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2009年8月30日 (日)

8bit年代記は買ってはいけない本ですよ

あの、サンダーフォースVIとかいう、とんでもないクソゲー…ゲームとはもはや呼べない産廃をつくり、リリース前後ずっとユーザーやプレーヤー、お客様を見下して馬鹿にしてきた岡野哲(自称ゾルゲール哲・ゾルゲ市蔵など)が、8bit年代記という本を出版するそうです。
わたしもゲームサイドとかいう雑誌の連載でいくつか読んだことはあるんだけど、これ、どうしようもない駄本ですよ?
ネタ的に買うことすら無駄です。岡野哲に印税が入ることは断固阻止せねばなりません。
岡野哲に対する疑惑は、前々から書いてたりしました。
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サンダーフォースVI 通夜会場
おー、こうしてみると結構あるかも。岡野哲に対する怨み辛み。
それとこれ、公開された去年のイベント音声。



でたらめぶっこいてファンをだましていたいい証拠ですよね。これで岡野哲はかなり言い逃れできなくなってるはずです。
わたしが前に書いたかもしれないSG-1000用バイクハンドルとか、結構無茶な周辺機器だったんだけど、当時はあれでも楽しく遊んだし、Beepの記事に触発されてバイクハンドルやハンドルコントローラーでファンタジーゾーンや北斗の拳を遊んだりとかいう楽しみ方もやったし、今考えればバカな周辺機器かもしれないけれど、当時は夢もあったしセガって先進的だなーって楽しんでいたものですよ?(当時のセガはシティ筐体をいち早く実用化したり、ゲームセンターでのプレイ料金のプリペイドカードシステムを実験的に導入したり、光線銃ジリオンとかロボピッチャとか、とにかく面白いメーカーだったのですよ…テレビおえかきなんかも買いましたし、あれも今思えば難儀だけど面白い周辺機器だったですね)
そのバイクハンドルを岡野哲はことごとく馬鹿にしてくれましたし。ま、それだけにとどまらないんですが。
サファリレースとかを他のゲームのパクリだとか、バイクハンドルなんて出してるダメメーカーだなんて、岡野哲の口からよく出るものだと呆れてしまいますよ…。岡野哲ってどこに勤めていてどこからお金もらって食わせてもらってるんでしたっけね?セガをクビになってるならその腹いせとしてなんでしょうが、昔の記事だとサンダーフォースVIもまだ出てなかったし在籍していらっしゃることに、その自分のいる会社を馬鹿にしていたわけですか。しかも一個人のブログとかホームページではなく、出版物で。
こういうところからも、岡野哲がセガガガで見せた自虐ネタとかは嘘だなってモロバレですし、セガガガ当時もこいつリアルタイムでやってないし、思い入れもないなって直観はありましたし。人間の直観は精密ではないが正確ですよ。めったに故障しないですから。
そもそも、東洋バフォメット評議会(現在岡野哲がサイト閉鎖したため消失中)の過去の本を知っていたので、岡野哲がレトロゲームを楽しみ親しみつつも笑っていたのではなく、馬鹿にして嗤っていたのは知っていたのですよ。
岡野哲がリアルタイムで80年代とかの当時のゲームをやっていないことは、サンダーフォースVIスレにいる人や、セガガガで違和感を感じた人にはわかっているはずです。岡野哲のトレジャーに対するバッシングは、おそらくはゲームへの想いでは到底かなうことのない相手への嫉妬でしかないでしょうね。
それに岡野哲がエミュレータで後付でしか昔のゲームをやってないことも、リアルタイムでやってないものだから時系列がぐちゃぐちゃなのも、すでにバレバレなことです。
なるほど、だからあんなに思い入れも夢もない、うわべだけの自分語りの内容を臆面もなく出版できるわけよね。
で、また岡野哲はこういいますよ。無知な愚民のレゲーを好きなふりをしているおたくっぽいやつから金を搾取できた、ってね。岡野哲とはそういう人です。サンダーフォースVIの件で痛いほど思い知った人も多いでしょうね。もっとも、過去のエントリーを振り返ってもらえれば、わたしはセガガガとかバフォメット時代の岡野哲を見てこれはダメだと薄々勘付いていたから、岡野哲はまたこういうことを繰り返して、いわゆる詳しくない人から搾取できると思っているのかなー。
なんてな。

で。

宣伝になるのもいやなので商品へのリンクは貼りませんが、こういう表紙です。
これの帯コメント…
End8bit
あのー…遠藤さん?
遠藤雅伸さんー??
はっきり言って、岡野哲のこれには、すでに述べたとおり共有体験も糞もありませんし、秘境探訪といっても、岡野哲の場合は後付でその裏すらまともに取ってないあやふやであいまいな情報を撒き散らしているだけで、卑怯探訪というならわかるけど…って状態なんですが。
表紙自体にも8bitといいつつ16bitのタイトルがちらほら見かけられますし(いちいちタイトル挙げませんが、おわかりいただけると思います)、テーブル筐体のつくりもおかしいですし。なんでこういい加減で中途半端なんだろう、岡野哲って。これでいてサブカルでの知ったかぶり気取りでしょ…呆れるわー。
遠藤さんは、この帯にコメントするにあたって、岡野哲についてちゃんとリサーチされたんでしょうか?
あんまりいい加減な仕事を請けているとご自身の信用を落とすことにもなりかねないと思うのですが。
しかも、岡野哲は遠藤さんのゼビウスの設定なんかを見下して馬鹿にした人物なんだけどね。それでもこういう帯コメントを寄せちゃいますか?
ま、遠藤さんは清濁併せ呑む心の広い方なんだなーという見方もありますが、でもおたくは嫌いっぽいんだよね、この人の言動を見ていると近親憎悪?って思うこともありますし。理事をなさっている日本デジタルゲーム学会の同人についての接し方なんか見てても、遠藤さんは商業現場では立派だけどフィールドワークがない人なんだなって気はするし(同人にフィールドも糞もあるかって話はありますが、やっぱ即売会に来て自腹でソフト買ったり作り手さんが売り子さんやってるところで感想を生で伝えたりしたことない人にはわかってないことってあるんだなーと思ったこともあるし、ですよ)。
それはさておき、遠藤さんは知っててこの帯コメントしてるのか、本気で耄碌したのか、あるいは何らかのトラップなのか、わたしにはわかりません。できれば遠藤さんご本人から、なんでこんな本に帯コメント寄せちゃったのか聞きたいところです。「仕事だからだよ」ってドライな答えが返ってきそうな気もしますけどね。実際そういう割り切りと合理的なところも持ち合わせている方だから。でも、仕事は選びましょうよ…。
最近の迷走っぷりから遠藤さんまで岡野哲側の考え方の人になっちゃったのかとも思えなくもなく、だとすると、とてもとても悲しいことなのよね。
これについてはご本人からぜひともお話伺いたいなぁ…なんて思っていたりします。
『遠藤雅伸が認めた歴史的ゲームコミック』なんて帯に銘打たれてるわけだけど、意地悪な見方をすれば、遠藤さんってこの程度で認めちゃう、この程度の人だったのか…ってことになるしね。また、パイルバンカーのときにも書いてますが、遠藤さん自身、ご自分の影響力はわかっていらっしゃるでしょうから、帯にこんなことを書いたら中身はどうあれ遠藤さんがお勧めしているものだからって買っちゃう人がいるでしょ?ってことで、そこらへんをもっと考えての言動は、もういい責任もあるお立場なのだから、あってもいいんじゃないかなと思うのですよ?親しみやすい2ちゃんねらーやすけべおやじwとしての顔の他に分別もあってもいいのじゃないでしょうか?ってことで。
それはさておき、遠藤さん自身もそれほどたくさんのタイトルに触れているわけではないだろうし、好みのジャンルというのもあるだろうから、この手の史書を綴るのって結構難しいんじゃないかなーと。でも、岡野哲程度にできる仕事じゃないのは確か。いんちきばっかりだし。遠藤さんもその辺は見抜いてお断りして欲しかったところ。
絵についても、半分お世辞込みで言うなら、描き込みがごちゃごちゃしていてまるで見づらい岡野哲よりも、遠藤さんの方がたぶんうまいよ。伊達にガチな当時のアニヲタじゃないからね、遠藤さん。でもこの人は時代性もあるけどいきなり商業で成功できた実力者だから同人にはいかなかったようだし(というか、都合のいいとこだけ引っ張ってあとは毛嫌いしてる節はあるかもね)、実力者だから今の地位があるわけで、そこらへんは岡野哲とはぜんぜん違うんだけどなぁ。基本的にエンターテイナーだし。遠藤さん、他人を楽しませるためには身を張るからね。岡野哲と違ってチキンじゃないから、わりとどこでも本名でガンガン突っ込んでく様はある意味愉快で爽快ではありますね。
で、岡野哲のこれを見ていて思ったのですよ。
流行に乗り、同じ挫折記を読むなら蛸壺屋さんの『万引きJK生』(けいおん!本。成人向けのためお子様禁止ですよ?)を読んだ方がよっぽど娯楽としても身につまされる話としても共感できますよ?
蛸壺屋さんの本は、一般向けとしては魔法少女Rや松陰神社、Outsiderも面白いのでおすすめなサークルで作家さんですよ。R全巻とOutsiderの1巻は上記サイト内のダウンロードコーナーで読めるので、読んでみてくださいですよ。蛸壺屋さんの評として『平気で凡人やハンパ者、戦ったことの無い幼児性万能感のガキ、戦って結果出せずに逃げ帰った弱者の心をへし折りに来るから困る』というレスが某所にあったんだけど、そこがいいんですよ。わたしはへし折られる凡人の方ですけどね、あんまし甘ったるい都合のいい物語ばっかり見てると脳みそ膿みますから、こういうので凹まされるのもまた活力の元になるし。
岡野哲にはそこまでの覚悟も実力もないですよ、たまたま都合よくゲームマスコミとメーカーの人間という立場を得ただけの人間で、かつお客様を楽しませる気もなく、それどころか手にとってお金を払ってくれる人を見下して馬鹿にするような劣悪な態度をとり続ける、表現者としてはあってはならない人物ですよ。
というわけで、8bit年代記は買ってはいけない本ですので、書店の方はなるだけ仕入れないようにしていただけるとよろしいかと。見かけても立ち読みで済ませるのが吉、でも、読む時間そのものがもったいないですよ?


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コメント

質問に答えてくださると思います。
http://jbbs.livedoor.jp/game/3238/

投稿: 遠藤氏はこちらで | 2009年9月14日 (月) 23時49分

ご案内ありがとうございます、そちらで問い合わせてみたいと思います。
いずれにしても遠藤氏にはわたしの素性は個人情報レベル含めてバレバレなので(苦笑)、避けられてる空気はビンビンに感じますがお伺いしてみます。

投稿: 釘町阿梨 | 2009年9月18日 (金) 01時37分

いや、8bit年代記面白かったよ。アニメ製作に狂って結局失敗するところとか泣けたよ。すくなともあなたの品性のない文章を読むよりは47倍は時間の貴重な使い道だと思うな。

投稿: キモチワリ | 2009年12月13日 (日) 02時52分

キモチワリさん
貴重なご意見ありがとうございます。
あなたにとってはわたしの品性のない文章を読むより岡野哲程度のマンガが向いていらっしゃるようなので、今後わたしのところは見ない方が、あなたの精神衛生上よろしいかと思います。
貴重な時間の使い方を自分で理解していらっしゃるようなので、以後わたしの駄日記などは見ない方がよいですよ?
あなたにとって今後の時間が有意義であることをお祈りいたします。

投稿: 釘町阿梨 | 2009年12月13日 (日) 07時07分

はじめまして。
ゾルゲ市蔵関連で調べており、今日たまたまHP見ようと思ったらwikiを見て半ば呆然としている者です。謎のゲーム関連も買いましたし、8bitも買いました;

wikiを読んだ後なので非常に困惑しています。
セガガガとかも最近プレイしたばかりです(TFはやっていません)。
情報を調べる限り、かなりアレなことばかりをしてこられた御仁みたいですが、実際どう受け取ればいいのか分かりません。今まで読んだ本は面白かったですし、セガガガをやってセガにより愛着が沸いた事は確かです(ゲームも結構楽しめましたし)。
でも多くの人の嫌悪の声を聞くとそれもまた事実なのでしょう。

今私はゲームを作っています(趣味ですし本業でもないのですが) そしてそれはゾルゲ市蔵に触発されたといえると思います。それ故に残念ですし困惑しています。

ただつらづらと書いてしまいすみません。
失礼しました。

投稿: 名無し | 2010年4月14日 (水) 07時04分

名無しさん
コメントどうもです。
あなたが面白いと思ったのなら、それはあなたが大事にすればいい感想だと思います。
わたしはセガガガのころよりずっと前から鼻につくダメなイメージしかなかったので(岡野哲には中途半端にサブカル気取ってるダメなエセヲタクというイメージしかなかった)、誰がどう言おうと岡野哲はダメな人だとしか言えないんですが、あなたが彼に触発されてゲーム作りを始めたというなら、それは大事にしてもいいんじゃないかと。
ただ、岡野哲の所業もまた事実なので、それを受け入れるしかないんじゃないでしょうか。
否定したって何も始まりませんから。であれば、彼を反面教師として、あなた自身はあなたがもっと高みを目指して、岡野哲のようにならないようにしようとがんばれば、それでいいんじゃないでしょうか。
いずれにしてもインチキはいけないなーと。ネタで笑えるように昇華しているならともかく、岡野哲の場合はただの自己満足でしかないですから。他人を不愉快にさせて当人だけが楽しいというのが彼のあり方なので、それは叩かれてもしょうがないんじゃないかなと思いますよ。
あなたはそうならなければいいんじゃないでしょうか。
わたしからは、そうとしか言えません。がんばれ。
わざわざこんな稚拙なブログを読んでいただいてありがとうございます。
わたしも大概毒のきついことばかり書いているなとは思うのですが(苦笑)、それでも岡野哲のようにはならないようにと心がけているので、もしまた今後もよろしければちらほら覗いていただければと思います。

投稿: 釘町阿梨 | 2010年4月14日 (水) 22時25分

ゾルゲ市蔵さんの本何冊か読みましたが、非常に面白く笑えました。そして当時を知る人間としてはとても懐かしかったです。
彼の本を買ってはいけないとのことですが、こちらのブロクを読む限りでは、なぜ買ってはいけないのか理解できませんでした。
ゾルゲ市蔵さんの本の中のセガに対する自虐ネタが、気に入らないんだなぁ、という所は理解できましたが…。

投稿: いまひ | 2014年11月20日 (木) 09時53分

いまひさん
コメントどうもです。
この記事自体が大概古いものだったのですっかり忘れ…てはいません。
TFVIにまつわる騒動やその傷は癒えることなくくすぶり続けているので…残念ですが、わたしには岡野哲の著作を肯定する見方はおそらくもうできないですね。彼のサブカルに対する視点が基本的に自己顕示欲と承認欲求、それらを起点として、『現在の視点からだと欠落に見えるようなもの(当時それらを作った人は技術や方法論的に拙いであろうなかでもそれを出来るなかで精一杯尽くして実現したもの)を嘲る取り扱い方』をしているような本や著者に対価を払うなどあり得ないからです。いわゆるゲーム愛的なものがあるように表面上で取り繕ってはありますが、その根底に見えるのは結局はその手のものをバカにすることでネタとして笑い飛ばそうという、笑いの質としては大変下劣なものだとわたしは思いました。彼の著作には、ゲームやサブカルに対する愛や思い入れはなく、そう取り繕いつつやりたいであろうことの本質はそれらをネタとして笑い飛ばすことであり、言い方を変えるならばユーザーを楽しませようと一生懸命がんばった当時の作り手側の人やその成果物を滑稽なものとして扱い笑いをとる芸風であり、わたしにはそれは大変気分が悪く感じられて、到底笑えるものではありませんでした。また、そのような書籍であり著者だからこそ、買ってはいけないというタイトルで上げた…のだったと思いだしました。電子ライターでのタダプレイを半ば美化して描いている点も大きな問題です…厳密に言うなら窃盗で犯罪なのを同人でこっそり描くのならまだしも商業誌で嬉々として描くとか…根本的な倫理観が欠落しているとしか思えませんでした。
もっとも、TFVIの件がなかったとしても、バフォメットの同人誌やセガガガの時点ですでに同様の感想は持っていたので、結局のところその嫌悪感がTFVIの騒動によって不動のものとして確立されただけでもあります。
ただ、いまひさんが読んで楽しまれたことまでを否定するつもりはありませんので、そこは誤解なきようお願いします。
また、レトロゲームやアーケードゲームという媒体自体が語られるにあたり、ともすればその環境に不良や犯罪臭といったモノも不可分であるとするならば、それらは本来はいけないことだということも明示した上で事実のみを淡々と綴るべきでは?とも思います。

投稿: 釘町阿梨 | 2014年11月20日 (木) 22時19分

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