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2012年8月27日 (月)

ファイティングエッジをホリの他のアーケードコンパネタイプのコントローラーと遅延比較実験してみた

ホリのファイティングエッジを他のホリ製のアーケードコンパネタイプのコントローラーと遅延比較実験してみました。



エッジ自体は3もEXも8月上旬には手に入れていたんですが、なかなか実験できるタイミングがなく、しかし動画のなかのタイムスタンプを見てもらえるとわかるように二日前の日曜に一気に収録してそのあとわりと徹夜気味に編集してうpしてるので、こういうのはやる気になったら勢いが大事だなと…それはさておき。

  まず、実験前の予想およびファイティングエッジはどうなの?って部分ですが、正直な話モノとしてはしっかりできてるんだけどキーアサイン変更機能とかがコントローラーのレスポンスに悪影響を及ぼしてるんじゃないかな?とか、心配な部分はありました。で、レバーユニットの隼は動画の字幕でも書いてますが、ニュートラルからスイッチまでが遠いので、結構意識してしっかり入れないと入らないレバーなので、感触は軽いからかける力は軽くていいしある程度クイックな操作も可能なんですが、個人的にはLS-32とかのセイミツレバーのがニュートラルからのスイッチの近さという点でより速く反応してくれて好みです。ボタンユニットの玄は前にも書いてますが本当に指をのせた程度で反応してしまう敏感さなので、指をボタン上にのせてスタンバるようなプレイのくせというか、要はボムをスタンバるとかレイフォースなんかでロックオンレーザーをスタンバるとか、ゼビウスでブラスターを…な場合に、非常に誤爆しやすいです。そういう使い方をしない、つまり指が常にボタンから浮かされていてボタンそのものをある程度の高さから叩くプレイスタイルならいいボタンなんだろうなと思いました。この点でもボタンはセイミツのが好みですね。玄はサンワボタンの反応性の速さをより速くしたような感じですが、そのぶんOFFになりづらいということです。完全にOFFにしたければ指を完全に離さないと危ないということで、それをやりやすいとみるか苦手とするかはプレーヤー次第で、わたしは苦手な方です。
ちなみに…レバーによる機械的な遅延というものについては、もし体験したければセイミツのLS-33を買ってみるといいと思います。軽いレバーなんですがニュートラルからスイッチまでがえらい遠いので、いつもどおり操作してるつもりでも、めちゃレスポンス悪くなります。これはいつもわたしがやっている『コントローラーの同じスイッチ同士をダイオードで結線して同時押しでその差を見る』方法では測れない『機械的な遅延』なんですが、体験するにはうってつけのレバーです。セイミツもレバーは一種類じゃないんで、その中でもLS-33はそういうクセのあるレバーなので基本わたしは使わないんですが、レバーによる機械的遅延を知るには面白いレバーですよ。
要は機械的にはレバーは若干反応までかかりボタンは逆に超反応、電子的(入力からホストへ信号が出るまで)には遅い?という印象でした。
実際に実験した結果は…
RAPVX>RAPNX>エッジEX>RAPN3>エッジ3≧VLXダイヤ
こんな感じでしょうか。
どうもエッジ3はかなりVLXに近いんじゃないかなぁ…という気が、実験が終わった今でも払拭できません。それとやっぱり残念だったVLXダイヤ。これもモノとしてはステンレスの筺体だったりでなかなかすごいんですが、基板までは手を入れてこないだろうなぁ…と思ったら、やっぱり、でした。そりゃモデルになったビュウリックダイヤは高速I/Oとかの採用で高速レスポンスをうたった筺体でしたが、だからといってVLXがそこまで力をいれては開発してないだろうな…とは思ってました。まあしょうがないです。色違いの再販ということなんだろうなーとは薄々想像はしていましたので。…しかしクオリティは相変わらずでしたね、ローレットスクリューが外れて一個パッケージのなかに転がってたり、わたしの個体は天板が微妙に歪んでいるのか閉まりづらいんですよね。ファイティングエッジもEXの方がケースの支柱が底板にあたるところにケーブルを挟みこんでいて下手すりゃ断線しちゃうんじゃ?なんて状態だったりしましたし、高い製品なのに品質が微妙なのは相変わらずで残念でした。
P1001712
ちょっと見づらいかもしれませんがこんな感じです…なんでこうなった?という、ね。完全に挟みこんじゃってました。これは酷いですよ…。

それはさておき。

ちなみに今までやってきた実験は、できるだけ視覚的にわかりやすい方法は…ということで格ゲーでの相打ちをやってるんですが、遅延そのものは『何フレームかに何回発生する』というものではないことは、これまでの実験のときにも書いてきたことですが、いまだにそういう解釈をされてる方は勘違いもいいとこです。要はコントローラーごとに処理速度に差があって、遅いコントローラーというのは常に処理が遅いわけです。意味わかりますか?要するにスイッチが入ってからそのスイッチ入ったよーという信号をコントローラーが本体に送るタイミングというのは、速いコントローラーと遅いコントローラーとでは常に差があるわけです。ただ、ゲーム側の処理によって、それが顕在化するタイミングがまちまちで…ということで、相打ちが多かったり少なかったりとか、差が出やすかったり出にくかったり、たまに逆転したりとかが発生する…というわけです。コントローラーとホスト(本体つまりPCだったり360だったりPS3だったり)は非同期なので、そういうことが発生する…これは仮定ですが、これまでに繰り返した実験の結果をみてると、その仮定で話をすすめてよいと考えられます。なので、遅延は何フレームかに一度発生するというものではないことはご理解いただければ幸いです。ちなみにそういうことなので、PCでやろうがゲーム機実機でやろうが、実験結果が変わらないことも、これまでの他の実験で確認できているので、ファイティングエッジについてはこの実験ですべて終わりとします。で。結果である動画を見ると確かに『何度かに一度しか発生しない』という解釈をしたくなるのもわかるんですが、そうじゃない、と。なるほど格ゲーだとなかなかコントローラーごとの遅延は感じづらいんじゃないかな、という…ちなみにわたしがいつもコントローラー差を見るのは、元々シューターなんでというわけではないんですが、やっぱりシューティングだったりアクションゲームだったり、です。自機の移動が連続して行われて、移動方向の切り返しなんかも頻繁なので、格闘ゲームと比較するとわりと気付きやすいと思うんですよ。動画の中でも書いてますが、シューティングじゃなければアクションゲームで、RedRiveというゲームがありまして、フリーゲームでわりとルールも単純で面白いのでプレイしてみていただけると幸いなんですが、こういったゲームだとコントローラーごとのレスポンスの差がとてもわかりやすいんじゃないでしょうか。このRedRive(RebRank様)のリンクからダウンロードさせていただいて、プレイしてみるといいと思います。楽しいゲームですよー。気がつくとハマって結構な時間やってしまうという…それはさておき。ゲームのジャンルによって、コントローラーの遅延を感じやすいとか感じにくいというのはあると思います。個人的な意見としては、格ゲーだけだとなかなか判別は難しいんじゃないかなー、と。これは実際に某コントローラーがあれだけ遅延しているにもかかわらず、プレーヤー層の関係でしょうがあまり誰も指摘してこなかったこととか、状況としては証拠になると思われ。
それから、これは正直にゲロすると、たとえば遅いコントローラーだと、操作に対するレスポンスは悪いんですが、プレーヤー的にはそのタイミングで慣れるとそこそこやりやすいと感じてしまったりはします。そこから速いコントローラーに換えると、操作してからの自機の反応が変わり即動くみたいな状態になるので、それに慣れるまでは逆に速すぎてうまく動かせなくなったり、ミスが増えたり…ということがあるのも、経験上としてありますし、他の友人とかにさわってもらってもそういう感想をもらったことがありました。ただ、操作していて快適なのはもちろん速いコントローラーの方で、それで慣れてしまうと逆によりシビアな操作や細かい操作ができるようになってくるので、有利になってきます。そうなるともう遅いコントローラーは使えなくなってくる…ということで、うちではファイティングエッジは、Xbox360用もPS3用も戦力外となりました。

それと今回、本当ならファイティングエッジを両方とも受け取ってすぐくらいに実験して結果を出せばよかったかなー?というのはります。しかし、それをやらなかった理由がいくつか。個人的にいそがしくてとか準備が面倒でだとか、ワンフェスやらコミケやらがあったりとか、急用で遠出があって時間が取れなかったとかもあるんですが、ホリがかなり力入れて再販してたり宣伝してたのもあって、あんまりそれに水をさしたくないなーというのも。いい結果が出ればそれに越したことはないんですが、今回のみたいにあきらかに結果で買うのやめようとかいう流れになったりするのもどうなんだかなーというのがありまして。こちらとしては単純に興味からやってる実験でも、別に営業妨害とかする気でやってるんではないので。ただ、リアリストな見方をするなら、わたしが実験しようがしまいが製品としてレスポンスが他のコントローラーより遅いということは変わらないわけで、勘のいい方ならこんな実験などなくとも遅延してるって話を出されてる方もいたと思うんですよね。まあ実際某所だとそういう方もいたのに、火消しをするようにファイティングエッジには遅延はないって意見で圧されてましたしね。わたしもそうだといいなぁと思って実験してみたんですが、感覚的にはどうやっても遅いものが速いなんて結果が出るわけもなく…ということで。
それと今回、動画内の字幕でことさらに体感でという話を出しているのは、他人がどう言おうとわたしは実際に操作して差があるなーと思ったので参考までに書いてみた、というわけです。人によっては不要な情報であるかもしれませんが、しかし遅延ってプレーヤーが体感してなんぼだと思うんですよ。でもって、それが気にならないのであれば各人好みのコントローラーを選べばいいだけの話だし、そもそも遅延なんか気にしないならこんな動画とか結果を見たり読んだりする必要ないですよね。でも、気になるから見るんでしょ?というね(苦笑)。それであれば、ただ比較の映像だけではなく、プレーヤーとしての感想も書いておいた方が後で見たときに理解しやすいといいなーとか思ったりしたわけです。
その体感差については、わかる人はわかるし、差を感じない人にはいくら説明したり視覚化したところで理解されないと思ってます。なんだろう、よくいうあれですね、なんたらの壁、みたいな?
厳しい書き方かもしれませんが、要は体感できない人にはいくら説明しても意味がないからなんです。動かして体感できるなんて嘘だろう?なんていうような人は、これ以上はここの説明を見ても動画で結果を見ても意味がないので、もう今後コントローラーの遅延なんて話題は気にせず、触れずにいた方が精神衛生上よろしいかと思われ。ていうか、そうしてください。気にするだけ無駄です。また、体感できると言っている人を相手に、そんなのあるわけないとか否定したりちょっかいを出すのもご遠慮願いたいところです。また、体感できる人も、できない人に対して、差があることを押しつけるような話を執拗にせず、好きなの使えってことで話を打ち切って欲しいです。そうしていかないと、お互い不愉快になるだけなんで。製品として厳然とした差があることが事実でも、差を感じるか感じないかはプレーヤー次第なのだから。で、差がわかる人は自分でいいと思ったものを選べばいいわけで、差がわからない人は見た目だったりレバーやボタンのメーカーだったりとかで好きなのを選べばいいんです。
そういう思いもあり、今回敢えてというかわざと、ことさら目立つように、体感で…といった字幕をいれてみているわけです。それが余計な情報だとか不愉快に思われるような方は、今後コントローラーに遅延があるかないかなんて気にしないで、こういった情報にも一切触れない方が精神衛生上よろしいかと思われ。

…しかしこのファイティングエッジ、遅延はありますがレバーとボタンは新開発でかなりがんばってると思いました。まずはレバーですが、ニュートラルの状態からスイッチまで遠いとはいえ、はじいたときに勢いで逆方向に入ってしまうということはあまりないようです。軽いレバーなのにこれはなかなかよいかも。ボタンはキャップがケースとのガタつきが極力抑えられていて、キャップも通常のセイミツやサンワボタンよりも広く取られており、タッチも前述のとおり指をのせた程度で反応するデリケートなボタンなんですが、要はスイッチの反応する位置が高めなんですね、これは用途によっては困ることもありますが、格ゲーやる人にはいいんじゃないでしょうか。実際、格ゲーをよくプレイしている友人からは、このレバーとボタンは評価高かったです。
わたしの用途だとやっぱりレバーとボタンもセイミツで、レバーはLS-32かLS-40あたり、ボタンはセイミツならとりあえずどれでも…という感じですが、それはやるゲームが格ゲーがメインじゃないからというのもあるかと思われます。
ただレスポンスについては本当に残念でした。
ホリのメルマガだったかで遅延はありませんとか書かれてましたが、何を根拠にそんなことを書かれたのかがわからないですね。有名な格ゲープレーヤーを擁して宣伝してレスポンスがひどかったといえば海外の某メーカーのコントローラーがありましたが、これも似たような感じですね…筺体はがっしりしていていいのに、というところまでそっくりです。タッチパネルとかキーアサイン機能とかいらないんですけどねぇ…もっとシンプルに、打てば響くという感じでレスポンスにこだわって作られていればよかったのになー、とは思います。
監修されたプレーヤーの方のすごいといわれている試合はわたしも録画を見ましたし、発売前とかのインタビューなどの記事も読んで、結構期待していたんですが、残念です。まぁ、レスポンスに関してはキーアサイン機能搭載とか知った時点でヤバいかな?と薄々心配はしていたんですが…。で、遅延については、例の某メーカーの某コントローラーの件も、このファイティングエッジにしても、有名格ゲープレーヤー起用で大々的に宣伝とか、リリース後も遅延してるよって声があまり聞こえてこなかったとか、こうも似たようなことが重なると、やっぱり格闘ゲームでは遅延には気付きにくいのかなー?とは思います。実際、わたしの友人も、シューティングやアクションだとコントローラーのレスポンス差はすぐにわかるけど格闘ゲームではちょっとわかりづらいとは言っていましたし(それでもわかりづらいだけで気付けないレベルではないとも言っていましたが)。ゲームのジャンルによりけりというのはあるんではないでしょうか。
これは別に格闘ゲームプレーヤーが鈍いとかいうよりもジャンルとしてコントローラーをとっかえひっかえしたときにわかりづらいゲームジャンルなんだろうなー、と。いや、まあ、鈍いは鈍いのかもしれませんが、それは個人差あるのでどうとも言えずー。鋭い方なら遅延には気付かれていたでしょうし。多くはないのでしょうが。

以上、ファイティングエッジについてはこれでお開きです。
ガワは頑丈そうでアクリルの下にお好みの絵柄を仕込めたりとか面白そうな要素もあるんだけど、いかんせんうちではもう使わないなーという感じなので、これはおそらく手放してしまうかと思われます。
ダイヤはダイヤでレスポンスにはもとから期待してなかったわけですが、アルミ筺体とかがんばってたけどそのわりにまたしても作りが甘くて、コンパネが位置ずれしているようで開け閉めでひっかかりがあるとかあるんで、これも一旦手放そうかと。機会と在庫があれば改めて買ってみて…とか考えてます。
単純な個人的興味からの実験結果の公開ではありますが、こんな実験でも参考にしていただけてる方がいるのであれば幸いです。


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コメント

http://www.nicovideo.jp/watch/sm18725515
こちらの比較動画で使用されているBGMの詳細を効いてもよろしいでしょうか?
中毒性が高くて気になって気になって

投稿: AKIRA | 2013年1月22日 (火) 19時08分

AKIRAさん
コメントありがとうございます。
曲名/アーティスト(アルバム)
上記フォーマットで以下の通りです。
先頭から…
ぎゃおーぎゃおー!/3R2(J-CORE MASTERZ VOL.11)
Shapeshifta(3R2 Energetic Trance Remix)/Shoujo(Electro×Life E.P.)
Future Gadjet Hardcore Labo/MUZIK SERVANT(J-CORE MASTERZ VOL.11)
With my Brother!/3R2(Happiness Paradise)
Outro/3R2(Happiness Paradise)
以上ですべて…のはずです。
各アルバムはまだ入手できるところもあると思いますので、探して買ってみてくださいねー。
guhroovyとかとらのあなとかで手に入るかと。
同レーベルのこれら以外のタイトルもよいものがそろってますよー。

投稿: 釘町阿梨 | 2013年1月22日 (火) 23時40分

ありがとうございます。
曲名+アレンジなどでググっても全くでず正直なところ八方塞がりで助かりました。
早速注文してのめり込みたいと思います。

投稿: AKIRA | 2013年1月23日 (水) 00時11分

AKIRAさん
どういたしましてー。
確かにこの手の曲はなかなか音だけ聞いた情報からだと探すの難しいですよね、逆引き(原曲探し)はそうでもなかったりしますが。
MOB SQUAD TOKYOさんは面白いディスクをたくさん出しているので、今回ご紹介させていただいたものもその他のタイトルも、堪能していただければ幸いです。

投稿: 釘町阿梨 | 2013年1月24日 (木) 04時31分

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