トランジスタ・ティーセット~電気街路図~2巻 読みました(感想というより昔話ですすみません)
なかなか忙しくて買いに行けなかったのですが、ようやく時間ができたのでメロンブックスへ行って買ってきました、里好さんのトランジスタ・ティーセット~電気街路図~2巻です。
あまり雑誌でマンガを読むことがないわたしなんですが、たまに進行が気になって読むことがあって、たまたま読んだ金髪すずの話が収録されていてうれしかったです。
他にもインタビューの話でメディアのことに触れていたり、電子工作ネタも相変わらず冴えていて面白いです。
秋葉原についてはメディアで誤解を招くような伝えられ方をしていてと思う一方で、それに沿うような形で街が変わってきているんじゃないかなーとも思うところがあって、いろいろ複雑な気はします。昔一時的にあの場所のいろんなお店で働いていた者としては、万華鏡みたいなあの街はやっぱり魅力的だと思うけど、アニメ・コミック一辺倒なここ数年の流れはちょっと違和感あるかなーという気がしなくもないです(ある意味便利に使わせてもらってますが)。そこら辺が混沌としていた90年代末期くらいの雰囲気が実は一番好きだったり。その頃はまだわたしも秋葉原では働いていなくて地元のゲームセンターでオペレータというと聞こえいいですが要するに店員だったころで、よく連射装置やらアナログ入力の基板を普通の筺体に入れるための操作系のD/Aコンバータを組むための部品を買いに行ったりしたものですよ。一から回路を考えるほどの頭はなかったので、当時の基板の資料と首っ引きでひがし連射堂さんの本とかを見ながら動作を見て「こういう風に動くものなのかー」と出来上がった回路が正常に動くのを感動しながら筺体に着けて回ってた時代があったりします。工作キットももちろん楽しいですし、こうやって必要な部品を一つずつ買い集めて組み立てるのもまた楽しかったですね。
メガロ50に3DサンダーセプターIIを入れてお客様の反応を見てみたりとか(当然3D表示はOFF設定なんですが、そこそこ売上よかったですよ)。
いまや外野のわたしがどうこう言えるものでもないのですが、それでもまだまだ秋葉原は混沌としていて魅力のある街だなとは思います。老舗の部品店や線材屋さん、照明屋さんやオーディオ店もあって、なかなかに飽きないのですが、昔よく通ったようなお店がいろいろ消えてしまっているのは悲しかったりもしますね。ご時世的にしょうがないんですが、マルゼンムセンとかサンオーの基板屋さんとか。ニューファミコン(AV仕様ファミリーコンピュータ)のPPU(VPUとか呼んでた気もします)をソケット化して付け外しできるようにして、任天堂基板のPPUをパーツ扱いで買いに行って動作テストで見させてもらったりとかしましたね、あれも今となっては風化しましたがいい思い出ですよ?(当時1万円か1万5千円くらいで山積みになっていた新品修正版ロットとか書かれていた気がするストライダー飛竜の基板を買っておかなかったのは結構後悔してますよ)。
ま、PPUに関しては地元の近所(といっても自転車で1時間くらいかかる)のシャープのサービスセンターでファミコンテレビ用のものを取り寄せてもらっていくつか買ったりもしてましたが、任天堂基板の白いPPUもあれはあれでカッコいいものでした(石見てウットリするとかおかしい人(苦笑)だったから)。
あの頃のバッ活はバイブルでしたね、ゲーラボになって武井氏の連載が終わったっぽいころから全然読まなくなっちゃいましたけど。
なんか脱線しててすみません。
はんだの匂いがいい香りとか、わかります(苦笑)。
あれは長時間作業してると中毒性が危険な感じです。
それにしても…やさぐれすずかわいいよやさぐれすず。
するめいかのミッちょんといい、わたしはこの手の配色のキャラに弱いようです(苦笑)。
もうビルが建ってから結構な年数になりますが、駅前広場があったころが懐かしいですよ。ちょうどそのころ、あの広場のあたりで昼食をとったりしていたものです。そういえばあの頃の秋葉原には、鳩がたくさんいたっけなぁ…今はなきアキハバラデパートおよびJR秋葉原駅の屋根に大量にいたり、餌を捲いてるおばさんがいて一斉に降りてきたりしてましたね。ヤマザキのコッペパン(ジャム&マーガリン)もまだ88円だった気がするですよ…鋭い目つきで寄ってくる鳩たちが集まりきったところで、食べ終わったコッペパンの袋をパンパンに膨らませて破裂させるのがお昼のストレス解消の楽しみでしたねー(…ひどい人だね!)。
バスケだけじゃなくてスケボーやってる人やラジコンを走らせている人もいましたね。今はビルになってしまったので、そういう風景もなくなってしまって残念ですよ。
それはさておき、現在連載中のものを読んでないのでわからないんですが、みどりの伏線なんかもでてきて続きが楽しみですよ。
ネタ的にはコスプレの話のオチが最高でしたw
みどりの、あのなんともいえない表情がwww
それとロボ部の登場の話は結構シリアスに考えさせられる話だけど、面白くて良かったです。今、自分はやりたいことをやれてるかな?というと、なかなか難しいというか、身につまされるものがあるのですが…(苦笑)。
ロボ部の今後も気になりますし、ますます注目の一作になりました。
ドラマCDの展開もあるようでおめでとうございます。
キャストが豪華すぎるのでびっくりです、これも発売が待ち遠しいですね(諸事情で例によって出てすぐには買えないっぽいのが残念だけど、予約はしておかなきゃなと思っています)。
今回は情報収集する余裕がなかったので、どこのお店だと店頭特典が何かとかがわからなかったのでメロンでしか買わなかったのですが、メロン限定のブックカバーがついてきましたよ。絵柄はメロンブックスのホームページ、こちらです。
買いに行ったメロンブックスでは、はじめはきららの単行本の棚を見に行って見つからないのでちょっと探しましたが、イチオシらしくて平積みで大量に置いてあってびっくりしましたよ。
とらのあなでもイラストカードがつく特典があるようで、まだ残っていれば欲しいのですが、ちょっと行けなさそうな感じです(涙)。
機会があればなんとか…!
おすすめの一作なので、書店で見かけて興味をもたれたらぜひどうぞ!
昭和の香りのする風景と最近の雰囲気と、両方が楽しめて良いマンガです。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- ガンダム THE ORIGIN I見た(2015.05.04)
- 「黒子のバスケ」の脅迫状事件にみる著作者や表現への暴力と、著作を保護するべき法や警察の無力さ(2012.12.09)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qを見てきました(2012.11.24)
- ワンダーフェスティバル2012Summer行ってきました(2012.07.30)
- いっぱい殺したよ!ほめてよ!(機動戦士ガンダムAGE #31)(2012.05.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント