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2012年10月11日 (木)

SONYという現象

別に意識して買っているわけではないのに、気がつけば身の回りに多いソニー製品、ということで。
うちにある・または記憶に残ってる主なソニー製品から。
※ソフトは除きます
ウォークマン、ヘッドホン、イヤホン、BDレコーダー、BDプレーヤー、ポータブルDVDプレーヤー、PSP、PS3、PS2、PlayStation(1000と7500)…そんなもんかな?

ウォークマンはずっと昔に父からもらったワールドワイドシンセチューナー付きのカセットテープタイプのウォークマン、Hi-MDウォークマン、CDタイプのウォークマン、それから最近のメモリータイプのウォークマン。

BDレコーダーは4年くらい前に買ったものですが、ぶっちゃけてしまうとそのときすでにフルHD環境だった友人宅で見せてもらったガンダム00を家でもフルHDで見たいということでTVとあわせて環境を整えたかったという感じだったかと。

TVはシャープで、うちに置けるサイズと必要な端子が装備されていたからですが、LC-22P1にしました。レコーダーはいくつか選べる状況でしたが、そのときにダブルチューナーでそこそこ大容量ということで320GBのソニーのBDレコーダーにしました…というのはあります。

現在使っているBDプレーヤーもソニー製なんですが、これも本来はものさえよければどこのメーカーでもよかったのです。が、シンプルに再生機能のみのBDレコーダーで何かいいものないかな?と探したときに、シンプルでサイズも薄くて機能もUSBストレージ接続とか高速起動・高速動作とか画質の良さとか手ごろな価格かどうかとかを見たときに、選択に残ったのがソニー製だった、というわけです。BDP-S380なんですけどね。

ポータブルDVDプレーヤーは、一番初めはパイオニアのものを使っていました。DVD黎明期だったと思います、トールケースサイズとか言われてたプレーヤーです。その時の松下のとどちらがいいかな?と迷いましたが、そのときはパイオニアの方が絵がきれいだったんですね。しかし、それからずっと後、改めてポータブルDVDプレーヤー市場を見てみると、国産のメーカーはどれもあんまりやる気がないか高いのに画面の解像度が粗かったりとかで買う気が起きないモデルばかりの中、手ごろな価格でDVP-FX850が出ていたのが大きいですね。画面の解像度もDVDの解像度をほぼ活かせるWVGAだったのは大きいです。わたしは元々VHSやLDのころからラインダブラーを使ってPCのディスプレイで映像ソフトを見ていたので(かなり昔から『解像度は高ければ高いほどいい』と言ってました、また、そのころのラインダブラーは結構高額な製品でした)、ポータブルでそういった高解像度環境が実現されたのはうれしかったですね。で、その時に思ったのは、他社がそういうジャンルでやる気を失っていても、ソニーだけはなんとかそれっぽい製品をギリギリ最後まで出してくれているのだなぁ…ということですね。それは本当にありがたいと思えることでした。

ゲームに関しては別にソニーじゃなくてもいいんですが(PlayStation時代はセガサターンというライバル機もありましたしね)、PSPだけは出た当時はすごいと思いました。いや、今でもPSPはすごいなーとは思ってるんですが。携帯機でそこそこ解像度があって、それなりに大容量のメディアを扱えて、かつゲーム以外にもいろいろできるという方向性を作ったのは面白いと思います。コントローラー部分の操作性の劣悪さだけはどうにもなりませんが(涙)。

ヘッドホンについては、いろいろありますが、やっぱりMDR-CD900STですね。こういう息の長いものをちゃんと作り続けてくれているというのもうれしいところです。イヤホンでも近年MDR-EX800STというモデルが出ましたが、これもCD900ST同様に長く作り続けて欲しいです。
ヘッドホンやイヤホンは他社製品をいくつも使ってきましたが、結局戻ってくるのはCD900STやEX800STだったというのが…それは別に表面的に業務用だからというところに魅かれたわけではなく、それ自体の出す音が他よりも好みだったからに他なりません。それがたまたま業務用だったというだけのことでもあります。なのでこれからも、変わらずに長く作られ続けてくれると嬉しいです。

そしてウォークマンなのですが…これについても、元々わたしはカセットテープのころはアイワの製品を使っていました。別にソニー製が嫌いだったとかではなく、当時音質的に目新しく面白いことをやっていて、店頭で聞いていいなと思ったのがアイワの製品だったからです(BBE搭載だとかバーチカルイヤホンとか、今考えると今のわたしなら買わないかも知れませんが、当時は画期的で他よりよかったと思えたわけです)。それからあとのCD時代は松下の製品を主に使っていましたし、MD時代はシャープのスロットインメカの携帯プレーヤー、MP3が主になりだしてからはRioの製品をメインで使ってました。しかしRioがCarbonを最後に消滅したとき、乗り換え先として選んだのがKENWOODのHDDプレーヤーでした。元々MP3プレーヤーでもどれが音質がいいかな?というのでRioがそのときよかったので選んでたんですが、それからKENWOODの製品の音の良さを聞いて乗り換えを決断するのにはさほど時間はかかりませんでした。結果、KENWOODのプレーヤーにはHDD機で最終最高のHD60GD9ECにまで付き合ったあと、これで後継が出ないとわかったので乗り換え先を検討したときに、他で音のいいプレーヤーを作っているのがソニーしかなかったんですよね。もちろん店頭でもいろいろ比較してみましたが、そのときのソニーのA840シリーズが一番よかったのでそれに乗り換えました。それからA857、A867と乗り換えて今に至ります。

ここまで読んでくださっている方にはご理解いただけるとうれしいんですが、別にわたし自身はソニー信者とかいうわけではないんですよね。そのときどきでどれがいいかな?と考えて、個人的にベストかベターと思えるものを選んできているのですが(ゆえにPCはいつまでたってもソニー製を選ぶことはないし、今後もありえないと思われます)、ことAV機器やそれらのポータブル環境においては、気がつくとソニー製品を選んでいる…ということになります。
これ、友人から「なんだかんだで結構ソニー製品買ってるんじゃね?」って指摘されて気がついたことです。考えてみると、何かを買おうと思っていろんなメーカーの製品を比較してみるとき、そのジャンルをちゃんと作り込んでたり、最後のあたりまで作り込んでしっかり残してくれているのって、他のメーカーさんには失礼な話ですみませんが、ソニー以外にはほぼないんですよね。市場的にニッチになって他のメーカーがとっとと撤退してしまったり他のメーカーが焼畑的に市場を荒らして儲からなくなって逃げたあとにも、ソニーは残って製品を出し続けてくれている…これは要因としてはあるんじゃないかな?と思いました。
ソニーは確かに昔に比べるとフロンティア精神やチャレンジする心を失ったりしてダメになってしまっているのかもしれません。ステマとか言われるようなろくでもない宣伝手法を使ってきたことも部分的にあると思われることもどうかとは思います。ですが、わたしが製品を選ぶ場合は、最終的にはそういうの関係なしに製品と向き合って気に入ったから買ったり良いと思ったから買うという選択なので、なんだかんだでソニーは製品としてはいいものを作っていると思うんですよね。でなければ正直な話として選びませんので。
…とはいえ、『ソニーだから』と意識して買ってることがないのもまた事実だったりします。イヤホンやヘッドホンにしても結果的にソニーのものを使ってはいるわけですが、それはこれまでいくつものメーカーのものを買ってきた中で現時点でよく言えば安心して、悪く言えば無難に選んでしまったのがソニー製だったというだけの話です。もっとも、それには過去の経験も大きく作用していますけど。たとえばイヤホンであれば、ものすごく昔ですがそれなりに値の張るイヤホンを買って満足できたのがソニーのMDR-E464で、それ以後はテキトウに安物でお茶を濁してきた時期もあって、そのころは松下のせいぜい実売1300円程度のものを使っていたけど、今にして思えばソニーのイヤホンは音がよかったなー、と。もちろん高額なイヤホンを買うようになって改めて松下とかビクターとかのも試しましたが、なんかしっくりこない…というのがあったわけです。ヘッドホンにしても同様で、Eggoの形状記憶合金をヘッドバンドに使ったタイプのものとパイオニアの製品、パナソニックの製品と、いろいろ使ってたんですが、その中でいい音だなと思ったのがEggoとパイオニアの製品で、それでもどちらかというとEggoのが自然でいい音してるかな?と思ったのが今に至る…という感じかと。

このように『ソニーだからいいのだろう』とかはあまり考えずに、テキトウに選んできた結果で残っているというだけなので、別にもともと選ぶ対象として特別に考えてきたわけではないところが面白いなと思った次第です。
これからもいろいろ機器を買うと思うんですが、それもこれまでと同様に、特にソニーびいきしたりせず、いろいろ見て聞いて選んで、それでソニーが残ってきたらそれはそれで面白いなーと思います。また、そうさせないような製品が他社から出てきてくれるというのも楽しみにしてます。実際ソニー製品じゃないものを使っている・使っていたこともあるわけだから、今AV機器業界ってあんまり活況じゃない気がするんですが、また昔みたいに各社特徴ある製品を出していってくれると面白いのになー、というところで〆させていただきます。


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