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2009年7月 6日 (月)

ヱヴァンゲリヲン・破を見てきました(ネタばれにならない程度に感想)

休日出勤の代休で行こうと思っていたのですが、友人からのお誘いがあったのでヱヴァンゲリヲン・破を見てきました
前置きします。ストーリーの展開や内容については、ネタばれを極力したくないというのもありますし、見たことをそのままなぞって書いても仕方がないので、何がどうなったとかいうことについては基本書かないつもりなので、どのキャラがとかストーリーがどうなったとかいうことを知りたい方は実際に見に行かれるか、そういうことを書いているところをごらんいただくのがいいかと思います。

というわけで、全体的な所感というか、こまけぇこたぁいいんだよ!ってわけじゃないですが。
まず、序を見たときにも思ったことですが、原典のTV・旧劇場版と違って、今回は明白に娯楽作として意識して作る方向に振ってるかな、というのと、見ていて不快になるようないやらしさは極力排して楽しめるように配慮しているなというのはひしひしと感じました。
不快というのもTVや旧劇場版のそれは、富野監督の言うイデオンの「見ていて気持ちのいいものじゃないからね」というのとはまた質が違う、本当に救いもなく好きにもなれないいやらしさだったので、そういうものが払拭されたのはいいことじゃないかなと思いました。ま、あれはあれで当時のエヴァ独自の雰囲気だったわけで、それをまったく否定したりはしません(TV・旧劇場場あってこその今回のヱヴァンゲリヲンなので)。生理的嫌悪感などを催すようなそういった描写をTV・旧劇場版がやったのがキッカケかなにかで以後そういうことをアニメでやってもいいんだ、そういう『ぱっと見インパクトのあるショッキングなシーンを入れれば話題が取れる』ということがアニメに定着したようなのはエヴァの功罪の罪の部分である気はするのですが…行き着く果てが「誠氏ね」だの「中に誰もいませんよ」だったりするわけで(苦笑)。
そういうのもヱヴァである以上はもちろんあるんですが、今回はあくまでストーリー上避けられない部分で必要なものにとどめた印象で、無闇に残虐性やショッキングさや不快な映像を強調することはないのが原典とは変わった点だなと思いました。
それから一皮むけたパイロットたち。見所はここでしょうかね、それと学園生活とか私生活の描写がとにかく明るく前向きになったこと。序でもシンちゃんがわりと前向きでちょっと達観してるけどTVや旧劇ほどいじいじしてないし後ろ向きでもないなと思ったんだけど、今回はより一層そういう面が見えてよかったですね。それはレイやアスカも同様です。正直なところをいってしまうとTVや旧劇のレイはあまり好きじゃなかったんだけど、今回の新劇場版のレイはすごくいいですね、わずかながらよく笑うようになったし表情も柔らかくて、こういうのなら好みですよ。というか、今回のレイはもう好きすぎてたまりません。前はレイって個人的にはどうでもいいというよりあまり好きじゃないキャラだったんですけどね。被造物で感情の抑制されたそれこそヲタクのお人形だったわけですが、今回のレイは違います。アスカもTVでは一人でがんばる背景にわりとどす黒いものがありましたし破でもちょっと匂わせるような演出はなくもないですが、それよりも相手を馬鹿にするだけじゃなくて自分から歩み寄るような描き方をされていてすごい好感持てました。
レイとアスカ、どちらの料理が…といわれれば、ネタ的にはどちらもまずそうって答えますが、多分どっちもがんばっててそれなりにおいしいんだろうなぁとは思うので…わたしだったらレイにお呼ばれしたいなぁ、とは思いましたね。
そういった前向きになっている部分は、パイロットだけじゃなくゲンドウやミサトさんなど全員にいえます。だれもが一歩相手へ歩み寄るようなところが新しくて、TVや旧劇にあった『他人と触れ合うことを過剰に怯える』ような部分、ヤマアラシのジレンマとも揶揄されていたところが今回のヱヴァンゲリヲンではさほど感じられないんですね。こういうのは多分作り手の心境の変化が如実に出てるだろうことなんですが、ぶっちゃけ娯楽作としては全然こっちの方がいいです。
新キャラは序の予告から優等生っぽいキャラ?と思っていたらもうこれが…www
ああいうざっくばらんで持てる実力をベースにノリと勢いで突っ込むキャラは好きですね。
使徒デザインは今までのものも踏襲していますが、見ていて劇中に「『ぼくらの。』っぽい?」と思っていたら、スタッフに鬼頭莫宏氏がクレジットされていて納得。ギミックとか。面白かったです。
新使徒もいろいろすごいことになっちゃってます。今だからできるアクションもふんだんに使われていて、見ごたえがあって面白いです。アクションシーンは映画だからこそできるのであろう細かい描写とよく動く小物や背景・エフェクト、とにかく見ごたえがあります。
…まぁ、ヱヴァンゲリヲンくらいの質量のブツが走り回れば衝撃であのくらいの被害は出そうだなぁ、という描写も今回細かいので面白いですね。
ストーリーそのものは、大筋では原典にトレースするような感じなんですが、結構大胆に変更されているところもあり、もう斜め上の方向へ行ってしまったなー、なんでもありだなーという感じですごい楽しめました。序のときはまだそこまでではなかったのですが、破はTV・旧劇場版で痛い思いをしてエヴァはもういいよってなっちゃってる人にも、改めてぜひ見てもらいたいな、と思いましたね。風呂敷広げるだけ広げまくってるのでどう収拾つけるのか今から楽しみです、今回は投げっぱなしじゃなく、ちゃんとケリを着けてくれるだろと信じたいところ。まぁ、投げっぱなしの物語っていうのも世の中ないわけじゃないし、楽しめるのならそれでもありですけどね。複雑だったり意味深に見える謎の提示はエヴァの十八番なので。
サービスも満点です。特にアスカ。缶ビールまでは想定内でしたが、ストローwwwww
いやぁ、今回はなかなか…作画もまたいいんですよ。あざといなーwって思うカットはもうそこらじゅうにあるんですけどね。部分部分でキャプチャなんかしたら「これなんてエロゲ?」ってなるんじゃなかろうかっていう。
こういう描き方は旧作ではなかったところだから、あれからほぼ14年で新しくなった部分ですね。
トータルではとにかく楽しめたのでよし、お話的にも序は旧作にわりと近かったけど破では大きく動いたので、序を見に行っていない「エヴァはもういいよ」っていう方にも、破は楽しくなっているので見てみていただけるといいなと思いましたね。

まぁ、ぐちゃぐちゃしたキャラのドラマが旧作の持ち味でもあったから、そういう嫌な部分を期待してる人も少なからずいるようで、友人もちょっとそういう部分を見たかったというものだから「じゃあイデオン全話と劇場版を。ソロシップクルーのギスギスっぷりは半端ないから。TVでなんか終盤になるまでみんなまとまらないしね」って言ったら「俺が悪かった」と言われてしまい…(苦笑)。
富野御大もそろそろ新劇場版『イデヲン』をですね…いや、やらなくていいです(苦笑)。


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