REAL ARCADE PRO.3 Premium VLXとREAL ARCADE PRO.EX Premium VLXやRAPVXなどの遅延を実証実験してみたまとめ
※遅延実験に関するリンクとまとめを冒頭に貼ってみるテスト(本記事も含みます)
REAL ARCADE PRO.VX SAとMadcatz Arcade FightStick Tournament Edition for Xbox 360(白TE)をXbox 360実機で遅延比較実験してみた
REAL ARCADE PRO.VX SAとMadcatz Arcade FightStick Tournament Edition for Xbox 360(白TE)を遅延も含めて比較してみた
REAL ARCADE Pro.VXを2台同時に使った場合にズレがないか確認してみた
REAL ARCADE PRO.3 Premium VLXとREAL ARCADE PRO.EX Premium VLXやRAPVXなどの遅延を実証実験してみたまとめ
RAPVXとRAPV3のPC利用時の遅延について考えてみる・FINAL?
現状の結論では、
RAPVX>>RAPV3>RAPEX VLX・RAP3 VLX>TE
このようになっています。
PC利用時はRAPVX一択、実機で実験された方もいるのでその情報も総合すると実機ではPS3の場合はRAPV3、Xbox360の場合はRAPVXがベストな選択といえるでしょう。
長らくお待たせしました。
予告だけしておいてずいぶん遅れてしまって申し訳ないです。
では早速本題へ。
今回の疑問は、ホリのジョイスティック型コントローラー・リアルアーケードPRO.3 Premium VLXとリアルアーケードPRO.EX Premium VLXのそれぞれをPCで使ったときにどちらかに遅延があるのか確認したい、そこから発展してリアルアーケードPRO. VXやリアルアーケードPRO. V3と比較してどうなのか?というのもあわせて確認してみようか?という疑問に至ったのでやってみた、ということです。
ちなみにVLXの配線はこんな感じ。
こんな感じで各コントローラーの基板からの配線を同時押しできるようにつなぎ、ボタンへ配線しています。ボタンは便宜上どっちか片方のものを使うことになりますが、はっきりいって独立したただのスイッチだから、『EX VLXのボタンにつないでるから360用の方が有利だろう!』なんてバカな突っ込みはご遠慮願います(苦笑)。
んで、配線を圧迫して問題があっても困るので、こんな感じでテキトウに転がっていたケーブルをコンパネにはさんで完全に閉まらない状態にしてます。
ボタンを押すだけのことなので、セッティングはこんなんで十分ですよ?
それで、ここからちょっと申し訳ないのですが、コマ送りの画像のファイルを置きますので、全部ダウンロードして解凍してから見てください。
TMPGEncの編集画面で1フレームずつ進めた画像になっています。フレーム数を見ながら比較していっていただければ幸いです。
「1P_PS3VLX_2P_360VLX_05.zip」をダウンロード
「1P_PS3VLX_2P_360VLX_10.zip」をダウンロード
「1P_PS3VLX_2P_360VLX_15.zip」をダウンロード
「1P_PS3VLX_2P_360VLX_20.zip」をダウンロード
「1P_PS3VLX_2P_360VLX_25.zip」をダウンロード
「1P_PS3VLX_2P_360VLX_30.zip」をダウンロード
「1P_PS3VLX_2P_360VLX_35.zip」をダウンロード
「1P_V3_2P_PS3VLX_05.zip」をダウンロード
「1P_V3_2P_PS3VLX_10.zip」をダウンロード
「1P_VX_2P_360VLX_05.zip」をダウンロード
「1P_VX_2P_360VLX_10.zip」をダウンロード
「1P_VX_2P_360VLX_15.zip」をダウンロード
「1P_VX_2P_360VLX_20.zip」をダウンロード
「1P_VLX_2P_Buff_04.zip」をダウンロード
「1P_VLX_2P_Buff_09.zip」をダウンロード
「1P_VLX_2P_Buff_14.zip」をダウンロード
「1P_VLX_2P_Buff_19.zip」をダウンロード
「1P_VLX_2P_Buff_21.zip」をダウンロード
ココログの仕様上、1MBずつでしかファイルをうpできないようなのでこんなことに…面倒ですみませんがよろしくお願いします。
実際の画像のファイル名で『1P_PS3VLX_2P_360VLX』だと、1PがPS3用VLXで2Pが360用VLXの比較です、ということを示しています。同様に『1P_V3_2P_PS3VLX』だと1PがRAPV3で2PがPS3用VLX、『1P_VX_2P_360VLX』だと1PがRAPVXで2Pが360用VLX、『1P_VLX_2P_Buff』これは1Pが360用VLXで2Pがバッファローのスティックです。
動作環境はMAME32Plus、OSはWindows 7 Ultimate 32bit、ドライバーはPS3用の場合はOS標準。360用はNot digitally signed様のドライバーを使用しています。ちなみに360用のドライバーはOS標準を使おうがmorii様のドライバーを使おうが結果に差が出ないことは前回のRAPVXとRAPV3の比較のときに確認済みです。
また、1P・2Pで結果が変わるのでは?ということについても、1Pだから不利だとか有利だとかいうことはありませんでした。全部のパターンで掲載すると無駄に長くなるだけなので、今回は組み合わせでもって1Pだろうが2Pだろうがずれて遅くなっていることがわかるように結果を載せてみました。ちなみに逆でも結果は変わりません。
動画はこちらです。
比較時の考え方としては、単発で同時押しを複数回行ってコマ送りで見ればわかるんですが、タイミングによっては同時に動いていることもあるけれど遅延が発生する場合は必ず一方のみにズレが出ます。そのズレの出る頻度で遅延のひどさみたいなものがわかるかな、と思われます。連打してしまうよりも単発でこれを繰り返した方がサンプルが多くとれてわかりやすい…ことに気がついたのは、編集時の段階だったですよ(苦笑)。
結果としては…
RAPVX>>RAPV3>RAPEX VLX>RAP3 VLX>バッファロー
操作に対するレスポンスの良い順から並べると、こんな感じです。
VLX、高いんですけどねぇ…誰だったかなー、VLXには遅延は存在しない、なんて某スレで仰られていた方がいましたが、わたしも高いものだし基板もRAPV系とは違うだろうから大丈夫だろうなんて思ってましたが甘かった。
実際にこの実験やってるときに友人と「これ、ホリにとっては嫌な実験やってるよねー」ってな話をしてました。結果的にVLXが両機種ともRAPV3よりも遅いことがわかってしまったのがなんとも…実用的にはRAPVXなりRAPV3なりを買えと、で、PCで使うならRAPVX一択に絞られた…ということになります。
VLX、実際に手にすると手放したくない『モノ』としての魅力にはあふれてるんですけどね。今回で3回目の購入になりますが(アホだ…1回目はPS3用、2回目は360用、今回は両機種分)、再販を重ねるごとに初回のころに見られた雑さが無くなって、良い仕上がりだったので。ビュウリックスは大っ嫌いだけど、でも、アーケード筺体のコンパネをミニチュア・雰囲気としてだけでも手元に置いておきたいとしたら、VSPを別とすれば現時点で手に入るものではVLXはよくできているので…でも、ゲーム用コントローラーだから遅延してるとわかっているものを持っていてもしょうがない、ってことで、今回も実証実験後すぐに手放しています。まぁ、家庭用ゲームコントローラーとしてアーケード筺体的操作性の再現だけなら、家庭用としての利便性のバランスも込みで考えるとRAPV系で必要十分なんですよ。RAPV系は本当によくできてると思っています。ボタン配置さえアストロならなぁ…(涙)。
で。
厳密にというならゲーム自体の動作の問題などもあるので、本当に”ボタンを押した瞬間”と”コントローラー基板からUSBへ信号が送られた瞬間”の誤差を数値で計測できるような装置でもあれば各コントローラーの信号送信の時間なんかも見られて面白いんでしょうけど、そんな特殊な装置はありませんのだ…ということで、現時点でできる実証実験としては、ここまでとなってしまいます。
ちなみにRAPV系とVLXでも相違があるということは、同機種用でも差があることがはっきりしたわけで、ものが違うのだから当たり前といえば当たり前なんですが、PCでの利用時だけではなく、実機上でもコントローラーによっての操作遅延の差というのはあると思われます。わたしが前から感じていることですが、SIXAXISや変換器+RAP2で感じない操作遅延をRAP3やRAPV3ではもろに感じる、というのがあるので。これはSIXAXISは壊さないとできなさそうなので難しいですが、変換器+RAP2とRAP3やRAPV3との比較はいずれやってみないとなーとは思っています。
これらと同様に、TEはどうなの?という疑問に対しては、わたしがTEを持っていないのでどうにもなりません、今から買うこともできませんし。
360用TEを持っている友人はいますが、さすがにこれに協力してもらおうとは思っていませんし、比較するとしてRAPVXなりRAPV3なりとの実験になるとして、問題がなければいいけどTEが遅かったら嫌な思いをさせるだけなのでやる気になれません。
正直な話をしてしまうと、ちょっとだけPCで使わせてもらったときにRAPVXでは感じないけどRAPV3で感じたような重さはあったので、もしかしたら…ってことはあるかもしれません。興味がないわけじゃないですが、それを証明したところでわたしには何の得にもならないし、持ち主の友人にも嫌な思いをさせてしまうかもと考えると、とてもじゃないけどやる気がしません。
ちなみに遅いコントローラーからRAPVXへつなぎ換えて操作をすると、快適になったと思う人と操作が難しくなったと思う人とでいろいろいるんですが、どちらの感覚も間違いじゃないんですよね。遅延してる状態に慣れてしまっていると画面上の対象の反応が速いとおそらくそれを脳が処理しきれてない、つまり今度は操作する人の側がついていけなくなってるから難しいと感じるのではないかと思われ。しかし、ゲームのコントローラーについては操作に対するレスポンスが速くて悪いことなど何もないので、逆に遅い方が困ってしまうよ、ということから、結果が分かっているなら遅延するようなコントローラーを選ぶという選択肢はないですね。
むしろ基板でコントロールボックスだの筺体だのでプレイしているなら、基板との感覚的な比較ではRAPVXでも遅延していると思う人がいるんじゃないでしょうか。たぶん。
BBCSとかはRAPV系に準じるでしょうし、今後のタイアップスティックも基本的にはRAPV系で出すんじゃないかと思われますので、基本的には今回の結果のRAPV系に照らし合わせれば問題ないかもしれません。でも内部的にマイナーチェンジされてしまうとどうにもなりませんが…。
現行機のリアルアーケードPRO.関係のPC利用時の遅延実証についてはこれで結果が出ましたので、ここらへんでお開きにしたいと思っています。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
http://www.ouma.jp/ootake/delay-win7vista-j.html
検証お疲れ様です。
個別に比較されているので、個々の差とは関係ないのでしょうが、一応上記リンクみたいな話もあるようです。
投稿: | 2010年7月19日 (月) 23時36分
名無しさん、コメントどうもです(無記名だったのでこれで失礼します)。
OSの仕様で画面表示に遅延がある…ですか、なるほど参考になります。
ただ、今回の条件だとすべて同条件の上での確認になるので、OS上での表示遅延とコントローラーからの入力からプログラムが反応してゲーム側のおこすアクションに対する遅延の個々の比較に関しては関係ないですね。
しかしゲームをやる上でOSを選ぶなら、もしくはやむなくWindows7上で…というか、今後はこれしか選択肢が無くなってくるわけですが、それで動作させるならセッティングはこうした方がいい、という参考にはなると思います。
わたしの感覚ではRAPVXで操作している以上は正直ほぼ実機レベルに相当近い感触なんですが(その他の遅延があると結果の出たコントローラーだとやっぱりレスポンスが鈍いと感じました)、OS上での仕様でそういうことになっているというのであれば、個人的に遊ぶ分にはセッティングを見直ししてみたいと思います。
ありがとうございます。
投稿: 釘町阿梨 | 2010年7月20日 (火) 02時23分
こんにちは、検証ありがとうございます。
気になったのですが、同一機種で毎回ダブルKOになる、という検証はされましたか?
ひととおり見てるつもりですが見落としがあったらすみません。
投稿: かきっぱち | 2011年3月26日 (土) 21時06分
かきっぱちさん
コメントどうもです。
遅延の有無にかかわらずゲーム上では若干の誤差が出るようで、完全に毎回ダブルKOになるという結果を出すことはおそらく不可能です(できる可能性もありますがかなり難しいでしょう)。
ゲーム自体での処理なんかもあるんでしょうが、空振りでタイミングが一致していてもヒットさせると相打ちにならなかったりすることがあります。
それゆえに、『コントローラーに遅延がある場合は片方のみ動作が遅れて、遅れる方は決して遅れてない方より早く動作が出ることはない』『遅延がない場合は同時に動作が出るか、ずれて出ることが両方にほぼ同率で起こる』という話になります。
同機種そして同基板での実験は以下にあります。
http://ffr41.air-nifty.com/faf_saf_v/2010/08/real-arcade-pro.html
http://ffr41.air-nifty.com/faf_saf_v/2010/09/vxsespecial-edi.html
これで納得されないのであれば、かきっぱちさん自ら実験してみてはどうでしょうか?
結果をいただけるとわたしもうれしいですね。
ご期待に添えずもうしわけないですが、こちらもボランティアでやってるわけではないので、あくまで自分が興味のある範囲内で納得できればそれでいいということでやってますので、要望いただいたりしてもできなかったりやらないこともありますが、あしからずということでよろしくおねがいします。
投稿: 釘町阿梨 | 2011年3月27日 (日) 15時50分
いつm…たまに楽しく拝見させて頂いています^^
スティックに関して数点疑問があるので、出来れば検証して頂きたいです。「RAPのボタン3つ押しを連打した場合」と「TEのボタン3つ押しを連打した場合」では、妙にRAPのほうがズレに対して敏感というか、3つ同時押しが入力されにくいです。TEは入力がかなり遅い反面、同時押し入力に関してはしっかり反応するような…シューティングにはどうでもいい事ですけど^^;
ちなみに検証に使ったのはRAPV3(amazon.com ver)、ブレイブルーTE(PS3用)です。あとRAPVX、MADCATZスティック(スト4の絵かいてる四角いの)でも同じような現象が…なんというかしっかり押すとどっちでも同時押し出るんですけど、HORI製品は少しのずれがかなり如実に出るというか…良い検証方法が思いつかなくて困っています;
素人考えなんですけどこれってゲーム側とコントローラ側の同期方法が違うとか…じゃないか…な…?;(すごい憶測で適当にモノ言ってスミマセン;)
それともうひとつ。
RAPを数台所持しているのですが、RAPにはかなりVer違いの基盤があるみたいです。(連射基盤のネジ穴の数が変わっていたり)新旧の組み合わせによってはかなり高温に発熱するものもありました。(PCに接続した際、Xbox版で発熱を確認。見た目の違いはよくわかりません;認識すらされなかったのでUSB配線の順番が違う…?)TEは一台しかなくてよくわからないです…スミマセン;
時間が経ってどちらも基盤がかなり変わっていると思うので、最新基盤での遅延確認をお願いできませんか?特にTEが遅延対策に基盤を変更したかどうかが一番気になっています。日本でもたまに売ってるようですが、最新かどうか不安で手が出ない状況です…;
あとこれはどうでもいいですが・・・
親戚の電気オヤジいわく、RAPのボタンについているファストン端子は中国産大量生産の安物らしいです。さすがに端子を変えたところで変化しないとは思いますが、日本製の良いファストン端子に変えて反応速度等が変わるか検証お願いできませんか?
ご検討よろしくお願いします。
投稿: SUM | 2012年2月15日 (水) 05時34分
SUMさん
コメントありがとうございます。
まずは依頼についてですが、これはごめんなさい、基本的にはお受けしていません。個人的に気になったことについては実験してみて結果が出たことはこうして記事にしていますが、『これこれこうしてほしい』というのはそれ相応に準備や整理に時間やコストがかかることを考えていただければ、あまり安易に他人に依頼するというのはできないんじゃないか、というのがわたしの考えです。なので、SUMさんがもし気になったということであれば、それをSUMさんが実験して発表してみれば、他の人にも参考になる結果が残せるのではないでしょうか。提案いただいた内容がわたしも面白そうだなーと思ったなら時間があればやるかもしれませんが、今回いただいている内容は申し訳ないんですがたぶんやらないです。
ただ、提案についてのわたしの考えるところについては回答できますので、参考になれば幸いです。
まずはひとつめの同時押し判定の厳しさ。これはダイオード使用による同時押し配線で押した場合は当然ですがどちらも崩れません。手押しの場合に同時押しなりコマンドの判定が厳しいのは、どこの記事だか忘れましたがわたしが以前書いたことがあります。要はコントローラーごとに入力判定の単位時間の長短が違うために起こる現象だと思われます。TEの場合はその単位時間が長いために同時押しやコマンドについてはプレーヤーから緩く入力されても入りやすい反面、操作遅延が出やすい。RAPVXなどはきわめて遅延が少ない半面、それゆえに単位時間が短いのでプレーヤーの腕が甘い(つまり入力そのものがわずかでもずれている)と、同時押しとして認識されないということだと思われます。要は時間に対する分解能が細かいか粗いかということではないかと。
そして、その処理時間は、それぞれのコントローラーとゲーム機そのものとではまったく同期していません、これも実験を繰り返していてわかってきたことです。ゆえにPCでやろうが実機でやろうが実験結果が同じになるわけです。
またRAPとTEの生産時期による違いですが、それぞれサンプルとなる機体を入手するだけでもいくらかかるねん…という話になってしまうので、それを誰が用意してくれるの?ということになります。また、RAPと一口に言ってもいろんなモデルがあり、長期にわたって生産してるモデルはその中でもそれほどなく、またバージョン違いを手に入れること自体が困難なため、はっきりいって個人レベルでそれをやるのは無理です。それからTEについては基板の写真から判断するに基板そのものが改良されている気配がないことから、新キャリステについても購入の必要がないと判断しました。買ってハズレだったら誰かが補填してくれるならやるんですけど(苦笑)。ぶっちゃけわたし個人としては、もうMadcatzの製品は買いたくないなぁ…というのが正直なところです。見た目やパッケージ、どうでもいい部分の構造にこだわるあまり、コントローラーとして重要なレスポンスをなおざりにするようなメーカーの製品はちょっと…というところです。HORIのつくりも大概なんですが、MadcatzのTEを分解したときに思ったことは『HORIより工作が雑だ…』だったんですよね。そのわりに高いし。それならば操作性が良ければよかったんですが挙句遅延してるしといいとこなしだったので、いい印象がないんですよね。なので、キャリステTEについては買う予定はいまのところまったくないです。360版が1万円を切って在庫が残ってるとか、そういうことが発生するならもしかしたら…というのはあるかもしれません。しかしHORIはキャリVステでいい結果を残してくれましたが、Madcatzがそういう改善をしてくるのか?というと、あんまり期待してないんですよね。
端子については…そこまで気にするのであれば、半分冗談ですが全部の配線を銀線にして、銀半田でレバーやボタンをはんだ付けする…くらいでないと、というのはあります。それでさえ差がでるかというと疑問視せざるをえません。一般的な端子であればそれが速度に影響するかというとそこまでのものではないです。また、RAPで端子を全部セイミツから購入したものに取り換えたものも過去にやりましたが、それでレスポンスが変わったかというとそんなことはありませんでした。
厳しい回答ですみませんが、こんなところで参考になれば幸いです。
投稿: 釘町阿梨 | 2012年2月16日 (木) 00時06分