性は結構違って結局w.ミュージックはw.ミュージックだなって感じなんですが、これはこれで今回は悪くないです。F800で印象が悪かったのは、おそらくソフトが重くてハードと釣り合ってなかったからだと思われます。

 それでは音質面での感想を。
 試聴環境はこんな感じ。
Cimg0869
 イヤホンは付属のMDR-NC31、常用しているMDR-EX800ST、参考にMDR-EX1000と過去にメインで使ってたE500PTHを持ってきました。
 前提条件として各エフェクトはすべてOFF、イコライザーもOFFです。また、イヤホンは付属の場合も含めて、すべて本体設定で『その他』に設定してあります(実は付属でもこっちのが音は良好だと思われ)。再生ソフトはまずはw.ミュージックで聞いています。
 まず付属イヤホンですが、なかなか良好なんじゃないでしょうか。わりとバランス良く楽しく聞かせてくれる素直なイヤホンです。低音は若干濃いかな?という音でちょっと高域がシャリつく印象はありますが、これでもF880の素姓の良さは感じることができます。適度な立体感もあり、解像感も良好。ここから買い換えるとしたらせめてMDR-EX600か、それ以上じゃないともったいないですね。そこまで出さないなら付属のイヤホンで十分です。ちなみに実売してる店頭とかソニービルではハイレゾ音源はこのイヤホンでは楽しめない的なことを言われるようですが、そんなことないです。超高域再生とかのワイドレンジという面では確かに物足りませんが、ハイレゾ音源のなめらかさなどはこのイヤホンでも十分に楽しむことができます。そもそもハイレゾの売りが超高域再生だとするならBAイヤホン全滅です。もっとも中域の密度を重視するならBAイヤホンという選択も十分にあり得ますが。
 付属イヤホンでA860とF880を比較で聞き込んでみると、A860でも良好に聞こえていたものがF880では滲みがなくなって硬度が増したような印象でした。見通しの良さというか澄み渡った感じやキレのよさもF880の方が各段に上ですが、これはじっくり比較しないとパッと聞いただけでわかるほどの差ではない、わりと地味な差のようにも思いました。ただ、差は確実にあって、聞くとじわじわとわかってくる感じです。付属のイヤホンで聞いても本体の音の良さというのは十分に実感できると思います。
 次にEX1000です。付属と違って低域は薄めになりますが、その低域の質は締まっていて高いです。高域に若干の強調感はあるため曲によってはボーカルのカ行やサ行やタ行とか金管やドラムなんかがきついなーって感じにはなるんですが、再生の質そのものは高いです。また、F880自体の再生音が素で音場広めで立体感があるようで、さらにその音場が広がりイヤホンなのに空間が広大になる面白さがあり、マッチングはいい感じです。
 E500では…結構付属イヤホンに近い感じのレンジ感ですがこちらのが若干狭い感じ。中域の密度の濃さや繊細さは非常に良いです。音場的にはそんなに広がらない感じです。わりと密度の濃い音が出ます。中域についてはディテールはかなり描き出すので濃く繊細な音を楽しめます。レンジは狭いので低域は沈まず高域も伸びませんが、鳴っている音自体は繊細なので質は高いです。感度が高いからか、ソニーのEX系イヤホンでは気にならなかった”デジタルアンプ搭載のDAPでよく指摘されていた無音時に目立つ『サー』といったノイズ”や、”ノイズキャンセラー用の5極プラグの仕様による『ポッポッ』といった音”はE500だと拾ってしまいます。BA機で感度のよいものだとこのあたり気になるかもしれませんが、個人的にはF880でBAイヤホンはもったいない気がします。
 EX800STでは低音濃い目ですが全体的にバランスいい音を聞かせてくれます。また、EX800STは比較的音場が狭めなイヤホンだと思うんですが、それなのにかなり立体感のある音場を聞かせてくれます。全体的に腰が据わってしっかりした音を聞かせてくれるなーと…個人的にはこの組み合わせでいいかなー、と。
 ここからはEX800STで聞き込んでいった感想を。
 瞬発力と制動はA860よりあり、ディテールを描き出す力も上を行っています。かといってそれらがDSPを介しているようなロジック的にいじられた不自然さではないので、アンプなりアナログ周りなりで音をより素直に出すようにきっちり作り込んできてるなーというのを感じさせてくれます。アタックと引きがしっかり締まっているので全体的にすごくかっちりした印象の音でルーズさはあまりありません。低域から高域のレンジもA860より広いようで、また、イヤホンの駆動力もA860よりあるようで、比較してしまうとA860に感じる若干の窮屈さがなく、のびのびと再生してくれます。これはアンプの出力差でもあるのでしょうか。そのように再生のメリハリがしっかりしているので、意識しなくても細部まで聞きとりやすく、あんなによい音に聞こえていたA860よりもさらに「こんな音が入っていたのか」と、据え置きでかっちりしたシステムで聞かないとわからないような部分に迫るように聞かせてくれるのは驚きでした。DAPもまだまだ進化するのだなぁというのを実感させてくれました。
 …と、まあ、A867をぐっと超えてるようにも書いてますが、実際のところ、それを体感できるシーンや実感できるかというのはなかなか難しいかも、という部分も正直あります。なにせわたし自身が銀座ソニービルで試聴した感想として、F880とA860はじっくりと比較しないとわからないかもという判断だったし、それは手に入れた今もあまり変わってません。F880とNW-ZX1のようにちょっと聞いてすぐにわかってしまうほどの差ではなく、F880の強化点はあくまでもS-Master MXの延長上でS-Master HXがあり、電源周りなどの見直しによりその地力が強化されたんだな、というのを聞きこむたびに実感はしています。じわじわくる…という感じです。だから、パッと聞きで比べて気がつかないとか、わからないという人がいてもおかしくないな、とも思います。しかしじっくり聞き込んでみると、A860では若干の濁りがあったり音が固まっていたような部分や、がんばって音出してるなぁって気張って感じられた部分が、のびのびとのびやかに広がるように再生されているんですね。それもロジックでいじってそうしたのではなく、あくまでもアナログ的に素直に出して…という印象で。そういう意味ではあきらかに差はあって、F880の方が質は上です。昨年はZ1000にF800でかなりがっかりさせられたので、ようやくA860から移行してもいいと思えるプレーヤーをソニーが作ってくれたことは素直にうれしいです。
 それから音源のファイルについてですが、わたしのライブラリのほとんどがWMAやMP3でビットレートもかなり昔のDAPで聞いていたファイルがあるから96Kbpsから320Kbpsまでさまざまなんですが、低ビットレートのファイルでも低レートなりの粗はわかりますがそれでもきれいにいい音で聞かせてくれるのは良いです。また、ギャップレス再生の対応範囲が広がったのもありがたいですね。MP3なんかでも普通にギャップレス再生してくれます。拡充されたファイルフォーマットは公式のスペックなどを見ていただくとして、こういう対応は非常にありがたいです。まあ、まだWMAのギャップレス再生とかできないのは残念ですけど。あとMP3でもw.ミュージックに限りギャップレス再生するとときどきトラックの変わり目でノイズが入るアルバムがあったりはしましたが(他のギャップレス再生対応アプリでは問題なくてw.ミュージックでは再現性100%)。しかし、できないことができるように拡充されたのは嬉しいことです。これでWMAもギャップレス再生できたら嬉しいんですけどね。
 あと、元から入っていたサンプルのハイレゾ音源については、残念ながら同じ曲でのWAVやMP3が入っているわけではないので比較はできないんですが、誤解を恐れずに言うなら非常によく組まれた上質なアナログオーディオのシステムで再生した音をイメージさせるなめらかな音だと思いました。超大雑把な表現ですが、これまでのCD等でのフォーマットが木綿豆腐ならHD音源は絹ごし豆腐かなぁ…わかりづらいですね、すみません。
 ここまではw.ミュージックで聞いての感想ですが、ここから先は他のプレーヤーで。
 Neutron Music Playerですが、今のところこれがベストかな、と。
 エフェクト類はすべて切ってドライバーはAudio Hardwareの設定はOpenSL ESで、リサンプリングの設定だけ現時点での最新のバージョン(1.75.0)だといじらないFASTの設定がなくなってしまったのでやむなくAudiophileに設定していますが、これでw.ミュージックとの比較では、w.ミュージックでは比較的平面な印象でべたっとした具合ですがNeutronだと奥行きが出て配置が掴みやすくなる感覚ですね。標準ドライバーに戻すとw.ミュージックに近い印象になるので、ここはソフトで切り替えられるプレーヤーの方がよいかと。その意味ではGoneMAD Music Playerもよいのですが、こちらは音場的にはもう少し平面的な印象なのと、アルバムアーティストを読み込んでくれないのでサントラやコンピレーションのアルバムがバラバラになるのが使い勝手の面で問題ありなのでちょっと困りました。今回はGoogle PlayミュージックとPlayerProは残念ながら選外です。転送したファイル全部をデータベースがなぜか読み取ってくれないんですね。これは困った。たぶんGoogle Playミュージックの仕様かなんかでデータベース自体はPlayerProも共用してるようで同じリストしか出ないので、これでは使えないということで音質以前の問題になってしまいました。PlayerProは相変わらず面白いジャケットを引っ張ってくるので使ってみようかなーとか思ったんですけどね。あと忘れてましたがKENWOOD Music Control、これ、ほとんど設定項目はありませんが、再生機能だけ考えたらわりと素直で良いと思います。カーナビとの連携を考えている人にはいいかも、メーカー的にKENWOOD限定ですが。音質的にはNeutronほどではないけど素直に出してる印象でプレーヤーソフトとしての操作部分もそこそこ使いやすいです。
 使い勝手の部分について。
 本体のハードキーは挙動がちょっと謎です。まずは電源を起動した直後、何のアプリも起動してない状態で再生開始を押すと、w.ミュージックが起動して電源OFFの前に再生していた曲が再生されます。ライブラリ更新が走った時は全曲再生の一番先頭の曲が再生されました。Neutron~を起動しているとその状態ではハードキー全部が正常にNeutronを操作できますが、そのあとでGoneMAD~(GMMP)を起動すると、操作をそちらに乗っ取られます。すべてのプレーヤーの再生を止めてホーム画面にして、その状態で再生キーを操作するとGMMPが起動して再生されてしまいます。そこで一旦最近使ったアプリからすべてを飛ばして改めてNeutronで画面からの操作で再生を開始したところ、そのあとハードキーでの再生・停止は出来ましたが曲送りや戻しのボタンでGMMPが起動してしまい…とか、よくわからないことになっています。また、優先順としてはw.ミュージック>GMMP>Neutronといったような感じで制御されているようですが、w.ミュージックはGMMPほどはでしゃばらない…そんな感じです。w.ミュージックは他のプレーヤーソフトが起動されてない状態では最優先で起動・操作されますが、NeutronやGMMPが起動しているときはそれに譲り、また、そのあとでw.ミュージックを使ったときは他のプレーヤーソフトが再生進行してようがハードキーの操作でw.ミュージックが呼ばれて両方で再生されてカオスな状態になったりします。GMMPもその傾向はあるようで、Neutronが一番割を食ってしまうような感じですが、このようなフォーカスの奪い合いになったときの挙動を見てみましたが、いろいろいじってたらw.ミュージックがハングアップして再生系のハードキーが操作できなくなりました(苦笑)。で、w.ミュージック自体が応答なしになって終了ダイアログから終了させましたが、そのあとで残してあるNeutronはもうハードキーでまるで操作できませんでした。また、再生キーを押してもw.ミュージックが起動してくることもありませんでした。w.ミュージック自体がまるで起動しなくなったのでリセットして再度動作を見てみました…一応正常に動作しましたが、どうやらハードキーの挙動とw.ミュージックは結構密接な関係だったり?ただ、プレーヤーソフトとしてNeutronだけを起動している状態だとNeutronを正常に操作できるので、これはこれで問題ないかと…も思ったんですが、KENWOOD Music Controlをインストールしているとバックグラウンドで勝手にこれが起動していてハードキーのフォーカスを強引に奪っていくようです。プロセスを切ってもリセットをかけたあとにKENWOOD Music Controlを起動しない状態でNeutron Music Playerだけを使っていても、しばらくしてハードキーを操作するとKENWOOD Music Controlが呼ばれてしまうのには呆れました。音的にも特筆すべきところがあるわけではないので、KENWOOD Music Controlはアンインストールしました…。その後はやはり優先順的にはw.ミュージックからGMMP、Neutronという感じですが、Neutronだけを使う分には普通に反応してくれているので、これでまあいいかと。普通に音楽を聞くだけなら通常はそんなにたくさんプレーヤーソフトを起動したりしないですしね。あと電源スイッチを押して画面をOFFにしてもハードキーからの音楽再生や停止、送り・戻しが可能なんですが、ハードキーのロックスイッチがないのでいつのまにか再生動作してしまってたり…とかいうのは、実際に使っていて何度かありました。逆に画面OFF時はハードキーの操作を一切受け付けないという設定もあるんですが、それでは何のためのハードキーなのかと…。ここはちょっと残念です。ハードウェア的にハードキーのON/OFFを切り替えられるロックスイッチは欲しかったところです。故障を懸念して付けなかったということなのかな?とも思うんですが、約2年ほどA867を使っていてロックスイッチが壊れたことなど一度もなかったし、耐久性的には問題ないものを作れると思うので、ハードキーのロックスイッチは実装してほしかったところです。
 あと、ハードキーそのものでの操作の場合、パネルからの操作と比較してレスポンスが若干遅れることがあります。許容範囲かな?という気もしますが、一応。
 Android端末としてはメインメモリーがF800の512MBからはF880は1GBと大幅に増量されたこともあり、かなり快適に動きます。web閲覧も問題なくスムーズにできるし、フルHDのビットレート6Mbps程度で作成した動画もMX動画プレーヤーで問題なく再生できます。
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 KindleやPerfect Viewerなどでの本読みも快適。画面解像度とサイズがないのでちょっとつらい面はありますが、F800よりは操作も快適です。GPSの捕捉も早くて、自宅内で試してみましたが精度も上がってます。
 ただ、本体サイズ自体はあまり変わらないんですがデザイン上の問題で横幅がF800よりも広くなっているせいで、片手での操作は少々つらくなった印象があります。F800の底面側に台形にすぼまっていくデザインは非常に持ちやすかったのですがF880は最近のスマホそのもののストンとした箱型のデザインなので、若干のサイズアップとその形状からの影響だとは思います。最近の大型化したスマホが片手操作が結構ギリギリなのに似てきている感じはしますね、ウォークマンならそのあたりはもうちょっとサイズを押さえて手軽さを前面に出してくれてもよかったかも…とも思ったり。そういう機種じゃないっていわれたらそれまでですが。
 実際の動作に関してはごく一部ですが録画して見たので以下のを見ていただけるとよいかも。


 結構さくさく動くので感動してしまって、片手での持ちやすさと操作しやすさを除いてはF800から間違いなく進化しているので、わたしの個人的な使用では結局A867とF807両方のリプレースになれそうな感じです。問題はストレージの容量だけなんですけどね。音楽用途だけならまだ空き容量もあるんですが、トータルで動画とか本とか入れだすと残容量があっという間に足りなくなるのはあきらかなので。
 あと、当たり前なんですがWiFiやBluetoothやGPSやNFCといった無線関係を入れると音質に影響が出ます。無線をONにしたとたんに全体的にもやっとしてくぐもって響きに伸びがなくなる息苦しい音に変わるんですが、その度合いとしてF800だとかなり影響を感じたものですが、それはやはりF880でも同様にあります。ただ、元々の音質がかなり向上してることと、やっぱり利便性との天秤…でもって、シビアに音質にこだわらないのなら無線使いながら音楽聞くというのもありかなぁ、と。そこまでこだわる用途にはZX1が控えているわけだし。F800の場合はさらなる上位機種がなかったこともあって、音質を売りにするくせに無線併用はありえないだろうと思いましたし、それはF880でもまったく同じなんですが、さほど気にならないか利便性の前に我慢できるのであれば、無線と音楽との併用というのはありかと。まあ、無線使ったら音悪くなるからなんて言ったらネットの動画見てられませんしね。あらかじめキャッシュしておけるような環境なら問題ないですが。今回はF800のようにすぐに気がついてしかも音悪いなーって思うほどではなく、厳密に聞き比べしてみて「もやもやするなぁ」って程度なので、それであればネットしながら音楽とかGPS入れて徒歩ナビとして使いながら音楽というのもありじゃないでしょうか。

 長々と書いてきましたが、これでようやくA867からの移行先として使える感じです。もっとも、シンプルな音楽プレーヤーとしてはまだまだA867の方がお手軽でいいし操作性の面でもまだ改善の余地ありだし、正直に言ってしまうと画面OFFで音楽再生だけならバッテリー消費もそんなに大きくないんですが画面をつけた状態でいろいろ操作してたりネット使ってたりするとなかなか激しい勢いでバッテリーがもりもり減っていくのもちょっと問題かも。ここらへんは本体をもうちょっと厚く重くしてもかまわないから、動作持続時間は長めにして欲しかったところですね。
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 これは画面を見ながらいろいろ聞き比べしてたり設定みてたりという操作をしていただけなんですが、結構な勢いでバッテリーが減っているのがわかると思います。BATTERY MIXのハードウェア監視がONだからというのもありそうだけど、見ると画面が付いているととにかく落ち込みが激しいので、もしかすると今回搭載されたトリルミナスディスプレイがいい感じでバッテリーをもりもり消費しているのではないでしょうか?とか思ったり。
 あと難点があるとすれば、WM-PORTからの充電中にはそこそこノイズが入ります。プレーヤーアプリを起動していなくてもイヤホンの方にノイズが回ってきます。なので、給電中のノイズが気になるようならバッテリーで運用するしかありません。音楽を再生して音が出てしまえばノイズは気にならない、ということなら給電中の動作もありだとは思います。WiFi使用時の音質劣化と違って、ノイズが入ってくるだけなので、気にしなければそんなに違和感はないともいえるので…WiFiの方もあれを気にしない人にとっては問題ない程度ではあるんですが。
 操作性のレスポンスや使い勝手の面についてはAndroid上で動作してるから…が、常々の言い訳になるのかな?という気が…。そこらへんは今後の機種で何とかしてもらえるとありがたいのですが、と思わなくもないです。
 それから残念な部分としてはF800にあったウォークマンクラシックというアプリが今回は入ってないことですね。
 これ、面白いアプリだったのに。
 過去のカセットウォークマンを歴代何種類からかピックアップしたラインナップが3Dモデルで収録されていて、その中から好きなモデルを選んで再生などの操作ができるっていう…ハードキーを搭載したF880だからこそ入れてくれたら面白い機能だったのに、なぜか今回収録されていません。F880になって収録機種が増えてると嬉しいなぁと思っていたのに、本当にこれは残念でがっかりです。
 いろいろ調べてF807から吸い出してDEODEXとかしてAPKを用意してF880にインストールするところまでは行ったんですが、動かそうとするとエラーを吐いて起動しないんですよ。
Walkmanclassics
 これこのとおり…実に残念。インストールできたから動くと良いなぁって思ったんですが、w.ミュージックも新しくなってるし連携して動くアプリだったから、うまく動かなくても仕方がないか、と。次のアップデートあたりで公式で復活してちゃんと収録されてくれるといいんですけどね。

 2年前、A867があの時点でウォークマンが史上最高音質を謳っていたことから、F880が現時点でのウォークマン史上最高音質であることは間違いないかと。ZX1が出るまでなので実質ほぼ50日間限定ですが。とはいえその音の良さはじわじわくるものがあって、先日も通勤で使っていてソースも圧縮音源なのにふと「あれ?自分、いまどこかのリスニングルームに来た?」という感覚を味わったのですよ、歩いている途中にもかかわらず(苦笑)。そこそこ良いオーディオを試聴させてくれるようなショップのリスニングルームで聞いているような、そういう感覚を想起させてくれるプレーヤーというのもなかなかないと思います。ここまでのものを仕上げてきて、かつ16GB~32GBであればそれなりに手に入れやすい価格で出してきたことはすばらしいことだと思います。64GBは結構高いですが。あと、過去のソニーストアでの購入履歴を見てると、ソニーストアからの購入なので一応定価で買ってるはずなので価格を比較したところ、定価ベースで3000円値上がりしてるんですよね、過去の同一容量の機種から。こういう姿勢は良いと思います。いいものを作るにはそれなりの価格が必要になる、というのはあって然るべきだし、なんでもかんでもディスカウントで安く安くってやってきた結果がいろんなものの低質化につながってることを考えると安ければいいというわけではありませんので。安いものがいい人は安いなりのもので分相応と納得すべきだし。もちろん高いものが無駄に高いのは許されませんけど、開発費だとか作り込みの精度の部分でしっかりコストがかかっていたらそれは定価に反映されて当然だし。企業もそこらへんいい加減お客様主体じゃなくて製品やサービスといった提供するものの質に見合った価値の価格をつけていくべきなのでは?というのは、このF880シリーズや今後出るZX1を見ていて考えさせられたことです。
 というわけで、今回は昨年のF807とは違って、全体的にほぼ満足度の高い製品に仕上がっていてよかったです。
 国内メーカー製でこのレベルのものがようやく手に入るようになったことがありがたいですね。もっとも5年前くらいの感覚だとこういうことをやりそうなのはソニーではなくKENWOODだろうと思っていたんですが、あそこもクオリティの高いDAPを作ることはやめてしまいほとんどカーナビ屋さんみたいなイメージになっちゃったしマイスターもとっくに辞めちゃいましたしね。やっぱりこういうポータブル市場でなんだかんだで真面目に製品開発したり作り続けてくれるのはソニーしかないのかな、と。
 海外製でもいくつか高音質DAPが出ているのは当然知っていますし興味もあって試聴にも行ってるんですが、外部メモリつまりSDスロット搭載って時点であまり信用してなかったり(ライブラリ構築だったりファイルアクセスの面でいろいろ問題ある機種がほとんどだと感じているので…)、UIなど操作性やデザインがいまひとつ持ち歩きたくなるものでなかったり使い勝手の面で結構つらそうだったり、ときどき聞く不具合の噂とか。音さえよければあとはすべてかなぐり捨ててもいい、というわけでもないので。そういう意味ではそれなりに実用域でバランスのとれた製品づくりをしてくるあたりはさすがソニーといわざるを得ません。F800もここへの布石だと思えば許容できます。ユーザー的には高い授業料またはお布施でしたが(苦笑)。それに音質面でも試聴した限りではそれら先行した海外勢にF880でかなり近づいていてZX1で巻き返せる実力を備えてきたので、輸入代理店を通したりしてのやたら高い海外製DAPを買わなくてよかった。
 ひさびさにウォークマンにかけるソニーの本気を見ました。この先に控えているZX1も、とても楽しみです。
 そして普及価格帯として出てきたF880シリーズは、ZX1まではこだわらないけどいい音で音楽もビデオもネットも楽しみたいという人にとっては、なかなかよい機種だと思います。F800でソニーがあげていたコピーがようやくここで生きてきた感じです。
 迷っている人もまずは試聴してみて、この音質を体感してみてほしいです。量販店で曲を入れてまでの試聴を許されるかはわからないですが、銀座ソニービルではおkだったので、もしそういうのをじっくりやりたければ空いている時間帯を狙ってソニービルへ行くか、量販店でも店員さんに話してみて試聴させてもらうと良いかと思います。


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2013年10月14日 (月)

だ日記(ry (~20131013)

 そばらしいもの
 …セブンイレブンの『石臼挽き蕎麦粉のざる蕎麦』なんですが、これになる前のセブンのそばってそんなにまずくなかった…いや、そこそこおいしく食べられてた記憶があったんですよね。で、これになってから初めて食べたのが数ヶ月前、なんかやたらまずいなーと思ってインスタントのカップそばで口直ししたりしたんですが、そのときはたぶん体調も良くなかったからだろうしってことで改めて食べてみました。
 やっぱまずい。
 そばの風味も香りも全然しないんですよね。そばを食べてる感じが全然しない。
 なんとなく気になって原材料を見てたらその中に『乾燥やまいも粉末』…おまえかー!
 納得してしまいました。
 これ、やまいもの味だ…たぶんそばの割合がめちゃくちゃ低い。よくよく見ればこのそばらしいもの、そばの色してないですしね…白っぽい。原材料を見て納得、これ、”やまいも麺”だわ。
 というわけで、そばらしいもの(がんばれギンくんかよ…)、これが今セブンイレブンで売られている『石臼挽き蕎麦粉のざる蕎麦』の正体のようです。
 もう食べない…。

 先日代休取れたので、ふらっと上野動物園へ行って年間パスポート買って入場してきました。これまではずっと毎回入場料を払って入ってたので年パスを買うのは初めてだったんですが、写真貼ったりするんですね。4回入場する値段で年間行けるのはありがたいので。ペンギン見て癒されてきた…で、その夕方にA+の試験を受けて取得してきた、3年後の更新までは有効ですね、ということで日々勉強だ…。
 翌日、会社に視覚情報の更新をと思って出社したんですが、朝から腹部の痛みがひどくて、事務所について耐えきれなくなり救急搬送されました(涙)。結果、尿管結石だとかで、見せてもらったCTの画像で詰まった方の尿管がぱんぱんに膨らんでるのがわかる状態で…なるほど痛みの原因が視覚的にわかって納得でした。詰まった石もそんなに大きくないから自然排出を待ちましょうとか言われて、病院では検査待ちの間に痛みが引いたのでよかったのですが(午後は普通に出社して仕事しました)、一応1カ月の痛みどめを処方されました。
 あんなに痛いものなんですねぇ…事務所から救急車に乗せられて、病院へ着くまでの間が一番痛かった。吐き気はするわ全身に力が入らないわで大変でした。正直な話、なにかおかしなものにかかってもうダメなんじゃないかと本気で思いました。いっそ終われ、とも(苦笑)。
 1日2リットルくらい水分とるようにと言われて毎日トイレが近くてたまりません(苦笑)。

 そういえば2199最終回の感想を書いてなかった、忘れてた。
 いや、もう、正直これはダメだと思ったので早く忘れるようにしようとしてたので…あんまり思い出したくもない。旧作の記憶はほぼないから2199は普通に新作のアニメとして見てたんですが、それでダメでしたね。新作映画やるって告知出ましたが、もう見ません。

 ガンダムビルドファイターズが面白くて…ラルさん本物だwとか、手描きのメカがガシガシ動いていて楽しいとか、ギャンを出してくるあたりとか面白いことやってるなーと。放送前から心配してた、実際にプラモが壊れるところはちょっと気になるけれど、それ以外は楽しめるいい作品だなぁ、と。
 あと今期は機巧少女は傷つかないとかのんのんびよりとか蒼き鋼のアルペジオとか面白くていいなぁ、と。のんのんびよりは原作1巻からずっと読んでたのでPV見てちょっと心配はしてたんだけど、アニメはアニメでうまいこと作ってあって面白かったので良かったです。夜々は…これもCGが微妙な気はしましたがアクション良かったし1話の時点だと話も面白いのと雷真がカッコいい下野なので視聴決定、アルペジオは実はあまり期待はしてなかったんだけどフルCGというのがなかなか挑戦的で面白いなーというのと、見せ方も斬新でよかったので続けて見ようかなーと。ミス・モノクロームが録画し損ねてこれからなので…まだ1話のリピートに間に合ってよかった、と。楽しみにしてたわりにうっかり見落としてたという…見た人の評判だとなかなかにぶっ飛んでいて面白いらしいので期待してたり…というか、公式見たら配信やってるんですね、見なきゃ。

 今週NW-F887が届く予定なので楽しみです。去年のNW-F807から動作がある程度軽快になっていればいいなぁというのと音質面での向上が期待されるので。音楽プレーヤーとしても楽しみですが、今F807を普通にネット端末とか本読みに使ってたりするので、そういった使い方でもストレスなく動いてくれるといいなぁと楽しみにしてます。店頭で触った感じだとF800よりは全然軽快だったので、あとはソフトを追加していったりで環境を整えたときにどうなるか、ですね。音質面ももしかしたらNW-A860
を超えているかも…ということで期待してます。だとすればNW-ZX1を買うまでは常用プレーヤーにしたいところだし。


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2013年10月 6日 (日)

ウォークマンの新作・NW-F880とNW-ZX1を試聴してきました

 ※本エントリーは試聴での感想ですが、実際に手に入れてからの感想は…F880はこちらZX1はこちらをどうぞ。

 先週の話になりますが、NW-F880NW-ZX1を試聴してきました。

 銀座ソニービルの2階と4階に試聴機があるんですが、まずは2階から。
 F880は結構自由に触れるような感じで3台展示されていて、ZX1は1台なんですが、展示場所が島中でそこに列を作るように列が展示機から分断されてるので、並んでいても普通に横入りされるのはまいりました…っていうか、ちょっと周り見渡せば並んでるのわかるだろうに、横についてるスタッフもそれを止めないのがなぁ…あれは展示場所に問題ありだと思いました。
 それはさておき。
 まずは試聴したときの前提条件ですが、試聴に使ったイヤホンは常用しているMDR-EX800STにしました。MDR-EX1000を持って行ってもよかったんだけど、普段使ってるわけじゃないし、音的にも好みなのはEX800STの方なので、常用してる方で聞くのが一番だろうというのと、EX1000はソニービルにもあるからもしそれで聞きたければ借りられるかな?というのと、李下に冠を正さず…ということで、EX1000を出し入れしてて変に疑われたくないとかいうのもあり。
 Clear Audio+とかイコライザーといったエフェクトや調整関係は全部OFFです。この設定確認だけでも結構な手間で時間がかかるんですよね、イコライザーをジグザグに設定してて嫌がらせか?みたいなことしたままで置いていく人もいるようなので。
 順番待ちというのもあって結構ざっくりとしか試聴できなかったので、感想もざっくりと。
 2階での試聴は、とりあえずプリロードされてる曲で行いました。ノラ・ジョーンズで元が同じと思われる音源で通常のCDフォーマット(44.1kHz、16bit)のものとハイレゾ(192kHz、24bit…だったかと)の音源があったのでそれで比較試聴しました。
 はじめにF880から試聴したんですが、音質的には前作のNW-F800よりはかなり良くなったのじゃないかなーという印象です。
 クリアさは向上していて、F800のときのように薄布を通してもそもそいってるような音ではないし、F800のときに感じた上下に桁がはめられているような窮屈さもありませんでした。
 ただ、F880はNW-A860との比較はじっくり行いたいところです。A860とは手に入れてからじっくり聞き比べないとわからないかなー…という感じ。でもF880の音域的なバランスは良好だと思いました。F800よりワイドレンジでしっかり聞かせてくれる印象です。
 これまでの音源とハイレゾとの差は、EX800STでも十分実感できるくらいの差はありました。音のなめらかさや空気感といったニュアンスの違いを感じ取れます。ハイレゾ対応はフォーマット再生の可否であって、イヤホンやヘッドホンについては非対応品でも別に問題はないわけです。ここらへんはオーディオの一般的な話になりますが、ハイレゾで話題になる超高域再生はあくまでそこまで再生できますよという話であってフォーマットのもたらす効果の一部でしかなく、人の可聴域を考えれば、とりあえず現行で出ているそれなりに音質の良いイヤホンやヘッドホンであれば問題なく楽しむことができます。当然、ソニーが過去にHDドライバー搭載として出していたヘッドホン、たとえばMDR-Z1000などを用いればもちろんそれはよさそうなわけですが、そうじゃなくてもハイレゾ音源の分解能の高さ・音のなめらかさは楽しむことができますよ、というわけです。BAタイプのイヤホンは除外しますが(これはBAのユニットの性質上しょうがないので)。なので、ソニービルで「ハイレゾ対応のイヤホンやヘッドホンを買わないと、付属のイヤホンではハイレゾは楽しめませんか?」という質問にフロアのお姉さんが「はい」って答えてたけど、それはないだろう、と。そこらへんは要注意…といっても、普通に考えればわかりそうなことではありますが。
 ハイレゾ云々を抜きにした基本的な音質は良好だと思います。少なくとも、F800を買ったときのように、がっかりする…ということはなさそうな気がします。A860とじっくり比較してどうかというのはありますが、そこまで悪くない…もしかしたらA860を超えてるかもしれないとも思わせるくらいの音は出てました。
 操作性に関しては、ハードキーが復活したことで音楽プレーヤーとしての操作性はF800よりも良くなっていると思われますが、こればっかりは実際に運用してみないとなんとも…なので、操作性については保留です。なお、ソフト面ではプレーヤー状態での見た目がxperiaのウォークマンアプリに近づきましたが、実際に操作したところ、結局はF800同様のw.ミュージックだったのはガッカリでした。ライブラリの操作性も同様です。この残念さはなんだろう…見た目だけ真似られても意味はないんだけどなあ。というか、もう、xperiaのウォークマンアプリをそのまま移植すればいいじゃんかー、と思ってしまいました。操作性も閲覧性もプレイリスト周りの機能も全部スマホのアプリに負けてるとかって専用プレーヤーとして情けないって何度言えばいいんだろう。ここらへんの作りこみが甘いのはF800譲りです。
 Android全体の動作としては、F800よりはきびきびしてます。それ以上に関しては、これも実際に手に入れていろいろやってみないと何とも言えないです。動画再生とかweb閲覧とか電子書籍まわりの操作性や動作の快適さ…このあたりは、しばらく使いこんでみて…というところでしょう。
 サイズは手になじむくらいの手ごろな感じですが、ちょっと薄すぎる?という気もしました。実際はそうでもないのでしょうが、薄いなぁ…と。画面はくっきりしていてきれいで見やすく、ただ、屋内なので、これが屋外になったときどうなんだろう?とは思いました。あと例によってグレアなので、わたしは買ったらアンチグレアの保護シートを使う予定です。指滑りも標準ではいまいち引っかかるような感じがしたので、いずれにしても保護シートは貼る方がよさそう。

 ZX1は…2階ではそんな並ばせ方もあり、ろくろく落ち着いて試聴できなかったので、4階で。まあ2階ででもよかったんですが、フロアの方もいつも聞いてる曲をプレーヤーからBTで飛ばして試聴していいというのでじっくり聞きたかったんだけど、おひとりさま5分制限ではちょっとキツイ。
 4階での試聴は各1台ずつですが、人が少なくてわりとじっくり試聴できました。
 なお、A860からBTで手持ちの曲を転送して聞いてみました。これなら普段聞いている曲で聞き比べられるから、2階での試聴とは印象が変わるだろう、と。

 F880については…F800よりはA860に近づいたという感じでした。また、アンプに余力があるのか、再生したときの音に余裕があるなぁ…という印象がありました。これこそA860からの正統進化といえるのかなーと…近いことは近いのですが、A860を超えてるかどうかは、じっくり比べてみないとなんとも言えません。

 本命のZX1ですが、これがすごい。
 雑味がない。
 出てくる音に濁りや雑味が感じられず、とても澄んでいてすっきりしてる。
 音の立ち上がりも制動も非常に良好で、エッジがくっきりしていて余韻もきれいに聞かせてくれます。
 大事なことなので(ry
 雑味がなくクリアでアタックと制動にスピード感があってキレがいい。
 余韻もぼやけずにしっかり聞かせてくれる。
 F880との格の違いは間違いなくあります。別物といってもいい。
 DAPでここまでのものを聞けるのであれば、あの価格も納得です。
 A860を手に入れたときの感動もすごいものがありましたが、それを確実に超えてる。ZX1で聞いた後にA860で同じ曲を聞くと、若干ざわざわしたものを感じるんですよ。A860はあれだけ良いものだと思っていたのに(苦笑)。
 ざっくりと試聴したレベルでこれだから、手に入れてじっくり聞けるのが待ち遠しいです。
 こういった音質なものだから、どうせクラシックとかオーケストラとかジャズとかそういうの向けなんでしょ?っていうとそんなわけなくて、わたしが転送した曲がオールドスクールなハードコアテクノだったりするので、そういうのでも、というか、そういうのこそがっつり楽しめるかなー、と。アタックがくっきり出て制動がしっかりしてるのですごい締まって聞こえてめちゃめちゃ気持ちよかった…これは、ありだな…と思いました。細かい音の動きもしっかり追えてすごい楽しい。早く欲しいです。
 デザインや操作性の面では筺体下部が膨らんでいることと背面のラバーが持ちやすさにつながっていて良好。ボタンも柔らかすぎず硬すぎず、離れていてそれぞれのキーに誤操作がないように突起をつけたりの工夫があるので扱いやすい。内部部品のためにこの膨らんだデザインになっていることはわかっていますが、これはありだなと思いました。
 液晶やソフトウェア面についてはF880に準じるので割愛します。
 細かい部分ですがF880と比較してZX1は低めの音量でも十分な大きさの音が出ます。アンプまわりの出力関係の違いでしょうか。
 なお、4階は2階と違ってフロアの人が付いていないのでライブラリや設定類がかなりカオスなことになってました(苦笑)。

 ひとまずこんな感じです。
 時間に限りがあるなかでわりと騒音もあるので試聴向きの環境じゃない場所ではありますが他にないのでしょうがない…というか、量販店よりは全然良好な環境ではあるので。
 そんななかでざっくり聞いた感想としては、このような感じです。
 わたしは両方とも買ってしまうので、あとは受け取るのを楽しみにしている…というところです。F880は今月なので、あと1週間とちょっとですね。ZX1は当分先ですが。
 なにせ昨年のF800があまりにもガッカリ製品だっただけに、今回の新型はどれも力が入ってると思わせてくれる良い製品ばかりなんですが、この2作は特によくやってると思いました。F880のF800からの進化も気になりますが、ZX1はデジタル・アナログ両面でかなり作りこんできているのがいろいろなところから伝わってきて期待してしまいますね。これで最終仕様ではないということなので、完成品の発売が待ち遠しいです。
 現時点で要望があるとすれば、あいかわらずがっかりだったw.ミュージックを廃止してくれたらなー…ということくらいでしょうか。見た目だけウォークマンアプリと同じにしても意味ないですし。プレイリストの操作性や仕様も他のAndroid用再生プレーヤーアプリと揃えてくれたらありがたいわけですが、今回も独自なんだろうなぁ…。ソフトウェア関係の作りこみはどうにもこうにも残念な感じです。
 再生アプリについてはハイレゾ音源のネイティブ再生はさておきこれまで通りのライブラリーを扱うならNeutron Music PlayerGoneMAD Music Playerがあるし。これらについてはサイドのハードキーが有効ではない可能性もありますが、とりあえずw.ミュージックよりは全然良いので、プレーヤーソフトについてはあまり悩む必要はないのかもしれません。どうせ両方買っても1000円するかしないかくらいだし、どちらもGooglePlayを通さなくても購入できますし。

 ソフトはともかく、ハード面ではF880もZX1もよく出来ていると思います。これはひさびさに買いだといえるウォークマンです。本当に発売が待ち遠しいですね。


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