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2011年8月15日 (月)

コミックマーケット80 三日目行きました

コミックマーケット80、今回も無事?終わりました。
参加された方はサークルさんも一般も企業もみなさんおつかれさまでした。
わたしはわたしで今回は二日目・三日目の、しかも両日とも昼過ぎからの参加で朝の待機列にはいなかったのでフルに楽しめたというものではなかったんですが、それでも両日ともに堪能できました。制約のあるときもそれの中でそれなりに楽しむ方向で行かないと、やれなかったことばかりを嘆いていてもしょうがないなーというのがひとつ、と。遅く行ってるんだからそれなりのデメリットはあって当然で、次回は回る順をもっと考えるとか、優先順の問題ですかねー、そういうのに反省点として活かして、今回は今回で遅く行ったけどそれなりに欲しいもの買えたってことでそっちを喜ぼうかと。
そんなわけで、改めて二日目の成果から。

まずはRebRankさんの『RefRain ~prism memories~』と、PlatineDispositifさんの『BLOODVANE』。
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パッケージが凝ってるので、もっと横からとか。
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裏面はこんなんです。
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見ての通り、まだプレイどころか開けてもいないんですが、毎回期待を裏切らない両サークルだけに楽しみです。特にRefRainはずっと前から体験版でやってきているので、ついに完成ということでプレーヤーとしても感慨深いです。このサークルさんのは、フリーゲームとして公開されている『RedRive』も面白いので、興味がわかれたら是非やってみてほしいですね。固定画面シューティング?としてかなり面白いです。一人リブルラブルというのも違うし…イメージ的にはモトスとか近いかなー?と思ったんですが、これ、なかなか新しい面白さのゲームだなと思ったんで。RefRain本編も、体験版での感想ですがもちろん面白いので、店頭委託もすでに始まっているので、体験版をやってみて面白いと思ったら是非どうぞ。このパッケージ、この内容で委託1645円なら安いです。コミケ売りでは1000円だったんだけど、そりゃ好きじゃなきゃその値じゃ出せないよね…という凝りようなので。同人ソフトはDL販売でもいいかな?と思うこともあるんですが、こういう世界観からして凝ったパッケージを見せられるサークルさんの作品だと、ちゃんとパッケージでモノとして欲しいですね。ここは五月雨の資料集なんかもそういう方向で作ってたりしますし。

それから、風鈴屋さんの『Aclla -Inti Raymi- ~太陽の祭り~』、OBLIQUEGLASSさんの『Asteraiser』、大雪戦さんの『LETHAL CRISIS PROTO SPHERE(体験版)』。
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『アクリャ祭』ディスクは、もともとのアクリャが楽しかったので今回も楽しみにしてるんですが、スクリーンショットを見るとかなり狂ってますね(苦笑)。これはがんばれるかどうかわからないけど、前作からしてがんばればがんばるほどマゾい仕様だったので、どうやらより強化されてるというので…やるしか。Asteraiserは前評判から面白そうだったので、会場に着いたときはもう13時半過ぎていたんだけど手に入れることができたので迷わず買いました。委託はあっても先になりそう…なものほど、ここで買っておかないと後悔しそうだったし。大雪戦さんの体験版はリーサルシリーズ面白いんで今回も期待ということで。このサークルさんには、以前出されていた『特攻少女』のようなパロディ色の濃いゲームもまた期待したいんですが、シリアスで本気出すとすごいの作るなっていうのがリーサルアプリケーションでびっくりしたんで、オリジナルで面白いのに期待したいです。
それからこれは会場で買えたものではないんですが、えーでるわいすさんの『ETHER VAPOR Remaster』と『花咲か妖精フリージア』。これ、楽しみに待ってました。
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裏面はこんなんです。
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エーテルは前作ももちろんやっていて、それもわりと初めのころの体験版から完成するまでずっと楽しみにしてた作品だったので、今回のハイクオリティ化のリマスター版は素直にうれしいです。同人ソフトでこういうアプローチってそれなりに珍しいので(クオリティアップのバージョン更新という意味では過去にQOH'99SEなどもありましたが完成品の全面的リマスターは珍しいと思います)、すごく楽しみです。ストーリーON/OFFでのテンポ改善などの要素もありなので単純にゲームとしてやるだけならストーリーデモは切っちゃってもいいところですが、エーテルやるなら一度は通しでストーリー付きでラストまでやるとなかなかに良かったりします。特に6面の語りとエンディングまで見たときの感動は当時はすごかったです、ゲーム自体も出来がいいけど演出系としてもよく練られてるってうるうるきたもんです。フリージアは新作なので体験版をちょこちょこやっていて、これもアクションゲームとしてかなり面白そうだということで期待してました。ついに完成ということで、若干の育て要素もあるので、じっくりやってみたいと思っています。

その他会場で今回手に入れ損ねたので残念だったのが、四ツ羽根さんの新作体験版とか、天空時計さんのところの新作。四ツ羽根さんは『CrimzonClover』がすごく良かったので次回も楽しみです。天空時計さんは『飛翔鮎』『幻想少女』という良いものを出してたんですが、それ以後活動中のお知らせや制作中といった情報はあったんですが今のところ表向きには大きな動きがなくて、今回の合同作品も行ったら完売してて…単独での新作は来年出る予定のようなので、その完成が楽しみです。

企業ブースでは、今回は『すのこタン。』しか行かなかったですが、ここも結構こなれてきた感じですね。去年夏のタオル2000円はデザインよかったけど高かったなーというのはあったんですが、今回のグッズはいずれも適価で実用的なものでもあってよかったなーという印象です。
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今回の新作『のっけて!すのこタン。』のフルカラー版、買ってみました。
いままでのフルカラーの印刷はアルミの表面に塗料が厚めにのる感じのものだったんですが、今回の印刷はそのあたりも薄くてより機能性を向上させたものになっているように思われました。
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パッケージ内容のセットはこんな感じです。いつも通り、フルカラーマンガの取り扱い説明書といつか使われるかもしれない抽選券付きの注意書きです。
今回はいろいろな機器の上面に載せて使うこともできるようになってるんですが、その底面はこんな感じ。横に従来製品と同じつくりの『ミニすのこタン。』を並べてみました、比較してみるとなるほどという感じです。
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それから『ミニすのこタン。』と、『すのこタン。』シリーズと同じ材質を使ったアルミ製のしおりです。
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印刷そのものはのっけて!のものと同じように処理されてる印象です。すっきりしていて実用的なアイテムですね。

それから三日目なんですが、基本的に薄い本の日だからということでお見せできないものがほとんどなので簡単に感想のみさらっと書いてしまおうかと。
モノによってはリンク先注意ということで21歳未満の方は開かないように。
三級河川さんはコピー誌ながらもあいかわらず期待を裏切らない出来でした、作家さん本人は相変わらずぐだぐだだとおくづけで書かれていましたが、内容には手抜きはないように思いましたし。良い意味で古き良き時代の個人誌なんですよね。なのでここの本は好きですよ。それから、稍日向屋さんですが、なんやかやで哉羅さまはやっぱり面白いので。総集編と手に入る既刊、それから哉羅さまのポスターをげっと。哉羅さまのキャラクターとかは、これならではなので…やっぱりかわいいなぁ(ダメ人間)。あと、総集編のあとがきでも書かれてましたが、『隣の巫女さんは皆笑う』から結構長く続いている話なので、知らなかったけどリンク先見て興味湧いたって方は単行本から買ってみるとよいかも。
しあわせ1500さんのところの新刊も。ここもいつも繊細かつ綺麗な絵柄で良いですね。それと以前買い逃してたり別イベントで出されていた本もあったので、あわせて手に入ってよかったです。
そのへん以外で
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るかぽんずさんのパソトラまんがと、SuitablyPublicationMatsuzakiさんの新刊。
パソトラまんがはその昔PC-DIYという雑誌がありまして、そこで連載されていたマンガで単行本既刊2巻と過去に出た同人分は持ってるんですが、雑誌自体はわたしも結構処分してしまったので、単行本未収録分に関してはもったいないなーと思っていたらこうして本になりました!というわけで買いました。ひさしぶりに見たけどやっぱり面白いです。なんやかやでPCはこういうトラブルを楽しめる人じゃないと使うのは難しいのかもと思ったりもします。今でもF-07Cで同じようなことやってますけど。
適当刊MATSUZAKIさんのところは、毎回毎回面白く、今回もぴりっとひねりの効いた突っ込みとストレートすぎる笑いが盛り込まれていて面白かったです。まあ、不謹慎なわけですが(苦笑)。

それから、二日目の感想でグッズ買いすぎた書いていた今回の館内ドリンク関係なんですが、せっかく買ったし一通りのっけましょか。
今回の絵師は、なかじまゆかさんです。
まずは基本のドリンク。
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例によって1本200円です。
で、グッズコーナーで買うのは冷やしているわけではないのでしょうがないんですが、自販機で買ってもあまり冷えてなかったのは、やっぱりいつも通り回転が早いからなんでしょうね。補充されるそばから売れるので冷える暇がない、と。
次にミニタオル。500円。
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あれ?なんか色違くね?…これが罠でした。
で、トートバッグ。1200円だったかな?
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印刷は綺麗なんだけど、持ち歩いているとはがれてきそうで心配で買ったのは良いけど使う勇気が…。
そして、紙袋。500円。
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紙袋の表です。裏は違うんですよ、これ。
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色的にはあっさりしていてこちらもいいかなぁ…とか言ってる場合じゃなくなってきた気がする。
そして焼きショコラのミルクとオレンジ。各700円だったかな。
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ごらんのとおりまだ開けてません。早い目に開けて食べないとなぁ…じゃなくて。
なんやかやでグッズで結構いい金額飛んでます(苦笑)。さすがにミニタペストリー1200円には手を出せませんでした。欲しかったといえば欲しかったですが…。
ちなみにこれ、よく見ていただければわかるかもしれませんが、ただのコピペ色違い(パレット違い?)に終わらないところが憎そいですよ。よく見ると眉毛とか目とか微妙に変えてあって、色ごとに微妙なキャラ付けがされてて…って、細か過ぎんだろぉぃw…という感じで。なんだかんだ言って楽しんでるので、後悔してるというのは嘘かも。あぁぁぁ釣られてんなぁ…っていう気はしますけど、こういうおみやげ企画物は面白いのでありですね。絵師を変えて毎回出てますけど。


そんなこんなで今回も撤収に参加、そのあとの反省会にも行ってきました。
撤収については今回はちょっとしんどかったのと、いつもサークルさんで引けが遅いところがあるだろうなーと思って閉会後20分程度休憩してから入ったら、ほとんどの机やイスがある程度山にされていて、出遅れたなーと思ってしまったですよ。それでもまだ残られてるサークルさんとかいらっしゃるんですが、三日目はさすがに撤収のアナウンスかかったら撤収しましょうよーとかは少しだけ思いますね。集まってるサークルで楽しく話したいのもわかるんですが、そこはちょっと場所を移して、片付けるときは片付ける…とかも、もっとさくっとやればというのは思ったり。みんなで参加してやることだから、さくさくやった方が捗るし気持ちいいし楽しいものですよ。バミ剥がしとかも、サークルさんが残られているところは、邪魔しちゃうかなーという風に気が引けてなかなか剥がしづらかったりもするので。そこらへんで気をつかいながら回るのは、なかなか難しかったり。
しかし今回の撤収は、えらい早かった気がします。実際には前回と同じくらいなのかもしれませんが、体動かしてると時間がたつのも早く感じるものですね。
撤収は今回で4回目の参加になるんですが、毎回疲れるんだけど、もうこれに出て反省会も聞かないと参加してる実感がないというか、勿体ない気がして。反省会すごい楽しいですよ。
反省会の今回の話題とかについて感想を。
今回の参加者人数から。公式発表では初日16万・二日目18万・最終日20万だったそうで。冬よりわずかに歩きやすい?と思ったのは間違ってなかったかも。
今回、震災のために自粛しようかという話もあったようですが、場を維持することが使命でかつ楽しみにしてくれている人も場が続いていれば参加を目標に頑張ってくれるんじゃないかということで開催、実際にはやってみてよかったというようなお話でした。場の維持はたしかにコミケの存在意義としては大きいものなので、その原点で開催してくれたのはすごいうれしいです。これを楽しみにしてる人も大勢いますし。
今回は森林保護募金ではなく震災募金だったんですが、これも未集計ながらそこそこきたとか。湿ったお札(苦笑)とか、お釣り銭の500円玉とかいろいろ。湿ったお札のところで会場で笑いが。みんな心当たりありすぎw
気候は今回すごしやすくてよかったということで、熱いは熱いんですが実際に二日目・三日目は館内よりも外に出ている方が適度な風があってすごしやすい印象で、夏コミにしては珍しいと思いました。
節電の話がありましたが、館内の空調は通常通りだったようです。これ抑えたら倒れる人が出ちゃうし、ということだそうで。館内照明は普段の75%でとのビッグサイト側からの要請があったようですが、実のところ25%で運用していたそうです。わかりやすい話なんですがビッグサイトの証明は4個ひと組で、そのうち開催中は1個しかつけてなかったということだそうなんですが、実際それだから暗いかとはあまり感じませんでした。それから節電についてはみんな家のエアコンもテレビもPCも切って会場に来てるんだろうから、すごい節電効果のあるイベントじゃね?という話で笑いがw
会場内の救護室に関しては毎日だいたい160~200人くらい倒れたらしいんですが、基本的にはみんな救護室で休憩したら戦場へ戻っていくとか。らしい話だなーと思います。救急車を呼んだというのは参加者の中からは皆無だったようで、それはそれですごいことです。
コスプレの規制緩和について触れられていて、今回長ものが組み立てでならということで持ちこみありになった件、持ち込みがダメなんじゃなくて、振り回したりとかしなければおkということで行動についての規制に変更になったとかいうことでした。これでレイヤーの方はアイテムの自由度が上がったということでよいことなんじゃないでしょうかね。そのかわりというわけじゃないですが露出についてはいろいろ抑え気味になっていっているそうですが、これも参加者みんなが問題なく楽しむためのルール作りで模索していってるので、流動する部分はあると思われますが、やっぱりそういう基本は守って楽しんでいく…というのがいいことなんじゃないかと。
都条例についてはトラブルなく開催できたようですが、本と違って誰でも目にすることのできるPOPやポスターなどは、これはというものについては修正してもらったという話は納得です。基本的には会場内は誰でも入れるわけだから、誰でも見られるPOPとかであきらかにまずいのは要修正なのは仕方ない気がします。というか、ときどきありますけど『見えてないのにすごい』POPとか、そういう方向性ではどうなんでしょうか?と思ってしまった。要は見えていてはダメなわけなので。
それから今回、設営時で避難訓練を実施したそうなんですが、そういう設備の館内での全館一斉放送はビッグサイト始まって以来で初めてやったそうで、そしたら西館の放送設備のヒューズが飛んだとか(苦笑)。トイレなどの水回りのことやエスカレーターなど、コミケが設備を使い倒してメンテしているとかいう話に。なるほどなーと思いました。
それと今回は、会場内で偽札が出たとの話。これは閉会後に該当サークルさんには被害届と事情聴取に応じるようにということで警察のお世話になることになったそうです。意図してわざとやられたのかそれとも他で使われたものがたまたま今回にまぎれたのかなどは不明ですが、いずれにしても重いことなので。買い物に来ていた参加者の中で意図して使った人がいたとしたらひどいんですが、使った方も知らないということだと…できれば参加者の中から犯人が出てほしくないですね。それはそれで問題ですが。使われたサークルさんも災難ですね。もちろん具体的にどこかなどは話には出ないのでわからないんですが(ことがことだけに広くには伏せられている方が良いと思われ)、かわいそうだなと思います。ひとつイヤな思い出ができてしまうというのは、残念。皆が楽しむためにということで、これはもちろん偽札だから重罪なのでということだけではなくて、もっと基本的な部分で、参加者全員が考えて動く必要はあるんじゃないかと思います。自分に関係ないや、で、済ますのではなく、会場内での動き方とか、考えてみるのもどうだろうかと。
取材についてのお話は、都条例関係で増えるかと思ったらいつも通り。で、どちらかというと夏冬の風物詩的なところではもう認知されてきているようなので、その中身がどうなのかという、理解といった部分での中身についての報道取材なんかに方向性が変わってきているようなお話でした。また、文化庁や外務省の人たちが取材したいというようなことで来場されたりしたそうです。内容的なこともあるんでしょうが、まずはこれだけの場を維持して運営して運用できているということに興味をもたれていた様子だとかで。外務省の人なんかは8時20分に国際展示場の駅に集合だとか言いだして準備会からは無理って返答したとか。そりゃそうだ(苦笑)。で、実際には一般参加者の待機列が一言もしゃべらず整然と並んで動いているのに驚愕してカルチャーショック受けてたとか。来た挑戦(苦笑)でもないのに、これはすごいとかで。まぁ、それは、わかる気がします。あれは何も知らない人が見たら間違いなく驚く…んだけど、みんな目的が共通していて、訓練されてるお互い楽しむためにはということでわかっての行動だから、たとえばというと悪いんですが、新年の参拝のようにあからさまに一般の人とかがときによっては我先にと割りこんだり押しまくって動くのとはわけが違うんで。ここは参加者は胸張れるとこだと思うんですけどね。毎回のことだけど。それで準備会側としてもそういう人たちに理解してもらえるように動くわけですが、なにやらそういったお堅い人たちのはずなんですがネコミミ持ってきた人がいたとか、彼ら彼女らも普段はそういうキャリアにいるためにいろいろ隠してるんでしょうが少しずつボロが出て結構いろいろくわしかったですねというところで一斉に笑いが。こういう話が出るから反省会は面白いんですよね。で、準備会さん、こういったところへの対処なんかについての話ですが、つまりは作家や業界などの内向きへばかりの対応だけではなく、場を続けていくためにはそういった一種無関係と思われる対外的な相手への理解も積極消極に限らず得て行かなければならないので、そうした行動はとっているということで、コミケが維持されているのもそういう準備会の方の力があってこそなので、すごく感謝してます。存続のために各種外圧にあらゆる手段で対処しているということでは、例えるにしてはあれかと思ったんですがFAF司令部っぽいところがあるなぁとか思ったり(現実にはどんな組織単位でもそういうことは往々にしてあると思うんですけどね)。
迷子については、今回80歳のおばあさんが迷子になったとか…探し主は13歳のお孫さんだとかで。探してる方の歳も歳なんだけど、おばあさんについても無事見つかったというか無事に帰っていたことがわかってよかったとか。一緒にきてはぐれて…なのか、買い物をお願いしてはぐれて…なのか、どうなのかはわからないけど無事でよかったですよ。館内放送が流れたときは、スタッフ間のなんかの暗号か?とか、みょーな憶測が飛び交ったものです(苦笑)。
参加者からの質問では、簡素にということで毎回青年の主張はダメだよってやるんですが、毎回ありますね(苦笑)。で、アニプレの列整理についての質問がありました。今回はわたしは初日行かなかったんでどれだけひどいかの実際は見てないんですが、冬にアニプレ行ってるんで、あそこがヤバいことになると周りがどれだけキレかけてるかというのはわかります。強力なコンテンツを持っている企業の列もコミケの華とはいえ、アニプレの場合は考えが足りないんじゃないの?って思える部分が多々あります。やっぱり、遅れてからでもいいので通販やれという声には応えるべきなんじゃないでしょうか。わりと毎度な部分もあるようなので、そこについては準備会としても搬入数量などの面で企業に対しては話をしていくなど、アニプレに対しては「ぼくと契約をしようよ」的な話でとか笑いをとってたり。まあ、さすがにトラブル常連で隣に来た別のブースにあからさまに嫌がられるようなことが続くようなら、何らかのペナルティはやむを得ないんじゃないかと…それにアニプレは最近ではなくともなんだかなーと思うところはありますし。確かにアニプレは制作側の一部ではありますが、肝心のコンテンツを作っているのはクリエーターであってアニプレじゃない…というところはわきまえて動いてほしいなと思うことは多々あるので。ぶっちゃけ販社ですからね。それがなにか勘違いしてないか?っていうのはあります。一時期の王様レコードとかもそんな感じでしたけど。アニプレの彼らも商売だからわからんではないんですが、手掛けた作品が売れかなったとかであっさり見切るとか、さっさと新作へ移行してなかったことに…とかいうのは、各作品のファンとしては悲しいものがあるし、特にそれが原作ものだと、逆にアニプレこそ作品アンチなんじゃないの?なんて勘繰ってしまうこともあります。あと商品によってはやたらぼったくってくるところとか。そこらへんはバンビとかもあまり変わらないですけど。いずれにしてもアニプレはそろそろトラブル常連として一般参加者からも認識されてる部分があるから、何らかの対策はしっかりしてほしいです。閉会後の通販とかは考慮してほしいところですね。
続いて質問、地方の復興応援みたいな形でまた地方コミケやらないの?ってことについては、水戸でさえ準備に2年かかったし、他との協力だとそこのルールに従わなきゃいけなかったりで、一度そういう部分で折れるとコミケという場の主旨が変わってしまうので維持に支障が出るし、通常開催を維持して続けることこそ地方作家さんの参加したい目標であり続けられるしそれが応援になるんじゃないかという回答でした。納得。質問者の青年の主張はえらい長かったですけど。実際、今回は震災のこともあったので受付後初めて参加サークルのキャンセルを受けたそうなんですが、キャンセル申請が400サークルほどあったとのこと。でも、これだけの規模で400サークルにおさまって…というのは、わたし個人的には驚きでした。それに、申請することすらできないサークルもあったんじゃないかと思うと…。上の話じゃないですが、常に開催できるようにして場を提供するのが使命だから、というのは、コミケらしいなと思いました。
次の質問、日テレが取材拒否したサークルを周りを取材するどさくさで撮影して流したという件。これは、事実としてはなかったとの公式認識のようです。テレビの取材は重点項目なので最低でもスタッフ一人は必ず付けているそうです。で、別途日テレについては準備会向けにも取材があって、たとえばコスプレなんかで規制緩和したにもかかわらず露出が減っているだとかいうPがいたとかで、代表がそのあたりについて対応しようと話をしたら、日テレ側からそういう代表の話はいらないですといったような話があったとか。まあマスコミもマスゴミといわれるだけあってそういう人もいるということなんでしょうね。要は理解しようとして報道を企画する人と、完全に興味本位のネタでしか扱わない人。今回は後者の質の悪いゴミの方のが来た、というところなんでしょう。代表の真摯な態度にも応えないんだから悪質だと思いますよ、日テレ(の一部の人なんでしょうけど)。で、準備会の取材担当の人からは、日テレはズムサタはきてたけどバンキシャ!は今回取材なかったってことでした。いずれにしてもマスコミ側にはもっと自重してほしいとは思いますね。マスコミが「あー、もうちょっとやばそうなのいない?」みたいに話してるのを目撃したひともいるようだし。そういう姿勢でくるようならマスコミ自体の取材に対してシャットアウトはしないにしても事前の審査と、やらかした報道をした場合に今後へのペナルティを設けるとか、意図しない報道をされたときの違約金的なものを準備会がマスコミから徴収してもいいんじゃないかと。ダメなことをやって何のお咎めもないというのは今どきありえないですし。今朝もテレ朝のモーニングバードで一般参加者待機列を参加者の顔がもろにわかるレベルで放送してましたけど、これもどうかと思いますね。テロ朝だからしょうがないとかそういう馬鹿にした物言いのレベルの問題じゃなくて、報道側はもっとそういうプライバシーとか考えて取材しろよとは思います。テレビがオタクをバカにしたいのなら、というと、テレビも馬鹿にされるような報道しかしてませんよって話にはなりますけどね。報道の使命がうんたらとか、不祥事起こしまくりのマスコミに対して、もう誰も信用してないから。不謹慎にも自然に落書きしたり震災の映像見て笑っちゃうとか言っちゃったり頭のおかしいフリップ流したりとか。そんなことやってる会社の連中が、報道の正当性を主張したいからってあれは一部のスタッフがなんて言い訳が通用すると思うなよ、と。
他にはネットの発達で参加者どうしの待機列とかでの交流がなくなったとかそういう話。ぶっちゃけ『こうどなじょうほうせん』とかいうのはどうでもよくて、要はイベント的に参加者全体がコミュニケーション不全化してきてるんじゃないか?というのを質問者は言いたかったんじゃないかと。そして準備会側もそれは重々承知していて、古き良き時代の参加者たりたいというのはあって、準備会スタッフにもまず挨拶をすることから教えている、という話。同ジャンル・同サークルで待機列に並んだりしたら、それはもうできれば積極的に会話してつながりを増やしていってもらってもいいんじゃないか?という話もありました。『こうどなじょうほうせん』については、もうネタでしかないと思います。結局は自分の目と足で情報はつかむしかないですしね。
あ、あと、どうしようもない質問が。これは会場も苦笑してたんだけど、西館の長いエスカレーターが止まってる問題。なんであれを使用しないのか?ってのがありましたね。質問者はなんであれが止まってるのか知らなかったそうで、代表から「ワンフェス エスカレーター で、ぐぐれば出てくる」とか言われてしまう始末。ちなみにいまだ原因不明で、今後使う予定はまったくわからないそうで、いずれにしても原因の特定や検証が不完全で安全性が確認されていないので、使用するつもりはないそうです。あの場を知っている、当時の映像を見ているものとしては、単純にワンフェスの運営と参加者がダメのダメダメだっただけってだけなんですけどね。機器の許容限界を超して無茶な使いかたすりゃどんな機械だって壊れるっての。で、コミケとしてはそういう安全性の確保できない機器については使わない、それならそれで良いと思います。参加者の安全が確保されるのは大事なことだし、ワンフェスで一度ああいうバカげた事故が起こっている以上、コミケでもまったく起こらないとは言い切れないわけだし(準備会含む参加者の練度から想定すると、その確率は極めて低いと思われますが)。
まあ、質問意図としては西1・2から企業への動線が大変なので、あれが使えていたら楽なのに…というのは、使えていたころの参加者としてはわからんでもないんですけど。でもコミケでも一番の混雑時期はあのエスカレーターは使ってなかったんですよね。あれ、ある程度館内の混雑が緩和されてきてようやく上がれるようにスタッフさんが誘導してるとかで、そうでない開場直後とかは、結局外回りだったはずです。と、わたしは記憶してます。だからワンフェスで事故ったとき、なんであんなとこで?とかいう疑問が出たわけで。それに対策するにしても、施設側の問題で準備会がどうのこうの出来ることではないですしね。あれは正直当時のやりとり見てるとワンフェスの運営側が全面的に悪いとしかわたしには思えないんだよねぇ…。使い方が悪いのを設備のせいにしてビッグサイト側に喧嘩売ったんだから、そりゃ追いだされて当然。
その他の質問は、最近準備会のスタッフ弛緩してないか?態度悪くない?というのがありました。で、全体で3000人ほどいるスタッフ、何かあったら報告してくださいとの回答でした。基本的にはわたしが見る準備会のスタッフさんではあまりそうひどいのは見ないと思うんですが、とはいえ、年々大規模化して弛緩してるんじゃっていうのは感じていることでもありますね。難しいところなんでしょうけど、あれはある種の間違わない使命感みたいなものがないと出来ないと思うわけで、スタッフの方には大変だと思うんですが今後もがんばってほしいです。
次は紙袋が年々過激さを増してるんで…って質問だったかな。準備会側としてはいまのところ規制はせず、各サークルさんの良心に任せるとかで。さすがに法的に引っかかるものについては考えるけど、サークルさんや企業さんのモラルに任せますということです。ていうか、そういうのを見せて歩くプレイが好きな人もいるしねぇ、ということで。いやいや、プレイですむ問題じゃなくなりつつある現状がなくもないわけで(リンク先21歳未満は踏まないように注意!)。さすがにあんな紙袋はあかんやろ、と。それから企業のもある程度は準備会側で指導しないとダメなんじゃないの?というのは、以前に何回目かの感想でも書いたような気がします。さすがにちょっとひどいんでない?というのが目立つようになってきたんじゃないかとは思います。それこそお外から叩かれるような綻びになる前に、準備会さんの方でなんらかの指針は示してほしいなと思いました。本よりも外に目立つ分、問題は大きいと思うんですよね。あれで電車とかバスとか乗る人いるし。嫌なら見るなというのが通用しない問題だというのはわかるはずなんで。
この手のサークル側のモラルにかかわる問題だと、二日目の歌い手関係で問題起こしたら次回はジャンルごと切るとかいう話も噂レベルですがあったようで、要は送り手側のモラルが問われている部分はあるとは思うんですよね。目立てばいいとか派手にやればなんでもかまわないとか、そういう場ではないので。特に歌い手については周りはそういう勧告があったようだからと自重してる方も多かったらしいのに、当の本人は何の反省もせずハイタッチやったりで周りがえらいことになっててっていうのは二日目わたしも別のサークルを回ったときに見ましたし。当日起こったことでコメントとか当人のブログに寄せられていたのに(それもファンの悪びれない様子のもので、別に批判とかじゃない…ファンも悪質だなー)削除するとかの情報隠蔽とかもやってるようでかなり悪質です。いくらコミケが表現の場として寛容とはいってもああいうのはサークル単位では出禁くらってもしょうがないと思いましたよ。さすがにジャンルそのものが切られるというのはコミケ的にはあってはならないことだと思うので、それはないはずなんですが。一部の行きすぎた人のせいでジャンル全体が危機感を持つというのはあるかもしれません。それが自浄作用に働くなら願ったりですが、逆に準備会に対するジャンルへの不理解と送り手であるサークルさんたちが考えるのは何か間違ってると思いますよ。問題は火種があるからこそ起こるので、その原因と、あとは人のふり見てわがふり直せとか、あの場はみんなで作ってみんなで楽しむものだという根本がわかっていれば自分勝手な行動というのは自ずと抑制されるし、より楽しくするにはどうすればいいかってわかると思うんですけどね。自分だけが楽しければいいというのはコミケにおいてはNGな考え方だし。
常々言われていますが、今回もあった代表のこの言葉が印象深いんですよ、「コミケットは性善説で成り立ってる」、普通に考えられる人なら意味わかりますよね?
疑い始めたり叩きあいに陥ったら泥沼だし、寛容になんでも受け入れてきたコミケじゃなくなるし。じゃあみんなで楽しむためにはどうすればいいかといったら、個々が身勝手なことをしていいのではなく、どうすればみんなで楽しめるかというのを作りあげる意識とかをもって参加するってことだと思うんですよね。最低限、他人に迷惑かけないようにするとか、それはどうすればいいかとか、考えればある程度はわかるし実行出来ることだと思うんですけどね。
質問はこれでラストなんですが、ここですごいのきたw
エヴァの次のブームはなんですか?と。
ぅゎー、それここで聞くか?って空気にはなったんですが、結果的には準備会が返してきた漫才回答は面白かったですね。まず、これ、コミケで言っちゃっていいんか?っていうところからなんですが、やっぱりタイバニすげーってことで。あれは深夜じゃなくて夕方やるべき番組だろうって話になりました。そして今回はサークルもタイバニ祭りで、ジャンル配置担当さんが今回は完全に負けたって話してました。正直なところ、作り手側も売れるに越したことはないわけで、今期のものにしても狙ってるっていうのは結構あるからそういうのが当たってくれたらっていう話はありました。その中で狙ってるだろうって挙げられた作品がピングドラムだったりとか、いろいろなんですが、何が当たるかわからないし狙えば狙ったで視聴者にそっぽ向かれたりで現実はなかなかに厳しい、っていうのはあるみたいです。で、準備会としては参加者の密度的な問題で配置はいつも悩ましくて、冬は勝てる気がしないという配置担当さんの話でした。たとえば前評判が高くてもエルシャダイとか(ぅゎー)。シャダイは正式にジャンルとして申請できるのは冬コミからだけど、はたして…みたいな話もあり。特に最近はアニメが1クール標準になってるんで、あっという間にブームが過ぎ去るし、ジャンル配置はすごい難しいことになっているとかだそうで。その中でエヴァは2クールやって劇場やってっていうあのブームだし、それ以前のセラムンとかは都合5年はやってたからあれだけ引っ張れてっていうのもあって、要はみんなが共有したい作品がじっくり展開されればされるほど、話題も長引くし長命な作品になるよねって回答でした。タイバニはそんな中で2クールやるので、みんな楽しく見てるんじゃないかな、と。で、本を作る方もただのイラストやトーク本みたいなのだけだと続かないし次買わないだろうから、しっかり本編見てストーリー練って作って描いた本で盛り上げて、ファンはファンでそれらをどんどん買って盛り上げて、オンリーイベントにも行ってね!ということで、結果的に面白い話になったのは、それはそれでよかったなーと。みんなやっぱりマンガ・アニメ好きでここにきてるわけなんで。
そういえば反省会後にもらった設営マニュアルも今回はタイバニでしたねぇ…まあ、面白いものは面白いってこと。で、要は好きだから作るのか売れるから作るのか、そこらへんもあると思うんですけどね。長いところというのはそこらへんの感覚もうまいんだと思います。大手ピコ手にかぎらずですが。面白いところはマイナージャンルとかになってもずっと作品が好きで続けてたりもしますしね。
質問が一通り終わったところで、棟梁の登場です。
今回は設営でヘルメット着用になったとのことで、今後ヘルメットにはシールとか作って痛ヘルメット?とか…というか、参加の撃墜マークみたいなのを考えてますって話でした。わたしは設営にはスケジュール的に回れないことがほとんどなのでそれは見る機会がなかなかなさそうなのが残念ですが、面白いアイディアだなーと思いました。そして今回は撤収後机が20本見つからないとか(苦笑)。搬入数と搬出数はあっているのに20本足りないとか、わけがわからない(なんだそりゃw)。
設営から撤収まで今回も無事に終わり、一本締めで無事コミックマーケット80が終わりました…といっても、家に帰るまでがコミケです!というのは毎回のお約束ですね。
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撤収後の東1ホールから…。
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もう1枚。あれだけ賑わっていた会場が、閉会後4時間でこんなにすっきりです。というか、ここまで参加すると楽しいですよ。もっともっと撤収や反省会に参加する人が増えると楽しいだろうなぁ、と思います。人づてで聞くのと実際に参加するのとでは違いますしね。
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開場を出てからのビッグサイト…月が綺麗で、涼しい夜でした。
準備会の方もサークルさんも一般参加者も企業の方も、おつかれさまでした。また冬に楽しめるようがんばりましょう。


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