売上による勝ち負けという価値観が歪めてしまったアニメの面白さとかについて(シャフト・アニプレックスの問題の件)
シャフトのホームページにて、まどマギのアイテムのリンクのURLが、やらおんのアフィID入りのリンクだった件。
シャフトから告知が出ましたが、以下の通りでした。
テキスト化としてはこんな感じ。
魔法少女まどか☆マギカ KEY ANIMATION NOTE
弊社リンク先ミスにつきまして
この度、弊社刊行物「魔法少女まどか☆マギカ KEY ANIMATION NOTE VOL.1」の
発売に際しまして予約可能なサイトの一部を弊社ホームページ内リンクにて
ご紹介させて頂きました際、Amazonの当該ページへのリンクが、
特定アフィリエイトアカウントのページにつながってしまう事態が発生いたしました。
(現在は正しい商品ページにリンク修正しております)
社内調査の結果、弊社web担当の確認ミスによるものと判明いたしました。
リンク先ミスは、
2011 年 12 月 31 日 午前 3 時 00 分 ~ 2012 年 1 月 1 日 午前 8 時 00 分 の
リンク先修正までの期間になります。
当該期間に弊社Amazonリンクよりご注文頂いた方は、
特定のアフィリエイトアカウントを通じての注文となりますが、
お客様自体に不利益が生じるものではございません。
また、一度商品をキャンセル、修正リンク http://www.amazon.co.jp/dp/4896106393/
から再注文して頂くことによって、通常通りの予約をして頂くことが可能です。
「魔法少女まどか☆マギカ KEY ANIMATION NOTE VOL.1」は注文生産商品ですので、
再注文手続きによって、商品が入手できないといったような事態は発生いたしません。
お手数ですがご確認下さいますようお願いいたします。
ご注文頂きました方、関係者各位には大きなご迷惑をおかけしましたことを
深くお詫び申し上げます。
また、弊社作品のファンの方々にも大変なご心配をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
略儀ではございますが、取り急ぎ書面にてお詫び申し上げます。
2012 年 1 月 3 日 有限会社シャフト
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さて。
この問題ですが、結構根は深いんじゃないかと思われます。
まずはシャフトという会社の体質。
今回の文面を読む限り、原因の開示やそれに対する釈明が一切ない点から、限りなく黒に近いとわたしは思います。
そしてweb担当またはシャフトそのものとやらおんとの関係性、これについての言及がない点、本来であればやらおんのID入りリンクを無断使用したことでシャフトが迷惑をかけてる立場になるわけですが、そこに言及がない点(関係者各位に云々で済まされる問題ではない)、問題の火消しをしようとしてただ謝罪だけをでっちあげたせいで余計に疑問が大きくなったということで、危機管理の対応としても下手と言わざるを得ないでしょう。
また、好意的に見るなら改変対策として告知文を画像であげたということでしょうが、逆の見方をすれば検索対策としてテキストにしなかった、という、姑息な知恵を働かせての対処と見ることもできます。
それから、ここになぜアニプレックスが絡むかというと、該当のアニメがアニプレックスからのリリースである点、それと、胡散臭いのがそこに絡んでいたアフィリエイトIDがやらおんのものだった、ということでしょう。
ここでやらおんの記事傾向をまとめたものがあったので引用します。
今期のやらおん
・持ち上げ記事
フェイト(アニプレ)、ワーキング(アニプレ)、P4(アニプレ)、アイマス(アニプレ)、ギルクラ(アニプレ)
・叩き
はがない(MF)、ホライゾン(バンビジュ)、AGE(バンビジュ)、UN-GO(東宝)、ピンドラ(スタチャ)
・記事のみ
ベントー(ポニキャ)、未来日記(角川)、ちはやふる(日テレ)、イカ娘(ポニキャ)、C3(スタチャ)
・無視
シャナ(ワーナー)、たまゆら(飛犬)、ましろ色(MF)、マケン(角川)、まじこい(ポニキャ)、世界一初恋(角川)
ここまで見て感づかない方は鈍感だと思うんですが、要は裏で糸を引いてるのはアニプレックスだろう、ということです。
どうやらアニプレックスは広報担当が以前にこういった大手ブログの管理人と関係を持っていたりとか、情報操作で自社作品に人気があるように見せる誘導をかけるとか、そんな工作をしていた疑いが強いようです。
また、シャフトについても、アニプレックスではない他社扱いの作品のときにお金をばら撒いて評判を上げようとした事例があったようで(『夏のあらし』での出来事…他の記事とか)。
そのシャフトとアニプレックスが組んだのが化物語でしたが、ぶっちゃけわたしはこの作品があそこまで売れたことについては懐疑的だったりしました(そりゃわたしも買いましたが…面白くなかったんで全巻手放しましたけど)。売れてる売れてるという評判で煽って売ってるなーというのは当時感じていたことだったんですが、そういえばこのころから『売れてる作品=勝ち組』みたいな、作品内容とはあまり関係ない(むしろ作品を面白い・面白くないといった方向の価値基準だけで楽しんでいる人には害悪にしかならない)評価基準で作品そのものや関係スタッフを持ち上げたり貶めたりするような論調が出てきていたと思います。
こういう方もいます。
473 名前: アナウンサー(大阪府)[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 01:32:11.55 ID:w2y0twshP
ステマのせいで大事なアニメが汚された。
アフィブログのせいで純粋な目でアニメを見れなくなった。
好きなアニメが不当に貶められたこともある。
みんなが絶賛するアニメは絶賛しないといけないような風潮に苦しめられた。
製作会社が信じられないようになった。似たようなアニメが大量生産された。
製作側のネットに媚びるような発言が気持ち悪くてしかたないと思うようになった。
みなが同じ事を語りだすコミュニティに辟易した。いつからか売れているアニメが正義になった。
覇権とかいう言葉が流行りだし、アニメが逐一比べられるようになった。そのため劣等感を植え付けられた。
マイナー系アニメのスレッドが売れないという理由で荒らされたことがある。一方向のアニメが持て囃されるようになった。
アニメはもう終わりだと思った。
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思い返せば、みつどもえがアニメ化されたときにやたらイカ娘を叩いたり、イカファンを装ってみつどもえのファンを煽っていたりしたのがいたんですが、みつどもえってアニプレックスからのリリースなんですよね。つまりどういうことかというと、それらの他社作品叩きや、他社作品ファンを装って本来のファンにまで他社作品を嫌悪させるようなイメージを植え付けようとしたアニプレックスの工作なんじゃないだろうか?ということです。で、ここまでに書いた事象や傾向を見ていると、それを否定しきれない状況証拠が揃ってしまっている、と思うんですよ。
それとアニプレックスが胡散臭いことの証拠は、シャフト作品でもディストリビューターごとの差が結構あって、それを可視化すると異様ともとれる結果が見えてしまう、ということなんですよね。ありがたいことにグラフ化されたものがあったので、こんな感じです。
…あちゃー、って感じはしますよね。
ここまであからさまだと、疑うなという方が無理があります。
大手ブログで個人の意見や2ちゃんねるでの感想のまとめといったものを装ってのステルスマーケティング、いわゆるステマとか言われているものが本当にあったのかどうかはさておいて、結果が物語っている通り、だと思います。
まさに、人気そのものが、偽物語…って、げふげふ。
ていうか虚像だったってわけで。
クールごとの覇権だとか言いだしたり、売れたアニメがいいアニメなんて、実際そんなこと視聴者にとってはどうでもいいわけです。面白いかつまらないかがすべてであって、そりゃ確かに見てる人が多いというのは話題の共通性という意味では楽しいという部分はありますが、娯楽作品なんて嗜好の問題だから好き嫌いがあって当然だし、誰かが売れてるからいいと言ったってそれが万人にとって正義や正解ではないわけで、でも、商業主義ごりおしのディストリビューターとしてはそれを押し付けてくる…傾向を見てると、アニプレックスという会社は、いつからかはわからないけど、こういうことをやっているんだなー、という認識を持たざるをえません。
それは作り手である制作スタジオにとっても、視聴者やファンにとっても、決していいことだとは思えません。むしろ害悪そのものです。
個人的には、わたしは元々、別にアニプレックスって嫌いじゃなかったんですよ。FLAGみたいな実験的な試みをリリースしてくれるメーカーとして面白いなーって見てましたし、まだアニメのBDがほとんど出てなかった時期でもFLAGのBDとか出してくれましたしね。それに旧ハガレンとかで、今考えればいろいろおかしいなってところはあったにしても、当時はがんばってるなーって印象でしたし。近年でも、空の境界は売り方はともかくよくやってくれたなって感謝してますし(もっとも元々劇場版でスタートした企画だったから、はなっからBD出せやって思ってましたけどね、なんでDVDのみでのリリーススタートだったのか…あとで絶対BD-BOX出すって読めてたし…サントラが初回DVDにしか付かないから結局全部買いましたが)、今回槍玉にあがっているまどマギにしても、作品そのものは全体では嫌いじゃないんですよ。ま、ショッキングな演出を入れて話題をとろうとかする作り方は嫌いなんですが、話そのものとしては最終回まで見て感動しましたし。そう、ファンだとか信者だとかいう人たちがリークされた最終回を偽バレだとか糞結末だとかプロの仕事じゃないとか散々叩いていたというのは後で知った話なんですが、そういうのを知らない立場で見たわたしからいうなら、まあ、綺麗にまとめたよね、よかったよ、というところでした(その分、放映前はリークされたシナリオに対して叩きがほとんどだったように見える意見が放映後に手のひらを返したように絶賛の感想が増えてるのを見ると滑稽だなーとは思いました、嘘バレじゃなかったんだから、あれだけ叩いてたんだから放映後も叩けばいいのにとか…意地悪ですか?)。あの結末も含めて物語全体のわたし個人の感想としては、しかし、意地悪く言うなら物語やテーマの全体的にはlainのパクリじゃん、オマージュどころの話じゃなくてパクリじゃないさ、といえなくもないわけですが(苦笑)。それでも面白かったことは否定しませんし、BDは結局全巻買いましたし、面白かったからこそ買ったことも後悔はしていません。
とはいえ、化物語のように、たいして面白いとも思えないのになんであんなに売れてるんだろうな?なんて思った作品もなくはないわけで(じゃあなんで買ったの?って言われれば、ちょっと引っかかる部分が当時あるにはあったんですよ、アイキャッチが綺麗だったなって、それだけなんですが)、それとか前述したみつどもえの件、結果としてみつどもえは映像ソフトとしては業界?的に大爆死といわれるような結果らしいですが、リリース中の本スレやらの他社作品叩きは半端じゃなかったですから。あれについては原作ファンが執拗にアニメを叩いていたり、単純にアニメ側のファンでもそのアニメ化の解釈はおかしくない?って疑問を上げただけで異様に反発するような風潮があったりとか一種おかしな雰囲気もあったりで、それらも今考えるとソフトを売ろうとするアニプレックスの工作があったように思えます。最終巻のBOX店舗特典の発表の仕方や予約の取り方のいやらしさとか、対応の横柄さなんかもひどかったですが、そのときに見えたのはなりふり構わずソフトを売ろうという嫌らしい対応でした。
今回の件で思ったのは、他人の感想は感想として参考にするのはありなんですが、一番大事なのはそれそのものを見て面白いと思ったら支持する、そうでなかったら他人がどうあれ自分の感じたことを大事にするってことじゃないでしょうか。他人主体で責任転嫁が横行するようなご時世ではありますが、趣味嗜好までそれでいいのか?ってことです。
それと企業側つまりアニプレックスの人間がこんなこと言ってますが…(以下転載)
ふと、アニメ・漫画・ゲーム関連だけにフィーチャーしたTwitterのまとめサイトとかあると素敵だなーと思いました。
(既にあるのかも?ですが)
未だに良い検索の仕方がわからず(RTが多かったりすると特に)、誰か作ってくれないかなーと・・・(チラッ
権利的な部分はよくわからないので何ともですが、仮に色々クリアになって出来たら、きっと楽しい気がする!
というか見たい!
アニプレックスゆま
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(転載終わり)
…他人の感想をまとめてどうするっての?って話です。まとまっているということをいいことにそこで自社持ち上げ他社毀損を行って情報操作したいってことじゃないんでしょうかね。胡散臭いったらありゃしない。声の大小に限らずひとりひとりの視聴者の声は、ひとつでも大事な感想だと思うんですよ。ぶっちゃけまとめなんて必要ない。
厳しいことを言うなら、まとめサイトに頼ってアニメ見てるような人はアニメ見なきゃいいんですよ。自分で作品の面白い・つまらないの判断もつかないような、自分の感想に自信が持てないような、他人が見てるから面白いんだよ的なスタンスなら、娯楽作品なんか見るのやめちまえ、と、わたしは思いますけどね。まあ、アニメに限らずゲームとかでも同様ですけど。映画とか、音楽とかも。
あと、個人的にはアニプレックスにはいずれ何らかの形でどこかから灸がすえられるといい、などと思っていたり。少なくとも今後アニプレが制作にかかわったアニメについては、録画で済ませるかレンタルとか借りて見るって方向で、できるだけ買わないようにしたいと思っています。まあ、消費者的には旧ハガレンのときにもちょっと嫌な思いをさせられたりもしてるし、FLAGのBDのときだってリリース情報が出たときはうれしかったですけどいろいろあったし(当時リリースについて問い合わせをしてものすごいぞんざいな対応をされたですよ)、みつどもえについてはもう残念な思い出しかないので手放しましたし、化物語も根本的に面白いと思えなかったのでこれも手放してますし。
個別のディストリビューターに対して悪感情を抱くというのは今までなかったわけじゃないです。まあ、バンダイビジュアルとかですけど、それは作品の価格とか販売方法に対してのみであって、今回発覚したアニプレックスのように『他社作品をどこかを隠れ蓑にして叩いたりとか世論誘導して面白くもないものや興味のない人にまで煽って売れてるからいいものだとして売ろうとした』ということはバンダイビジュアルのやり方から感じたことはなかったです。バンダイビジュアルはまだ、そういう意味ではまともに商売してましたから。作品の持つ力そのもので勝負していたといえます。しかし今回のアニプレックスの件からは、商売面でそういう汚い手を使って売ろうとしてきたりしてたんだなというのが見えてしまって、残念ながらもうアニプレックスという会社は信用できないなぁ、と言わざるを得ない状況です。
それから別にシャフトについてはどうとかってのは、わたしはあまりなかったりします。絶望先生は面白かったのでBD買ってますしね。俗までですけど(懺は余裕がなかったので当時買ってなくて、そのうち欲しいなーとか思ってはいます)。渦中のまどマギについても別に否定的な見方はあまりしてませんし。それ町は買うまではいかなくても楽しませてもらいましたし。ひだまりはアニプレというのは置いておいてこれも楽しんでますし。
しかし。
こういう癒着っぽいのはどうかと思いますけどね。
正直これ見て軽く吐き気がしました。
ああ、ずぶずぶの関係なのかなー、と。利権とか金とか。
それとアニプレが黒だというのは、アニプレが関わった作品リストを見ていると浮き彫りになってくるかと。…個人的にはイデオンが入っているのが激しく違和感があったりしますが(映像ソフトはタキかFDだしアニプレどこに絡んでたっけ?って感じなんで)。
で、シャフト・アニプレがひどいというのは、やらおんって結構作品叩きもやってるわけで。要するに、自社作品に金を落とさない原因になる他社作品そのものやそれらのファンの気持は踏みにじっても構わないというようなことをやらおんを隠れ蓑にしてやっていた可能性が今回の問題で極めて大きく疑われることになった、ということで。
かなり許されざる行為だと思います。
それと今回の件が残した大きな問題があって。
胡散臭い動きがあったり、あと、個人的に気に入らない作品だとかに対して『ステマやってんじゃね?』といって叩かれてもしょうがない的な土壌を生んでしまった、これはものすごく大きな負の作用だと思います。
場合によっては実力で話題になったアニメでさえ、ステマ扱いの叩きの標的になる恐れが…というより、確実にそういう流れになるだろうという風潮を作ってしまったことは、大罪だと思います。
本来、面白い・面白くないだけで語られるべきもののところを売れる売れないだの覇権だのくだらない言葉を出して格付けしたり売れなかったアニメを爆死だのといって叩く風潮を作ったことは万死に値するかと。
作り手・受け手の双方にとってマイナスなことをただの仲介商人であるディストリビューターがやったというのは悪質です。また、シャフトがぐるになっていたとしたら、それはそれで本当に残念なことです。
大事なのは見た本人が心から面白いと思った作品で、手元に残したいと思えば買って応援する、というのでいいんだと思います。大手まとめブログとか、そんなところの主体性がほとんどないような意見に左右されてアニメって見るものじゃないんで。個人で感想を書いているようなところだとまた別ですが。読んだ人がライターの感性に賛同できるなら見るとかいうのはまた面白いし見識も広がるとかあるでしょうし。ただ、まとめブログみたいなのは、個人的にはどうかと思いますね。特に前々からわたしは書いてますが、影響力の大きいと思われるところの主宰はそれなりの自覚を持つべきと。ちょっとしたことで他に与える影響も変わりますし。で、今回の問題はそれを利用して黒いことをやっていた企業がいて、ということなので。シャフトとアニプレのことですけど。
あと、アニプレには灸をすえる意味でも、今後アニプレがソフトリリースするアニメについては録画で済ませるとかレンタルでとか、そういう対抗措置で不買するくらいでちょうどいいんじゃないかと思います。
内容に対して不自然な売り方・売れ方をするようなものに対してはそれが歪んでいるわけだから、そうならないように業界のみならず視聴者つまりファンやユーザー側からも、自浄作用としてそういう意識は持つべきではないでしょうか。
それとアニプレックスと今回の問題そのものに関しては、出自がソニー(SME)ということで、デビットマニング事件もZipatoni社事件もやらかしたのはソニーピクチャーズアメリカとSCEアメリカだし、それの日本版だと考えて差し支えないかと。
まあ、今こうやって火をつけて話題づくりしていること自体が、これから放映される偽物語への炎上マーケティングだとかいえなくもないんですが。実際どうなんでしょうね。
疑い出したらきりがないけど、いずれにしても今回の件でシャフトやアニプレックスに悪感情を抱いた人の疑念を晴らさない限りは、逆にネガキャンされかねないというのは危惧していたり。
個人的には西尾作品は別に面白いとも思わない(ぶっちゃけつまらなかった、この人の作風はわたしの好みには合わん)のでもう見ない触れないの方向性ですが、ネット上でそういう動きがあるとしたら、それは作ってるスタッフとか、本当に楽しみにしているファンにとっては不幸だと思います。ディストリビューターが売り上げのためにやらかした行為でスタッフやファンに嫌な思いをさせるとか、あってはならないことだと思うんですけどね。
※20120203更新
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コメント
はじめまして。初めてコメントさせて頂く者です。
率直に申し上げますと、私の言いたいことを全て代弁して頂き、大変感動致しました。Aliさんのご指摘には溜飲が下がる思いです。
あのヤマカンさんも言及しておりましたが…買い支えている訳でもなく、製作に関わった訳でもない外野連中が、視聴者に対して極少数の購入者で成り立っている小規模なアニメコンテンツ市場でセールス的に成功した作品を覇権だの大勝利だのと盲目的に持て囃して勝ち馬に載った気分に浸り、一方そうでなかった作品を大爆死だのンゴだのといった低俗なスラングで罵って駄作のレッテルを貼り、あまつさえファンの人格すら貶めている現状を目の当たりにし、非常に不愉快な思いをさせられておりました。
それって百歩譲ったとしても購入者にしか許されない行為ですよね?最近Amazonにもよく非購入者の酷評レビューが散見されるようになりましたが、厚顔無恥も甚だしいものです。
しかし、「やらおん」や「はちま」の様な悪質アフィブログこそが嫌儲スレを無断転載し続け、業界に売上至上主義を蔓延させ、ユーザーに変な先入観を植えつけた一級戦犯であると認識しておりましたが、まさかアニプレ主導でステマが行われていたとは思ってもみませんでした。アニプレ作品の不自然な売上高の裏に不正が隠れていた訳ですね。少々ソースには信頼性が欠けるものの、十分考えられることです。もっとも、私の購入した作品は殆どアニプレ産が占めていますし、「アニプレ作品」で括ってしまうのは製作会社さんに対して失礼なのでしょうが…
余談ですが、私も化物語はまあ佳作程度には面白いなとは思いました。しかし、シャフト節全開の演出や西尾節全開の台詞回し、あざといキャラ萌えしか印象に残りませんでしたね。個人の主観の問題と言えばそれまでですが、あそこまで売れる内容でもないと思いますよ。日本人はどうも権威主義的過ぎるというか何というか…やはりもっと主体的であるべきですよね。
長々と駄文を書き続けて参りましたが、アニメだって嗜好品なんですからもっと肩を抜いて楽しんで欲しいものです。お恥ずかしながら、私自身も一部の購入作品が不人気だったためショックを受けてしまったこともありましたが…今後はAliさんの言葉を教訓に、不当なネガキャン・ステマなどには絶対に踊らされず、マイノリティー上等で貫いて行きたいと思います。純粋にアニメが好きなので。
投稿: 通りすがりの者 | 2012年1月21日 (土) 10時51分
通りすがりの者さん
コメントありがとうございます。
今回のことについては、一応続きを用意していたりするんですが、なかなかまとめられず…というところです。
ただ、この問題は今どうやら火消しにかかっている方向のようですが、陳腐化・沈静化させてはならない問題だと思いますね。
今後の作品を素直に楽しめない疑心暗鬼をもたらした時点でアニプレックスは今後ずっと糾弾されねばならないとわたしは考えています。
本来面白いかどうかだけで、売れた売れないは業者が気にすればいいだけのことだったわけです。面白いから売れるというのはある意味では真なんですが、売れた=面白いではないことはこれも真なんですよ。それを売れたから覇権などとくだらないことを言い出したアニプレックスの高橋がアニメ業界的に癌だし、それを持ち上げるような記事を上げていたアスキーなんかも一因として猛省してほしところです。
実際、売れていない作品だってそれぞれに光るところや面白いものはあるわけだし、それを大事にしているファンだっているわけですから(まあ、場合によっては箸にも棒にもかからないようなものもありますが…それもまた人それぞれに意見や感想があるわけで、一概には言えないわけで)。そういったものを売り上げだけのベクトルで持ち上げたり叩いたりといった行為がいかに馬鹿げているか、ということは視聴者全員の一人ひとりが認識すべきことなんじゃないでしょうか。
それと今回の問題点は、これはまだ邪推という程度にすぎないですが、状況証拠としてはあからさまにあやしい『アニプレックスがまとめブログを使って工作していた』ことですね。自社作品の持ち上げももちろん個人を装ってというのはあってはならないことですが、他社作品を貶していたということが反感を買う要因でしょう。サクラとして自社作品を持ち上げるだけなら、それがささやかな行為であれば、良さが多くにわかってもらえてないというような場合は確かにプラス方向での宣伝効果としてはアリなのかな?とは思うんですよ。それによって面白いものがより多くに見てもらえるならば、という考え方です。しかし、内容が伴わないものに対して過剰に広めようとしたり、そのために他を貶めたりするというのは、それはやってはならないことだと思うんですよね。で、大抵は歪んだことをやるとどこかで必ずしっぺ返しが来る、と。実際、今回もAmazonのランキングなんかで偽物語が異様な数字を見せていますが、あの内容で?というのが正直なところです。原作ファンでも偽については批判的な感想を寄せている人が少なくない同作であれは自社買いなどの工作の関与も疑わざるをえません。特に今回は普通にやって実績を出してきているあの夏が追い上げてきているということもあるんでしょうが、あやしすぎるとしか思えない結果が出てしまっているのは、何とも…。
それと、面白い・面白くないを判断するのにマイノリティーである必要はないとは思います。結果的にそうなることはあると思いますが(苦笑)、なんだかんだでわたし自身もそれなりにメジャーどころで面白いと思ったものは買ってたりしますし。正直まどマギについては本文中にあるように内容を見ていいと思ったから買ったわけで、まとめブログとかの影響ではないわけですが、だからといって別にそれがどうかとかは思わなかったです。いつも通り、ですね。たくさんの人が見てる方がそれは話題にもなるし楽しいでしょうが、それと個人的に面白かったかそうでないかは別問題だし、売れた作品を見て買っていたから売れてない作品を見て買ってる人を蔑むとかどんなバカげたことか、と思います。
もうひとつアニプレックスのやり方で気に入らないのは、売れなかったものは自社作品でさえ売れている作品へのあて馬にして叩いていた恐れがあることですね。具体的にどれとは書きませんが、あきらかにファンの神経を逆なでしてるとしか思えない売り方や特典の付け方をしていた作品とかもありますし、売れてないからこういうやり方しかしない、といったようなやり口、広報担当のデタラメな言動とか、たかがディストリビューターがでかい態度取ってるんじゃないよ!と怒りたくなったことは幾度もあります。
個人的にはアニプレックスだからといって不買に走るのも正直厳しいですが(別に全部の作品が嫌いなわけじゃないし、作品そのものに罪があるわけではないですから…BD化されたものでまだ買ってなくて欲しいものもありますので)、極力最低限に抑えて、今後の疑わしいアニプレックス作品については、本当に録画視聴にとどめるにして、購入しないということをすすめていくしかないですね。
覇権だのなんだの言い出すダメなディストリビューターが業界で大きな顔をしている限りは、どうやっても今後の作品を素直に見ることなんてできなくなってしまった、というのは間違いないので。
そういう疑惑を持たせる空気を作ってしまった時点で終わりなんですが…いずれにしても、この問題を風化させないことと、個人個人が面白いと思ったものは他人に流されないで判断することでしょうね。本編を見もせずに売れてるから買うとか、売れてない作品を叩くとか、そういうのがこういったよくない空気を助長しているのだなということは、わたしもですが視聴者それぞれが反省しなければならない点だと思います。
投稿: 釘町阿梨 | 2012年1月22日 (日) 11時57分