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2010年11月 6日 (土)

MDR-EX600買いました&MDR-EX800STと比べてみたり、いろいろやってみました

望むと望まざるに限らず通る道が運命(さだめ)か<挨拶

MDR-EX800STMDR-EX600のケーブルをつけたらどんな音になるんだろう?ということで試そうとして、ソニーのサービスセンターに問い合わせたら1.2mも0.6mもそれぞれ6600円だというので、1本ずつ買ったらあとちょっと足せば本体ごと買えちゃうんじゃない?というわけで、ケーブルを変えて遊んでみようという趣旨だったのが気が付いたらMDR-EX600製品そのものを買っていた。
何を言っているんだかわからねーと思うが、わたしも何をやらかしたのかわからなかった…じゃなくて。
理由はそんな感じで、EX600買いました(バカですね)。
実売18000円程度でした(送料込)。
そんなわけでいろいろ聞いてみてます。
以下、まずは単体としての感想。
環境は…プレーヤーはNW-A846で、エフェクトやイコライザー、音質補正の機能の類は一切使わない状態です。
シンプルにいこう。

ぱっと聞き、すごいレンジの広さを感じさせる気持ちいい音です。低音ぐっと出てくるんだけど低音強調というほどじゃないし、高音も気持ち良く伸びます。ボーカルなどの中域は録音によりけりですけど基本ぐぐっと迫ってくる感じ。ですが音場が狭いわけじゃなくて、結構響きがあって広い感じです。
基本的にはジャンルを選ばず聞かせてくれるみたいで、どのジャンルでも心地よい響きと伸びがのってます。かつ、バランスはいいんだけど、さきほども書いた強調ではないけどぐっとのってくる低音のおかげでノリもよく聞けるので、ロックとかもかなりいけます。響きがいいのでしっとりとした曲なんかにもim@s合います(IMEの変換が…スマソ)。
解像感も高く分離もよいです、混濁した感じもそんなにないし、ギターの響きが気持ちいいです。
付属品は0.6mのショートケーブルと各サイズのハイブリッドイヤーピース、ノイズアイソレーションイヤーピース、キャリングケースですが、イヤーピースはいろいろ試してやっぱりデフォでついてるMがぴったりくるのでMのままで使ってます。ただ、これだけサイズが豊富にそろっているので、Mで合わない人はとっかえひっかえして合うものを使うといいでしょう。合わないサイズだとまともに耳に入らなくて低音抜けてスカスカな音になるし、っていうのはこの手のイヤホンの常識的な話ですね。
遮音性は無音時はあまりないです、ここらへんはEX800STと同様で、ただ着けてるだけなら会話なんかもそこそこ普通にできます。で、音を出しているときは…音量15くらいでだと、外からよほど大きな音(駅のアナウンスだとか意図的に聞かせようとしている大音量)が入ってくるわけでなければ外音はマスクされますね。ここらへんを気にするか気にしないかは、人それぞれだと思われ。
ケーブルはショート(0.6m)とロング(1.2m)で比べてみましたが、有意差は見出せませんでしたので、ロングかショートかは使用するスタイルなどに応じて使い分けるといいと思います。
キャリングケースはアホみたいにでかいです。どこでも言われてますが、中に入ってるお皿を外して外ケースだけで持ち歩いた方がよさそうな感じですが、でかい。それに外ケースだけだと型崩れ起こすんじゃないか?ってことで、このケースは使いどころに困りますね…EX800STのケースを手に入れて…とかやった方がいいかも。

…あ、なんだ、いいイヤホンじゃん。
これが第一印象であり、しばらく使ってみての感想ですね。
おそらくMDR-EX1000と比較してなんでしょうけど、安物安物といわれていたりEX600買うならもうちょっとがんばってEX1000買えって記事も見たりしたんだけど、なんでそういうこと書くかな?ってくらい、これ良いじゃんって思いました。銀座でちょっと比較した感じでもEX1000とEX600じゃキャラクターが結構違いましたしね。好みでEX600を選ぶというのは十分にありだと思います。まあ、EX600だとレンジ狭いとかはあるんですが、『最高=万能』ではないので、今回の場合は。だから試聴して傾向をつかむとかして好みのものを買う方が不幸は少ないと。迷って予算があるなら全部買っちゃえってのは一つの手ではありますがバカですから(わたしは予算があるわけでもないのにそっちに片足を突っ込んでますけど…)。
比較の話が出たところで、それではEX800STと比較していきましょうかね。EX1000のケーブルだけも手に入れられてるので、それもあわせて見ていきましょうか。

Mdrex800stmdrex600_01
まずユニットそのもの。
これはそれぞれ耳の内側に向く方なんですが、どちらも印刷で型名とL/Rの判別印刷と原産国が印刷されています。EX600、タイですか…そういやMDR-EX90SLもわたしが買ったのは原産国タイだったなぁ。EX800STは日本です。でも、生産管理さえしっかりしていれいば、どこ製だろうが特に気にしません、というのがわたしのスタンスです。
よく見ていただくと、EX600の方は内側の下の方にポートらしいものが空いています。

Mdrex800stmdrex600_02
ユニットの外側から見える方向からです。
EX800STの場合はこの外側にポートがあります。
デザイン的にはEX800STはシンプルです、対してEX600は艶ありガンメタっぽいところと艶消し黒、そこにSONYロゴがしっかり銀で彫刻でついていて見た目もいい感じです。EX800STの場合はSONYロゴは白で印刷ですね。

Mdrex800stmdrex600_03
各ケーブルです。
左からEX800ST用のRK-EX800、EX600用のRK-EX600(ショートもロングも刻印は同じでした)、EX1000用のRK-EX1000です。
ご覧いただければわかるように、EX800STとEX600用の太さは特に差がないように見えますが、EX1000のだけ太めです。
耐久性云々とかにそこまでの差が出るとは思いませんが、EX1000用は7N-OFCなんでしたっけね。なのにEX600用より安い不思議!(もういいって?)。
あと、ユニット側端子部のカラーリングがEX800STは赤・青ですが、EX600とEX1000用は赤・灰です。これはユニット側の印刷にあわせているのと、EX800STの場合はMDR-CD900STからの伝統でしょうかね。
イヤーハンガーはEX800STのものが短めでEX600用とEX1000用は長いです。個人的にはこの辺は短いEX800ST用のものの方が使い勝手がいいと感じました。

Mdrex800stmdrex600_04
各ケーブルのステレオミニプラグ部分です。
EX800STのものは、昨年リリース分あたり以降からのソニーのイヤホンでよく見かけるタイプですね。シンプルかつ取り回しの良いコンパクトなL型ミニプラグ。
EX600のL型プラグは初めて見ました。ちょっとモールドや造形なんかもこっちゃってます。中に何か入ってたりするんでしょうかね?
EX1000用のものはがっしりした金属製のL型プラグです。MDR-EX700なんかで見かけたタイプに近いんでしょうか。

Mdrex800stmdrex600_05
各コードの分岐部分です。
それぞれの刻印なんですが、若干見づらくてすみません。
で、分岐部のゴムがEX1000だけコードの太さに比例してごついです。

さて、肝心の音についての感想です。
EX800STと比較したEX600について…若干のにじみと音場感や残響に演出がかったものを感じます。響きが良くて流しで綺麗に聞こえるのはEX600ですが、明瞭度や締まりのよさではEX800STに分があります。EX600の場合は残響感がその音場や余韻なんかの気持ちよさに一役買ってるんだと思いますが、かっちりくっきり聞けるのはEX800STです。音場についてもEX600の方が広く感じるわけですが、EX800STの場合は狭いというよりかっちり決まっているので近く聞こえるということだと思うんですよね。実際ソースによってはEX800STの音場は俄然広くなりますから。定位感もEX800STのがいいです。そんなわけでEX600はモニタするという用途にはちょっと向かないかな?という感じ。持ち出しで気持ちよくさらっと聞くという用途ならおいしいです、音的にもEX600はノリよくさらっとしていて、EX800STは全般的に濃ゆいです、というかソース依存。わたしが以前EX800STを購入したときにその感想で書いたように、ソースを隅々までがっつり濃ゆく味わいたいならEX800ST、気持ちよく楽しみたいならEX600という風に好みで選ぶといいかも。なるほど、コンシューマーとモニター向けの開発思想が違うというのは、そこらへんに現れてるんじゃないでしょうか。
せっかくなので手元のEX90やCD900STとも比べてみました、ここはネタ程度に。やっぱりEX90はオンリーワンなんだなぁ、と。後継はついに出なかったか…って感じです。EX90のキラキラした明るい元気なサウンドは継ぐものがなかったですね。EX600もEX800STもEX90みたいにはっちゃけた音ではないですから。EX90の響きは独特ですし。CD900STとも違うんですよね、でも聞いていくとEX90がCD900STをお手本にしてるんだなというのはわかる音なんですけど。で、EX600やEX800STがCD900STを手本にしているのかというと、そうではないんですよね。EX800STについてはすでに宮地楽器さんの開発者の方へのインタビューで情報が出ている通りソニーのスタジオのラージスピーカーをリファレンスにしたとあり、じゃあEX600やEX1000ってどういうコンセプトでどこが目標地点だったのかな?というのは興味あるところです。いずれにしてもCD900STの再現やEX800STの流れだったりEX90の後継という線ではなさそうです。

それではケーブル換装。
結論からいうと、やっぱり正直あまりおすすめしません。
これはEX600でもEX800STでも同様です。

まずはEX800STでそれぞれのケーブルに交換した場合。
EX600のケーブルだと音場に若干の広がりが出ますが残響感がのってしまい、EX800STの持ち味である明瞭さが失われます。それとレンジが若干狭まったような詰まった印象になります。その差は微細ではあるんだけど、交換しない方がいいなぁ、と思える音でした。
EX1000のケーブルだと鮮明さと情報量の増加を感じる音にはなります。レンジも音場も広がった感じ。低域の太さと締まりが増して高域の繊細さも上がるように感じられますが、これも余韻というか残響がのってくるんですよね。なんだろう、これ。いわゆるコンシューマーオーディオとしては気持ちよく聞こえるって方向でありなのかもしれませんが、高域が耳障りになったり、音場が広がっているのも残響感によるものなのかとも思えるし、全体的にえらいあっさりした音になるんですよね、あっさりしてるんだけど耳障りな部分が出てきたりする、と…元々の濃さもなくなるし。
いずれのケーブルにしても、元のバランスや持ち味を崩してしまうことになるので、カスタマイズ目的でのケーブル交換はあまりやらない方がいいのかもなと思いました。

で、EX600でそれぞれのケーブルに交換した場合。
EX800STのケーブルだとEX600の持ち味である響きの良さが失われます。音自体はぐっと寄ってきて若干のレンジの広がりが出てくるんですが、なんかまずい(苦笑)。この組み合わせをやる人はあまりいないと思いますけど。
EX1000のケーブルだと…情報量は大幅に増えた感じになります。レンジや音場の広がりもさらに出てきて全体的な解像感が上がり、ぱっと聞きで曲によってはいい印象のものもあるんですが、これまた高域が耳障りになってきます。サ行も刺さり気味になります。また、全体的にあっさり味になってしまうためにEX600の持ち味だったノリの良さが失われてしまいます。
(あー、そうだ書いてて思いだしましたよ?今回のEX600もEX800STにしても、サ行の刺さりとか高域が刺さるとか聞き疲れするとか感じないんですよね、そこらへんはどの機種もバランス取れててすごいと思います)。

…というわけで、EX1000のケーブルは、モノはいいものだと思うんでうが、結局のところそれぞれのイヤホンがそれぞれのケーブルでバランスがとられているんだなぁという、至極当たり前のことがわかったというわけで、たとえばEX800STのケーブルを短めで運用したいからEX600のケーブルをつけるだとか、それぞれの音質向上を目的にしてEX1000のケーブルを投入するというのは、これはやめた方がいいなーということがわかりました。
まぁ、EX600にEX1000のケーブルだと一聴してよくなったと感じる部分も無きにしも非ずなんですが(もとに戻すとあからさまにレンジが狭まったように感じてしまうから)、よくよく聞いていくと高域が耳障りになってきたりするので、結局は元に戻してしまう…という感じでした。


以上、EX600を手に入れられたので、いろいろ遊んでみた…という感想でした。
EX600は、これはこれでいいものだと思いますよ。
個人的な好みではEX800STが一番なんだけど、ということで、結局はそれぞれ傾向が違うようなので、好みで選ぶしかないんじゃないかなーと思います。それぞれがそれぞれの上位機種ということではなく。だから値段の差というのも当然あるんですが、高い金を出したからといって他の機種で満たせていた要求を満たせるかというとそうではない、という感じですね。
それを確認するためには、やっぱりEX1000を買わなきゃなぁ…ってことになるんですが(涙)。


おまけ。
先日ちょこっと駄日記で書いてたかも、EX800STのケーブルが長いので運用には他の機種のケーブルアジャスターを用いるといいかもって話、それ込みでキャリングケースにしまうとこんな感じになりますよって写真を撮りました。
Mdrex800stcable_adjuster_for_mdrex5
どうでしょうか?
これでぱたんと閉じて閉めるだけ。
両面ともにメッシュのポケットがあるのがいいですね、適度に伸縮するし、そこにユニットやプラグを入れておけば中でプラグが暴れてユニットが傷だらけになったりもしないでしょうし。
ケースも柔軟でコンパクトだし使い勝手良いです。
なんでEX600/EX1000のケースってあんなにでかくなったんでしょうかね?って、イヤーハンガーが長いからってこともあると思うんですけどね。
あれはでかすぎ。
EX800STのケースは便利でいいですよ。


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