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2010年11月11日 (木)

MDR-EX510SLが届きました・これは当たりです!

開き直りって大切ですよね?<挨拶

MDR-EX510SLを買ってしまいました…気になっていたとはいえ、ちょっと今月無茶しすぎなのはわかっているところで、反省してます(涙)。
バーンインとか全然済んでない状態での感想なのであくまでネタ程度に見ていただけるとありがたいです。
再生の上流はNW-A846、例によって音質補間やエフェクト、イコライザーの類はすべてOFFです。
では第一印象から。
これは当たりです。
なんだろうこれ。
聞いていて楽しいってすごくいいことだと思うのですよ?
なんかこう、理屈じゃないっていうか…いきなりこんなですみません。
バランスは良好、ちょっと高域に明るい感じがしますがそこがいいです(高域強調といった嫌味な音ではありません、あくまで明るい感じがするという音です)。ちょい硬い印象はあるし刺さらないというと嘘になるのでサ行や高域が刺さるところはなくはないですと素直に書いてしまいますが、なんだろうこれ、なんかあれを思い出すんですよ…ちょっとあれよりは安い感じがしなくもないけど、そう、MDR-EX90SLを初めて手にした時の感動に近いような、あれを使っているときの楽しさに近いというか。EX90に近い、きらきらした明るさと元気さはありますね。これは楽しいです。低音も抑え気味だけどバランスよくしっかり出ています。
ソースによってはシャリシャリ気味になることもあって音量を抑えていても若干やかましいかな?と思えたりもして、そこらへんはMDR-EX500SL譲りでちょっと残念な部分ではあるんですが、その他の部分に関しては極々正統進化というか、進化しすぎだろみたいなw
ちなみに実売8900円程度(送料込)で購入したんですが、それでこれなら文句ないんじゃないかなぁ、と…。
EX90の後継というには解像度だとかシャリつきとかで惜しい部分はあるものの、前作のEX500よりはかなりEX90に近づいたんじゃないかなぁ?という印象です。
なにより聞いていて楽しいっていうのが良いですね、モニター風に冷静に聞かせるというのではないんですが、聞いていて気持ちいい・楽しいって重要だと。
そんなわけでEX90とも比べてみて、確かにEX90に解像度や高域がシャリつくところなんかは追いつかない部分もあるんですが、音の雰囲気はかなり近いです。追いつかないといっても解像感はしっかりあるからなまったりはしないし、バーンインしてささくれ立ったところが落ち着いてくるようなら、かなりいいものになるんじゃないかなー?という期待は大きいです。EX500なんかはバーンインがすすむと低音がやたら盛り気味になったりしたので不安要素がないとはいえませんが、EX510の場合はこれで低音が盛り気味になったとしても現在が控えめさわやかな低音なので全体の印象としては悪くはならないんじゃないかな?と思えます。試してみないとわかりませんけど。
MDR-CD900STとも比べてみて、CD900STほど冷静な鳴りはしないんだけど、どちらかというとやっぱりEX90に近い感じですね。
はっきりいって結構がっかりだったEX500と比べてしまうと雲泥の差と言えてしまうのが…はじめっからこういうのが出ていれば…。
低音もバランスよく出ています。EX500のように盛り気味だろ?っていう低音じゃなくて、ちゃんと出てるんだけどすっきり抑えめなんですよ。この辺の印象もEX90に近いですね。
あぁ、なんだろうこれ…こういうコメントはバカっぽいから控えたかったんだけど、バカっぽいのを承知で書くなら、なにこの神ヘッドホン!という感じで(苦笑)。
悪ノリしてるのはわかってますがこう書かざるを得ない(苦笑)。
なんかEX510で聞いてると、モニターライクだの原音再生だのはかなりどうでもよくなってくるとか言っちゃうと開発者の方の意図と反するんだろうけど、そういうレベルで『聞いていて気持ちいい』鳴りっぷりです。これは面白いなぁw
音場感もそれなりの広がりがあって、響きもいいです。ノリもいいし。なんだろうこの優等生っぷり、それなのに元気にはっちゃけてる音出してるし。えと…EX500に放射能込みの隕石がぶつかって突然変異した?というとちょっとアレですが、正統にいい方向に向かいすぎw
装着感もフィッティングアシストという設計のおかげでかなりいい感じです。安定度はEX500とは比較にならないレベル。
遮音性はあまりないです、無音時だと外の音がそこそこ普通に聞こえます…ノイズアイソレーションタイプのイヤーピースでも。アイソのピースだと音質面でも若干不利なので、割り切って普通のイヤーピースでいいんじゃないかなーという気はします。外への音漏れはそれなりに…EX90ほど盛大じゃないですが、ないわけではないです。使用時の音量には若干注意した方がいいかも?的な。

なんか銀座でさくっと試聴してきたときと印象全然違うんですがどうしよう(苦笑)。買ってよかった。
なんていうか、これだけ特徴ある感じなのにバランス感覚がすごく良いというか。1万円以下ならこれでいいんじゃなかろうか?という…。
ソニー本気出しすぎだろ、みたいなw

Mdrex510sl_01
パッケージ表です。
原音に忠実な云々とありますが、聞けばわかるけどもはやそんなのどうでもよくなる気持ちよさ(苦笑)…ですが、のちほどこのパッケージに偽りなしと気づくとは…!

Mdrex510sl_10
パッケージ裏。
メーカーの押したい説明はわたしがごちゃごちゃ書くよりこれを読んでもらった方が早いかと。それなりの解像度で掲載してるので、クリックして開いて読んでみてくださるとよいかも。

Mdrex510sl_11
パッケージ横。
特徴や付属品がアイコンでわかりやすく描かれています。

Mdrex510sl_02
ユニット外側から。
黒買いました。
黒というか…外側からだとガンメタみたいな感じですね。
下の方にポートが空いているのが見えますか?
このポート、実は外側だけじゃなくて内側の上の方にも空いています。結構盛大に漏れてる?感じですね。

Mdrex510sl_03
ユニット内側から。
フィッティングアシストが見えます。これ、指で押すとぷにぷにと弾力性があります。

Mdrex510sl_04

Mdrex510sl_05
ユニット内側からを立体的にわかるように角度を変えてみました。
EX500と違って結構厚みがあるんですが、前述したようにフィッティングアシストの部分の材質は軟質なので、これが安定性の高まった装着感につながってるんでしょうね。
上側にポートが空いているのがこの角度からならわかりやすいと思います。

Mdrex510sl_07
付属の本革ケース。
結構大きいですね…開けてみようか。

Mdrex510sl_08
ぁぁぁ、やっぱり…orz ここらへんはEX500のケースとあまり変わらないですね。作り自体はEX500のケースよりしっかりしてると思いますが、中皿の設計が問題だと思うんですよ、大きい…

Mdrex510sl_09
で、結局こうなる、と(苦笑)。
ま、今回はEX500のケースのようにマグネットでふたが閉じるわけではないので、剥き身でさらっと入れてしまっても問題ないですかね。このへんはMDR-EX600のケースと使い方としては大差ないですね。

で、一応比較で…コンパクトかつ出来のよかったEX90のケース。
Mdrex90sl_01
なんだかんだでいまだに傑作ですね、これ。
ユニットがケースの中皿にしっかり収まるので収納性も高くて使い勝手がいいんですよ。

Mdrex90sl_02
中皿に巻いたときの裏側はこんな感じです。
ほんとこのケースは神がかってます。
さすがにこの完成度にはなかなか届かないものの、EX510は良くできていると思います。

…で、散々持ち上げるだけ持ち上げてというのもあれなので、ちょっと意地悪ですが今回リリースされた他の機種とも聞き比べしてみました。
Mdrex510sl_06

MDR-EX800STとEX600とEX510ですね。
まずEX600との比較ですが、EX510がきらきらで明るくて元気系だとすると、EX600は解像感が高くなり誰が聞いてもその差はわかるんじゃないかというレベルで、レンジももちろんEX600のが広いです。EX510ほどのはっちゃけた明るさはないんですが明瞭さはEX600の方がもちろん上で、冷静さを若干もちつつもバランス良く心地よい響きがさらに加わった感じになります。ボーカルもEX600は肉感があってEX510よりも生々しいです。低域はEX510より落ち着いた感じで鳴るんですが量感はたっぷりあり、若干引っ張る残響が心地いいです。全体的な音の厚みもEX600では感じられます。実売でおおよそ倍近い値段してるので当然といえば当然ですが音そのものはEX600の方が質が高いですね。ちょっとした上品さもありますし。比較してしまうと、ぱっと聞きでもEX600の方が音が良いというのはわかると思うんですが、性格が違うのと値段も違うので好みで選べば?という部分はありますね。しかし勢いはEX510の方が熱いように感じるんですよね、そこが多分聞いていて楽しいという感覚につながってるんじゃないかなぁ?と思えてしまうよ。勢いと明るさならEX510のが上ですね。EX600だと音場の広さや冷静さは上がるんだけど、EX510のがエッジが際立って聞こえる性格なのでものすごいはきはきして勢いよく聞こえるんですよね(実際の解像度は当然EX600のが上なんですが)、服をたたんで正座で開き直れば伝説は止まらない気分(だいたい何を聞いて比較してんだか…わかりますね…いや、それだけじゃなくていろいろ聞いて比べてますけど)。そんなだから落ち着いて上品なEX600、はきはきしてて元気なEX510…というように好みで使い分けできると思います。

EX800STと比較してみる…お、これは!結構近いです。これまた当然なんですが解像度や明瞭さ、冷静さはEX800STの方が俄然上なんですが、勢いや明るさなんかの部分はEX510とEX800STって結構近いです。低音はEX800STのがぐっと出るのでEX510の低音が薄く感じるくらい。音の深みや厚みでももちろんEX800STのが上ですが、しかし、再生音の近さという意味では、EX510のキャラクターはEX600よりもEX800STに近いと感じますね。低音はEX510の方があっさりしているので、そういう意味ではCD900STに近いともいえるんですが、方向性としてはEX510とEX800STは近いなーと感じました。音場感なんかもEX510とEX800STは近いですね。EX510の精密さをぐんと上げるとEX800STに近くなるんじゃないかな、という印象です。比較するとEX800STの低音が出すぎなんじゃないの?と感じる方もいるかもしれませんが、いろんな曲を聞いているとトータルバランスがとれていると感じるのはやっぱりEX800STの方ですね、EX510だと出るべき低音が自然に出てなくて薄いと感じる場面がなくもないです。ただ、EX510もバランスは良いので、EX800STと比較して薄いというだけなので問題はないです。そして解放感はEX510ならではですね。ここは他の2機種のいずれにも譲らないところです。
そしてEX510がEX600よりもEX800STに近く感じたということは…モニター的な写実性はEX600よりも上ともとらえられると思われ。地味にすごいことのような気がします。単体での感想ではモニターライクだとか原音再生だのどうでもよくなるような楽しさだと書いておきながら、比較してみたら実はそこに結構近かったという(苦笑)。

そんなわけでEX800STには届かないけどそういう傾向の音が欲しいとか、EX90からの乗り換えならEX510は今回の新作の中では適任かと思われ。

以上、EX510はかなりいいもので、実売1万円以下でこれは完成度高いなーと思いました。無茶したけど買ってよかった、これは後悔してません(苦笑)。何より聞いていて楽しい、これに尽きます。単純なようでこれすごく大事で難しいと思うんですよね。それをやってのけてるというのは稀有なイヤホンなんじゃないでしょうか。
で、上位3機種と違って断線対策のケーブル交換はできないけれど、装着感は良好だし取り回しや使い勝手もよくて、気軽に扱える…ということでは、これは買いです。


おまけで…ソニーのサイトのスペシャルコンテンツ、キキオト番付、これ面白いですよ。
これでEX800ST、EX510、EX600でそれぞれやってみました。一度やれば回答がわかってしまうのですが、そこはテスト的に正解がどれとかいうのではなく、選択肢のどちらに近く聞こえるか…ということでやってみました。
結果はEX800STでSound 4だけ不正解でサウンド大関、EX510がSound 4とSound 5が不正解でサウンド関脇、EX600がなんと正解がSound 1とSound 2だけでサウンド小結でした…あれ?なんじゃこりゃ?的な結果で。単純にわたしが糞耳なんじゃないの?って可能性の方が大きいように思うのですが、要するにそういう風に聞こえましたよーってテストをしてみたわけです。EX800STでSound 4がわからなかったのが残念なんですが(でも何度聞いても足音には聞こえないんですよねぇ…ビニ傘に雨が当たる音が混じってるようにしか聞こえない…足音と言われればそう聞こえなくもないんだけど、雨音や足音っていってもいろいろあるのでこれはちょっとイメージ的なひっかけのように思えます、EX1000なら足音に聞こえるんでしょうか?)、EX510のがEX600よりも判別できたのは意外といえば意外でした。普通にプレーヤーから比較でいろんな曲を聞いてみた感じだと解像度や音質そのものはEX510よりもEX600の方が当然のように良いわけなんですが、残響感があったりなんとなく音場的にだったり響きの面である程度聞いていて気持ちよくなる方向でキャラクター付けされていると思われるEX600よりもEX510のがニュートラルなバランスということなんでしょうかね?
そればっかりは何とも言えません。
ここまでくると、やっぱりMDR-EX1000も手に入れてじっくり聞き比べたくなりますね。さすがに今年中はもう無理です(涙)。でも、いずれなんとかしたいですよー。



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コメント

>開き直りって大切ですよね?<挨拶
ええ、大切です。
私もMDR-ZX700とMDR-Z1000をポチリましたよ。
ZX700は店頭で軽く試聴して、装着感・遮音性が良好だったため
一発で気に入りました。

Z1000はソニーの「本気モニター」がどんなものか…と
体感したい一心での購入決定です。
と言いつつ、ZX700で装着感・遮音性が確認できなければ
「決意のポチリ」はしなかったと思います。

とりあえず、ZX700は在庫ありですぐ届きそうなんですが、
Z1000は詳細不明なので、入荷待ちの状態だと
今月中に手に入るかどうかすら怪しいです…。

投稿: plto | 2010年11月12日 (金) 20時31分

pltoさん
おー、Z1000・ZX700いいですねー。
興味はあるんですがいまのところイヤホンの方が使用局面が多いので、優先順がどうしてもイヤホンが先になってしまいました。EX1000狙いで貯金しようかと。
Z1000はすごいようなので気になってはいるんですが、なにせ高いのでわたしも欲しいけどかなり先の話になりそうです。
次また銀座へ行く機会があれば、Z1000/ZX700も試聴してきたいと思います。
今回のソニーの新作は高価なのに人気があって品薄なところが多いですよね、すごいと思います。

投稿: 釘町阿梨 | 2010年11月12日 (金) 21時30分

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