REAL ARCADE Pro.VX SAをセイミツ工業のレバーとボタンに換装してSE(Special Edition)化する
ホリのリアルアーケードPro.VX SA、配色がいいなと思ったのでつい買ってしまった…バカですね。もういろいろ終わってる。でも、終わってるなら終わってるで、例によってやることはやらなきゃというわけで、これもやっぱりレバーとボタンを換装しました。
今後のタイアップスティックとかはほとんど買うつもりがないから、おそらく換装記事もこれで一区切りつくと思われます。そのため、いままでの反省点なんかも含めて、わりと集大成的にやってみようかなと思っています。お暇な方はお付き合いください。
まずはノーマルの状態の写真。正面から。
ナナメから。RAPV3同様に左右に張り出した取っ手がとても便利で、持ち運びしやすいです。
背面。RAPV3同様にケーブル収納箱があります。これも便利。
今回換装に使うセイミツ工業さんのパーツは以下のとおりです。
・LS-32-01 毎度おなじみのレバーです。レバーボールは白で取りました。ベースはSSベースを指定して注文します…というか、LS-32-01は標準でSSベースなので、初めての注文で心配な人は注文時に確認程度に聞いておくくらいでよいでしょう。
・PS-14-KN 30φのねじ式のスケルトンボタン。今回は標準カラーを踏襲プラス黒をクリアにしてすっきりさせたいと思ったので、グリーン・レッド・ブルー・イエローを各1、クリア×4を用意しました。
・PS-14-DN 24φのねじ式のボタン。スタートボタンももちろん交換します。ボディとケース同色の白です。
・LB-39 35φのクリアレバーボールで、色もクリア。
用意する工具、用意しておいた方がよさそうな工具は以下のとおりです。
・#2のプラスドライバー
・5~7mm程度のテキトウなマイナスドライバー
・4M(ピッチ0.7mm)のタップとタップハンドル
・金工用3.3mmドリル+ドライバーグリップ(※下穴穿孔用・手回しであけます)
それと写真には載せてませんが、センターポンチがあれば問題ないです。このくらいあれば十分でしょう。
毎回お世話になっているのが家庭用アーケードスティックスレまとめWikiです、非常に参考になる情報が網羅されているのでひととおり目を通しておくと良いでしょう。
それからXbox360用ということでドライバーインストールが必要になるので、任意のキー割り当てなどが可能な非常に有用なドライバーを作成されていらっしゃるNot digitally signed様と、このドライバーを導入するにあたって下地として導入が必要なMicrosoftのドライバー、このへんはあとで説明します。
それでは換装について説明を始めます。必要があれば適宜、このカテゴリーの他の記事も参照してみてください…というか、参考にしてもらいたい記事があるときは、この記事中から飛べるようにリンク貼りますので見てみてください。
まず裏返しにして、底板のねじ六本を外します。
ねじを外すにあたって、中央手前側のねじに封印シールが貼られています。これを剥がすとメーカー保証が効かなくなるそうです…換装するためには剥がさざるを得ません。自己責任でどうぞ。メーカー保証がなくなると困る方は、今回の作業はご遠慮願います。剥がす覚悟ができた方は…こちら側の世界へようこそ。
底板を外すとこんな感じです。
RAPV3同様に底板を外すだけで基板やレバーやボタンにアクセスできます。ファイティングスティック系なんかと似た構造です。先代のRAP系だとこういう作りじゃなかったんですけどね。メンテナンス性は良好?に見えます。
スタートボタンとその他のボタンをすべて交換します。ボタンの端子から配線を引き抜くのですが、RAPV3以降、配線のファストン端子にワンタッチスリーブが取り付けられているんだけど、これがまあよく壊れるんです。材質や構造上仕方ないです、このスリーブが三和製?だから壊れるというわけではなく、ワンタッチスリーブならセイミツにしても壊れるときは壊れます、結構あっけない。ボタンの端子と配線のファストン端子が強力に噛んじゃって外しづらい状態でスリーブを持って引っ張ると、スリーブだけがすっぽ抜けて端子がボタンに残ったまま…ということになるパターンが多いです。これを防ぐには、やはり従来どおり、ボタンと端子の隙間にマイナスドライバーをつっこんで、こじってから端子を少しずつ外して引き抜くしかありません。そうすれば端子もスリーブも傷めずにすみます。
こんな感じでドライバーをつっこんで、ぐにぐにとこじってください。
少しずつ端子がボタンから離れていくので、ある程度こじればボタンから端子を軽く抜けるようになります。
すみません、セイミツ工業さんでボタン用のビニールスリーブありませんでした…前はあった気がするんだけど、うーん…すみません。とりあえずワンタッチスリーブでなんとかするしかなさそうです。ビニールスリーブの方がいいんですが…昔はあった気がするんだけどなぁ、うーん…。
そうそう頻繁にボタン交換するものでもないからそこまでやる必要は感じませんし、むしろスリーブ必要ないだろ?とも思いますが、雰囲気の問題とかこだわりとかあると思うので、やりたい方はがんばってみてください。
ボタンから配線が抜けたら、ボタンに正対してついている固定つめをボタンのケース内側へ押し込みつつ、ボタンそのものを天板の外側へ向けて押し出して、ボタンを外します。はめ込み式のボタンの場合はこの外し方でほとんど外れるはずです。で、筐体の作りの都合上、ボタンの固定つめを押すのに指が入らない場合などは、マイナスドライバーなどをボタンの固定つめに押し当てて、ボタンそのものを天板外へ押し出してみてください。
ねじ式のボタンは天板側からはめ込んで、天板の裏側からリングで固定します。で、しっかり固定しないとプレイ中にがたつくようになったり回転してしまうようになるので、結構きつめにねじって締めます。締めすぎると外れなくなるので加減は必要ですが…。ある程度締めたら天板裏側ではリングを指やマイナスドライバーで固定しつつ、ボタンのスイッチ部をつまんで増し締めして締めこみます。
このときに、クリアボタンの場合は角度などを調整して他のボタンとあわせると、天板表からも見た目が揃って綺麗になります。
どちらが先でも構わないのですが、ボタンの換装が終わったらレバーの換装です。
取り外すレバーも取り付けるレバーもどちらからもまずレバーボールやレバーパッキンなどを外す必要があるのですが、外し方はレバーのシャフト底面にマイナスドライバーを当てて、ドライバーとレバーボールをそれぞれ逆方向へ回転させるか、どちらかを固定しておいてどちらかを回して外します。
ちょうどレバーのシャフト底面にはマイナスドライバーを当てられるようにくぼみがあるので、そこにマイナスを差し込んで…
こんな感じで両方を押さえつつ締めます。しっかり締めておかないとプレイ中にレバーボールが回ってプレイしづらくなったりするので、ここはかなり固めに締めておきましょう。
レバーは元の三和レバーがステーに四本のねじで固定されているので、これを外します。ねじはドライバーをねじに押し付ける力と回す力を9:1くらいの感覚で回し始めて、スムーズに回るようになったら押し付ける力を抜いて回しましょう。でないと、ねじの頭をなめてしまうことがあります。固くて回らない場合は、ドライバーをねじに当てた状態でドライバーのしりをハンマーかなにかで打ちつけてから回してみるのも手です。
三和レバーを外すと上下のステーの中央に穴があいてますが、これはただの下穴なのでねじ山を作ってやる必要があります。タップをステーに対して垂直に立ててタップと下穴に対して切削油を流し(動画では実は先にタップを立てているので切削油は流してませんが、本来は必要です)、1回転させたら半回転戻す、手ごたえが出てきたら切りくずが溜まってしまっているので逆回しにして外して切りくずを取り除いてから再び立てて回し始める、など、慎重に行ってください。それから、底突きしているのに気付かずに回し続けるとステーが歪んだり天板を突いて歪ませてしまったり最悪穴があく恐れがあるので、気をつけてゆっくり切ってください。
ねじ山をステーの穴に対して切ることができたら、セイミツ製のレバーを取り付けます。
上下二点止めですが、強度的にもこの固定で問題はないので、心配無用です。どうしても…という方は、ベースについている他の穴にあわせて3.3mmのドリルで下穴をステーにあけて、それからタップを立ててねじ山を切ってからねじ止めすると良いでしょう。そこまでしなくても十分だとは思いますが。
レバーを固定したらレバーを取り外したときの配線などを戻すので、レバーに配線のコネクターを取り付けます。なお、セイミツレバーと三和レバーの基板では配線のコネクターの取り付けの向きが表裏逆になるので気をつけてください。基本的には逆挿しできないようなコネクターになっているはずですが、先代RAPのときに部品調達の手抜きなのか配線側のコネクターがテキトウなことがあって、逆挿しできちゃうコネクターだったりしたことがあるので、ここは気をつけて取り外す前にコネクターの表裏を一応確認しておくのも良いでしょう。
レバーを取り付けたら底板を取り付けて元に戻して完了です。
換装完了後の底面から天板を見たところです…RAPV3と比べると配線の長さに余裕がなくてキツキツです、そのためボタン交換作業などは少しやりづらいです。
ちなみに下の写真がRAPV3の底板を外したところ。
RAPVXは配線の長さがきつめなのと、基板からの配線の引き出しが雑に組まれているのがわかると思います。
というわけでRAPVXのボタン周りのアップがこれ。
フラットケーブルがボタンの集まっているど真ん中を通っているのですごく作業しづらいのと、ボタンへの各配線が基板に直結されていてホットボンドで固定されている(RAPV3はコネクターで基板に取り付けられてからホットボンドがついている)のとか、USBへの配線のコネクターが線が短すぎるのでテンションかかっていてコネクターが歪んじゃってたりとか、RAPVXは見えないところでRAPV3に比べてコストダウンしてるのか作りが雑です。RAPV3より定価で2000円も高いのにね。Microsoftのライセンス料だけではそんなにきついことにならないと思うんだけど、なんでこういう雑な作りなのかはわかりません。物自体はちゃんと作られていたとしたらRAPV3と大差ないはずなんですけどね。
で、完成。
どうでしょうか?
デフォの黒ボタンや黒レバーボールのよりも、すっきりしたイメージにまとまったんじゃないでしょうか?
クリアボタンにしなくても、PS-15とかを使って黒ボタンのところを白ボタンにしたり、レバーボールを白や明るめの色にすることで、すっきりしたイメージに変えることができると思います。
換装の説明動画はこれ。
ちなみに、手を自然にのせるとこんな感じ。
…やっぱり小指がかなり厳しいです。というか無理。薬指もこれ結構しんどいんですよ。だからビュウリックス配置はダメだとあれほど(ry
タイトーもダメなんだけど、その配置を採用しちゃうホリもホリです。ご家庭で使うものならアーケードで操作しやすいようにと生み出されて長く使われてきたアストロやブラスト配置を採用すればよかったわけで、わざわざMadCats対策やほぼストIVのためだけに一過性の流行りのビュウリックス配置にしなくてもいいのに、と思ってしまうよ。
タイトーのコンパネの配置は昔っからダメなんだから。
しかしこのRAPVXですが、VXだけというよりV3も含めてRAPV系は、配置以外は工夫が凝らされていてとてもいいコントローラなんですよね。RAPV3のセイミツ化換装記事のときも書いてるんですが、RAPV系のコンパネ左右の取っ手。これ、地味に便利です。すごく使いやすい。これのおかげで持ち運びがすごい楽なんですよ。取っ手の縁の裏側にすこし引っ掛かりをもたせてくれてるおかげで片手でぶら下げて持ち運ぶこともできますし、今までのRAPからはなかった発想ですよね。それからコンパネ手前部分の傾斜。これ、ホリはビュウリックスにあわせて傾斜をつけたとしていますが、実は傾斜ではないけどアストロやブラストなんかも手首の位置あたりまで広くコンパネがあるわけじゃないんですよね。これを今までの家庭用アーケードスティック風コントローラーは結構広く取ってしまっていたスペースなんだけど、RAPV系はそのあたり筐体形状でうまいこと工夫してきたなぁ、と感動してしまいました。
RAPV系は中身の作り的には全然リアルでもアーケードでもなくて、むしろファイティングスティックに近いんですが、家庭用のアーケード風コントローラーとしては限りなくアーケードでの操作感に近いものを得られるように工夫しつつも家庭用周辺機器として使いやすいような工夫も施されている傑作だと思うんですよね。ボタン配置を除いて。ボタン配置さえビュウリックスじゃなければ、アストロやブラスト配置なら完璧だったのに。なんでホリはこう、詰めが甘いんだろう。せっかくいいものを作っているとは思うんですけどね。惜しい。
中身がRAPというよりもファイティングスティックに近いのでは?という件、過去のRAP換装記事を見ていただいている方やRAPを分解した方にはわかっていただけるかも。
ちなみにわたしの手元にあるFS系で一番新しいのはファイティングスティックWiiなんですが、こんなんです。
ボタン配置とかは実はRAPV系よりも全然良くて、コンパクトさがあるので家庭用コントローラーとしても悪くなくて、レバーの感触も特にダメだなーとは思わないです。ボタンは押し心地がぼてぼてしていて微妙な感じですけど…換装できればしたいねーって。
開けてみました。
…確かにRAPV系は、これまでのRAPというよりはFSに近いようですねー。で、これを見てなんとなくFSの故障で腹を立ててる人が多い理由もわかりました。結構激しくボタンを叩く→基板がハンダ割れを起こして接触不良になったり、基板に直接ストレスがかかってボタンが効かなくなったりなどの故障を起こす…って感じなんじゃないかと。面倒くさいなぁ…しかし、これ、ハンダを剥がして配線を伸ばして、ボタンの接続を線でやって基板と分離してやれば、故障は格段に減るんじゃないかなぁと思ったり。コストダウンのためにこういう構造なのは重々承知してるんですけどね。RAPみたいな作りにしちゃうと部品点数も増えるし、作業工程も『天板にボタンはめて裏から基板はめてハンダ付け一発で終わり』な工程が、ボタン一つ一つに配線しなきゃいけなくなりますから。そりゃコストかかるって。
レバーもこんな感じです。
見てのとおり、ねじは四本しか使われていません。しかもこれ、レバーのみならず、この四本だけでマイクロスイッチやレバーを天板に固定する役割も担っている構造なんですね。でもこれ見てちょっとニヤニヤしてしまうよ?なんでかって、マイクロスイッチの配線をファストン端子化してヒンジレバーつきマイクロスイッチに換えれば、セイミツレバーっぽい操作感になるんじゃね?ってことですよ。レバーそのものの作り自体は悪くなさそうだから、筐体を改造してレバーユニットそのものを換装可能にするよりはマイクロスイッチを交換して操作感を変えてみる方が楽だし面白そうなんじゃないかな?と。それからボタンも径の問題はあるけど、うまく加工すれば別のボタンも使えそうだし、こちらもファストン端子化して配線でつなぐようにすれば故障も減らせそう…あー、Wii持ってないし、そこまで手をかけるかどうかわからないですけどね(じゃあなんで買ったの?って、そりゃいずれ本体買ったら、これでVCAとかグラリバやりたいからに決まってるじゃないですかー)。重量は底板になにか貼り付ければすむだろうし。実はRAPVXにFSWiiの基板を仕込もうかなんて考えなくもなかったんですが、FSWiiの改造だけで満足できるコントローラーに仕上げることができるんじゃないか?なんて思ったり思わなかったり。
妄想してるだけで、やるかどうかはわかりませんよ?
それからXbox 360用のスティックなのでPCで使うときにドライバーインストールに若干の手間がかかってしまいます。PS3用のRAPV3ならぽん付けでPCに挿すだけでいけるんですけどね。そのかわりといってはなんですが、有志の方がキーアサインも自由自在なすばらしいドライバーを公開されていらっしゃいますので、Xbox 360用のRAPVXではこれを利用することができます…というか、開発終了直前ということで危うかったのですが、メールさせていただいたところRAPVXにも対応していただくことができました。インストール手順をWindows 7を例に簡単に説明します。
まずRAPVXをPCに挿すとPC標準のドライバーが導入されます。ですが、MicrosoftからXbox 360用のコントローラー用ドライバー(このリンクを開いて下の方にあります)をダウンロードして実行、インストールします。再起動の指示がOSから出たら、必ず再起動してください。そしてしいたけを押してヘルプが出ることを確認したら正常にインストールされています。
ここまできたら次の段階、Not digitally signed様作成のドライバーをインストールします。Xbox 360 コントローラー用デバイス ドライバを開いて、その中から該当OSのドライバーをダウンロードしてください。今回はWindows 7で32bit版で試しているので、Windows 7用をダウンロードして、解凍します。それからマイコンピュータを右クリックして管理を開いて、デバイスドライバーを開き『Windows クラス用の Microsoft 共通コントローラー』を開いて『Xbox 360 Controller for Windows』を右クリックして『ドライバーソフトウェアの更新』を選びます。ここから先は解凍したファイルに添付されているテキストをよく読んですすめてください。再起動が必要です。再起動後にコントロールパネルから『デバイスとプリンター』を開き、その中にREAL ARCADE Pro.VXがいるはずなので、いたら右クリックで『ゲーム コントローラーの設定』を開いて、プロパティを開いてキーアサインをすれば使用できる状態になります。
わたしはボタン関係をRAPV3にあわせました(他のゲームのキーアサインをRAPV3にあわせているので変更しなおしが面倒だったから)。
PS3のRAP系とあわせるときは、
方向バッド:X軸/Y軸
A:ボタン1
B:ボタン2
X:ボタン4
Y:ボタン6
LB:ボタン5
RB:ボタン7
START:ボタン10
BACK:ボタン9
左スティック・右スティック:なし
Xboxガイド:ボタン13
LT(左トリガーの機能):ボタン3
RT(右トリガーの機能):ボタン8
上記のように設定します(LT/RTは『トリガー』タブで設定)。
プロパティの画面がこんな風になっていればインストール成功しています。これ、MicrosoftからドライバーをダウンロードせずにNot digitally signed様のドライバーをインストールすると上手くいかなくてこのプロパティにならないので、もし失敗していたらアンインストールの手順を踏んでから、改めてMicrosoftのXbox 360用コントローラードライバーを入れるところからやり直してみてください。
Windows 7で説明していますが、VistaだろうがXPだろうが手順的にはほぼ同様で、この手順で間違いなくインストールできることを知人宅でも確認しています。
ちなみにこのドライバーインストール手順、これまでの鉄拳6RAP.EXとかのRAP.EX系でも同様なので、もし上手くインストールできてない人がいたら、やり直ししてみることをおすすめしますよ。
ちなみに幼女棒(デススマイルズ対応スティック)やレコ棒(虫姫さまふたりすてぃっく)もRAP.EXとしてインストールすることができて対応していますので、もしこれらのタイアップスティックでうまくインストールできてない方は試してみてはいかがでしょうか。
FSWiiの件とかでちょっと脱線しましたが、とりあえずこれでRAPV系の換装作業についてはひととおりわかってもらえるような、わかってもらえないような、今回の記事はそんな内容にできたのではないでしょうか。今後出るタイアップコントローラーはBBCSのものを見てもRAPV系になりますし(先代RAP系はおそらく幼女棒IIで最後かな?)、そんなわけで今後はこちらのRAPV3/RAPVXの換装記事を参照してもらえたら幸いです。
ホリさんへの個人的な希望としては、RAPV系の作りでボタン配置がアストロ・ブラストまたはノワールのものを出して欲しいなぁ、ってことなんですけどね。どうせRAPV系はタイトーの許諾をとって作ってるわけじゃないんでしょ?としたら、金型変更でボタンの部分だけちょこっと変えれば配置はなんとかなりそうに思うんですけどね。
連休も今日を入れてあと2日、なんとか連休内に記事を上げられてよかった…。RAPVXを買っていてこれからレバーやボタンを交換してみようって人は、パーツの買出しに秋葉原や日本橋にでも向かってみてくださいな。用意周到に通販でパーツを揃えていた人はこれから作業がんばってくださいですよ。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
とても参考になりました。ありがとうございます。
しかし、VXSAの方が高いのに作りが雑っていうのはひどいですね…。
投稿: iu | 2010年5月 9日 (日) 15時59分
iuさん
コメントありがとうございます、参考にしていただけてよかったです。
VXSA、分解さえしなければ全然良いんですけどね。
操作性もいい方です。
投稿: 釘町阿梨 | 2010年5月11日 (火) 01時12分
初めまして。
こちらの記事を参考に私もSE化してみました。
とても分かりやすい内容で良かったです。
やっぱりセイミツですよね!
しかし、本当に配置が惜しい…。
これでアストロやブラストなら文句無いんですけどね。
投稿: Sin | 2010年6月 1日 (火) 19時54分
Sinさん
参考にしていただいてありがとうございます。
これで何個目?というコントローラーの部品交換記事ですが、わかりやすいと感想いただけるといろいろ考えて書いた甲斐があったかなと思えてありがたいです。
個人的にはセイミツのレバー・ボタンじゃないとというのはあって、ゲームセンターでサンワで置いてる分には文句はなくても手元で自分のものとして使うならセイミツじゃないとダメですね。
配置が残念ですが、VXは良いコントローラーなので、結局PC用としてはこれがうちのスタンダードになりつつあります。
確かにこれでアストロ配置だったら最高だったんですけどね。
VXはなんだかんだで予備欲しいからもう何台か買ってしまうかも。RAP2SAがそうだったように(実はRAP2SAはいくつか残してます)。
PC用としては配置以外は本当に極上ですね。
投稿: 釘町阿梨 | 2010年6月 1日 (火) 22時22分
格闘勢としてはあの配置はなかなか気に入っています
使うボタンも6つですし。
シューター勢には厳しい配置なのでしょうか
私は大復活一周程度しかクリアできないのでわかりませんw
投稿: | 2010年8月26日 (木) 20時56分
114.182.134.12さん(無記名だったのでIPで失礼します)
コメントありがとうございます。
大復活を1周できれば十分上手いと思いますよ、うらやましい。わたしはそこまでやりこめる時間ないので(涙)。
ところで配置なんですが、正直な話、6ボタンまでならほとんど問題はありません(本当は薬指にあたるボタンがもう少し下がり気味だといいんですが…)。だからストIIとかサムスピなんかなら特に気になりません。横に4ボタン使う場合に問題が発生します。写真とか説明の通りです。どういうことかというとネオジオ系の普通のゲームだったり、同人なんかでもRefRainみたいな横に4ボタン欲しいゲームの場合、薬指から小指にかけてしんどいです。
そりゃ昔のエアロシティとかのあまり考えられてない時代のコンパネだと思えってことなら順応しなくもないんですが、それ以降に良い配置が開発されているのに、意匠の問題はあるんでしょうが(ナムコのノワールはその辺上手くやってるなって思います)、タイトーは昔っからそこらへんがテキトウなくせに今回はVLXのホリへのコメントで『多くの方から支持をいただいている』『前の筺体よりもさらに極めた』なんてしゃあしゃあと言ってのけたので、そりゃないだろうってことでずっとダメだダメだと言い続けてたりするわけです(苦笑)。
シューティングでも2ボタンないしは3ボタンしか使わないのであれば問題ないですし、8ボタンフルに使うことはめったにないですね。しかし8ボタン構成ならやっぱりアストロ・ブラスト配置が自然な配置だと思うんですよ。RAPV系は改造するにしても樹脂筺体を削らないとそこまでできない作りになってるのが本当に残念なんですが、それ以外はとにかく良くできたスティックだし、今後手に入るのはもうこの系統しかないので、VXはおすすめではあるんです。
家庭用的使い勝手をしっかり持ちつつアーケード風スティックとしてはかなり筺体に近い操作感を提供してくれてるという意味では、コストバランス等考慮して今のところ最高だと思います(VLXは遅延さえなきゃ天板換えでブラスト配置にできるからいいんですけど、値段が高いですから…)。
投稿: 釘町阿梨 | 2010年8月27日 (金) 07時48分
自分も同じスティックを持っているのですが
連射機能の部分が壊れてしまいました。
スイッチを戻しても連射しっぱなし状態です。
しかもシールを剥がしてしまったのでサポート受けれません。
中身を見てみたのですが、接触部分の不良だと思ってたのですが、金属を「連射なし」部分に接触させてもうまく直りません。
もし直し方を知っていたら教えていただけますか?
場間違いなコメントで申し訳ないです。
投稿: ナナシー | 2010年9月21日 (火) 23時13分
ナナシーさん
厳しい言い方ですみませんが、ナナシーさんがコメントしてくださっているだけの情報で直し方をアドバイスできるような人はどこにもいないと思います。
そして、故障してしまったことに対しても、シールをはがしている時点でメーカーのサポートを頼らない覚悟があるはずで、言い換えれば壊れてしまっても文句を言わないか、または自分で対処できるかあきらめる覚悟があってシールをはがしている、ということでなければならないですよ。
連射スイッチ基板の故障であればもう一つRAPVXを買ってしまうとか、コントローラー基板の故障であればFSVXを買って移植するという手も使えなくはないですが、直し方を人に質問しているようでは今後こういった機器の改造には手を出さない方が無難だと思われます。
わたしならダメ元でホリに問い合わせてみますけどね。シールをはがして分解してしまってるんだけど、有償でも構わないから修理していただくことはできますか?と。
そしてわたしがメーカーの人間なら、受けるか断るかは状況次第ですね。ユーザーがどういじったかわからないものを直せるとも言い切れませんし、そのような場合はメーカーとして責任を持って預かることすらできませんから。だから分解しただけで修理対応もしないなんていうハードウェアメーカーもあるわけです(それはさすがに行きすぎという気もしますが、そういう対応にしたい理由はわからなくもないです)。ユーザーの立場に立って預かるとしても、直せるとは言いませんね。拝見させていただいてそのままお返しするかもしれない可能性が高いことを前置きして、それでも良ければ診断料を有償で預かるとか、そんなところでしょうか。
いずれにしても情報が少なすぎるので、わたしから教えられるようなことはありません。
せっかくコメントいただいたのですが、ご期待に応えることができずすみません。
よく考えて、くれぐれもメーカーに迷惑がかかるようなことはご遠慮いただいたうえで、自力でがんばってみてください。
投稿: 釘町阿梨 | 2010年9月22日 (水) 02時06分
日記を拝見させていただきました。
質問なのですが、あたしはちょっと
機械を扱うのが得意ではありません。
もしよろしかったら、換わりに作っていただけないでしょうか・・・。
投稿: みか | 2011年4月30日 (土) 00時34分
みかさん
コメントありがとうございます。
工具さえ揃えられればそんなに難しい工作ではないので、この連休にでもがんばってチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
はっきり言って、プラモデルを作ったり編み物をしたりするよりも簡単です。
このような、いわゆる『改造行為』は自己責任で行うのが常なので、ご自分で購入されたものをご自身の責任において分解・組み換えされるのがよいかと思います。
ご自分で手塩にかければ、より愛着をもって使えるようになると思いますよ。それは、他人に改造してもらったものを使うよりもずっと素敵で楽しいことです。
今回の工作については動画も上げているので、それも併せて参考にしていただければ、こういった工作が苦手でもわりと簡単にできるんだなあということがおわかりいただけるかと思います。
コツは、あわててやらないこと。苦手ならなおさら、落ち着いてゆっくり確認しながら少しずつやれば、そうそう失敗はしないと思います。
うまくできるように祈っています。がんばってください。
投稿: 釘町阿梨 | 2011年4月30日 (土) 20時43分
がんばってみますね^^
ありがとうございます♪
投稿: みか | 2011年5月 1日 (日) 22時12分
みかさん
返信ありがとうございます。
くれぐれも、怪我だけはしないように気を付けて。
落ち着いてゆっくりやれば大丈夫だと思います、がんばってみてください!
完成したらそれはあなただけの一つしかないコントローラーになるから、きっと愛着わきますよ!
投稿: 釘町阿梨 | 2011年5月 1日 (日) 23時20分
初めまして
先日中古でリアルアーケードPro.VX SEを購入し、Not digitally signed様のドライバをインストールしようと思うのですが、対応リストに載ってないのでちゃんと機能するか不安になりコメントしました。
インストールしても大丈夫でしょうか?
投稿: Rウルフ | 2012年1月24日 (火) 22時12分
Rウルフさん
コメントありがとうございます。
基本的にはVXSAと同様のはずなので大丈夫だと思われますが、わたしもVXSEは買ってるけどPCで使ってないので何とも言えません。
もしかしたらファイティングスティックVXのところで書いているようにファイルの一部書き換えが必要になるかもしれません。
実際には試してみて認識しないようなら、一度アンインストールしてファイルを書き変えてからインストールし直せば問題ないはずです。
試してみるとよいかも。
わたしもセイミツ換装済みのVXSAが普通に使えてしまっているのでなかなかやる気が出ないというところで申し訳ないんですが、時間があればその辺を確認してみます。
期待せず気長にお待ちいただければ幸いです。
投稿: 釘町阿梨 | 2012年1月26日 (木) 00時29分
初めまして。
ちょっと質問なのですが、本体と繋がっているコネクタってどこで売ってますかね?
投稿: こねこ | 2012年1月28日 (土) 09時04分
はじめまして
こちらの記事と動画を参考にRAP VXSAのセイミツ化をさせて頂きました。
とても判り易い内容でありがたかったです。
ビューリックスのボタン配置は、たしかに好みが分かれそうですね。
私はAボタンに人差し指、Bに中指、Xに薬指を置いてごまかしてますw
この手の配置だと、ギルティやブレイブルー、4ボタンまでのシューティングは何とかいけますね。
ボックス配置や横一列配置のゲームには不向きですがw
KOFとかは厳しかったです。
投稿: non | 2012年2月 7日 (火) 21時31分
こねこさん
質問どうもです、返答遅れましてすみません。
せっかく頼っていただいたところもうしわけありませんが、HORIなりMicrosoftなりに直接問い合わせていただいた方がいいかと思われます。
クイックリリースコネクタのことですよね。
すみませんが、よろしくお願いします。
投稿: 釘町阿梨 | 2012年2月10日 (金) 00時24分
nonさん
コメントありがとうございます。
わかりやすかったという感想をいただけるのが大変うれしいです、わたし個人のメモ的に書いてる部分もあるんですが、せっかくならあとで見てわかりやすいように、多少しつこくても細かく残しておいた方がいいかな?と思ってやっていますので、わかりやすいという感想は大変うれしかったりします。
ボタン配置については、そうですね、バーチャコンパネ的な運指なら何とかというのはあるんですが、やっぱり横4個とかの配置だとアストロの方がやりやすいですよね。
VXはケースそのもののできはいいだけに、配置だけが本当に残念です。
いわゆるキャリバーVスティックであるNXは配置はいいんですが、使い勝手としてはVXの方がいいかなぁなんて思うので、悩ましいですね。
投稿: 釘町阿梨 | 2012年2月10日 (金) 00時33分
初めまして!
質問なのですが、mameのゲームやりたさにVXを購入したのですが、ボタンの設定等が全くできません。しかもレバーは無反応だし・・。
これは仕様なのでしょうか?
投稿: はやし | 2012年9月19日 (水) 23時36分
はやしさん
コメントどうもです。
仕様かどうかはメーカーじゃないとわからないですが、基本的に360用として販売されているものを別の機種で使う場合はメーカー想定外の使用法だということを認識したうえで自己責任で使うべきでしょう。
使われている環境(ハードウェアやOS)について何も書かれてないのでこれ以上はどうともいえないです。
もしWindowsのPCで使おうとされているのであれば、PCのコントロールパネルもしくはデバイスのコントローラーのプロパティでレバーやボタンがちゃんと反応してるか確認しましたか?
ドライバーは導入しましたか?
動作確認はまずソフトよりもOSそのものでちゃんと認識できて反応してるかを確認してからですよ。
作法通りにドライバーを導入してやればコントローラーで操作できるソフトでは普通に使えるはずなので、基本の部分からしっかり見直ししてみてはどうですか。
がんばってみてください。
投稿: 釘町阿梨 | 2012年9月20日 (木) 22時43分
xpから8の64bitに買い替えたので7の64bit版のドライバをダウンロードしてインストールしてみたのですが、ボタン数が多い状態の設定のできないコントロールパネルが表示されました。3回ほどやり直したのですがすべて同じ状態になりました。やはり対応していないOSでは出来ないみたいですね。とても残念です・・・
投稿: Rウルフ | 2013年6月23日 (日) 12時18分
換装の参考にさせていただきました。ありがとうございます。
投稿: kblood | 2014年3月 5日 (水) 15時18分
kbloodさん、コメントありがとうございます。
返信遅くすみませんorz
かなり前の記事ですが参考にしていただいてありがとうございます。
去年わたしもワイヤレスRAPを買ったりしましたが、内部構造はほとんど変わっていないので、この手の製品は大抵こういう手順でなんとかなるようです。
投稿: 釘町阿梨 | 2014年5月11日 (日) 11時15分