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2008年11月25日 (火)

Prodino(CORE-A55)メモ…USB音源として

メインPCであるThinkPad T61pの環境がいまだ復旧できてないので基本的に音楽はHD60GD9ECで聴いているわけですが、自宅でPCに向かってるときはLOOX U/B50で再生できるといいななんて思ってたんだけど、ここで問題が。
LOOX U/B50はマシンスペックが低いのでWindows Media PlayerでもLilithでもちょっと負荷がかかるとUSBからの出力が微妙におかしくなるようなんですねー。で、T61pではまったく問題なく使えていたiHA-1 V2-1がU/B50との組み合わせだとまともに再生できなくて、どうやら信号がくずれるタイミングで受信がおかしくなって演奏が止まりサーっといったノイズが出っぱなしになってしまう…ということが頻発して使えないなと思ってたですよ?
高性能(izoホームページより)ゆえUSB音源ユニットとしてはデリケートすぎるのか…もしくは単純にU/B50との相性なのか、はたまた低スペックPCではマトモに動かないのか…。いずれにしても実用レベルで使い物にならないと思っていたんですが、うちの他のUSB音源(UA-3FX)は現在マウンテンサイクルの中なので発掘しないと試せずどうしようかと思ってたところに、そういやまだU/B50はCORE-A55につないでなかったなと。
やってみた。
…全然普通に使えてます。音質もマトモ。当然ノイズレスでしっかりいい音出してくれてます。USB音源としては当たり前というか普通の動作。本体側に負荷がかかるとぷつっというノイズが入ることはありますが、iHA-1 V2だと音が途切れるタイミングはたぶんそこなんだろうな、と。iHA-1 V2のDACがデリケートなのか…いずれにしても音源としてはCORE-A55のが使い勝手がいいことがわかってしまい、ちょっと愕然。
身も蓋もない話ですがUSB音源である以上は環境がいくらバギーであったりしょぼかろうが追従して止まることなく音が出ないと意味がないわけで、そういう意味ではCORE-A55は安心して使える便利なユニットであるといえます。

正直なところ、iHA-1 V2が使い物にならなかったことのショックの方が大きかったりしますよ?
いくら音がよくてもマトモに鳴らなきゃ使い物にならない、という意味では要改善なんじゃないかと思うんですが、オーディオ機器的にはこういう見方は邪道なんだろうなぁ。ロースペックなPCで鳴らないとか言ってるおまいが悪いよってことだとは思うんですが、残念ながらわたしはこういう使い方の場合PC寄りの見方をしてしまうもので…izoさん、ここらへんフィックスしてチューニングってサービスされたりしませんか?と思ったり。もしくは発音が止まってノイズ垂れ流しになる動作の理屈が知りたいなーと思ったりします。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントで教えていただけるとうれしいです。

それはさておき、ほんとUSB一本でさくっとつなぐだけで、ドライバも音源カードみたいにごちゃごちゃインストールせずともマトモにいい音がしっかり聴けるって意味では、CORE-A55は、もっと注目されていい存在だと思うんですよね。SDカードなりUSBメモリなりにお気に入りの曲データをフォルダごとで入れておけば、PCを起動しなくてもCORE-A55単体で聴けてしまうのもお手軽で面白すぎます。それで音はどうなの?というとPC接続時と遜色ないわけで。そういう気軽さもおいしいところです。惜しいのは対応が圧縮音源だけでWAVE再生はできないってことで、そこはSDHC32GBに対応してるのだから、WAV再生がおkだったらもっと面白かったのになーとは思うんですが、いろいろ事情もありそうだし、圧縮フォーマットもMP3・WMA・AACという主要なところは押さえてるから使い勝手と音質のバランスは取れてるとは思います。タグも認識して漢字表示とかもある程度はおkのようだし。手持ちの空きSDも有効活用できていい感じです。
バランス調整やトーンコントロールもデジタルでやれるから劣化の心配がないのもいいですよ?いろいろいじっててわかったんだけど、音場や音域に味付けするのもデジタルでいけるから、なるほどデフォやストレートモードはバカ正直なくらい音源の信号に忠実で、味付けなんてなくてもいいわけですよ、納得しますた。
これは面白いなぁ…トンコンである程度自由に設定できるだけじゃなく、プリセットされたサウンドモードからいくつかの好みの味付けで鳴らすこともできるし、これは楽しいかも。
…これで実売4万割ってるって、実はめちゃくちゃ安いんじゃないか?って気がしてきましたよ?
なんかすごいものができちゃったんだなぁ…そりゃ普通にヘッドホンアンプとしてならiHA-1 V2やm902のが優秀だろうなというのは百も承知なんだけど、コストバランスだけじゃなく音の面でも、機体サイズやデザインや機能性でも、この着眼点で実現されてるってやっぱり他にないだろうし。なにせフルデジタルというのは強み過ぎます、PCやSDカードやUSBメモリから再生する分には出口まではアナログ通らないわけですから。
KENWOODはもっとばんばんこれをプッシュしていいんじゃないかと思いますよ。音楽の聴き方もPCがメインで外出時はDAPに移行しているような層には強烈にアピールできるんじゃないでしょか。メインユニット自体がDAPとして使えてしまうのも面白い点だし。

プリセットの中でiHA-1 V2の音場表現に匹敵するようなセッティングのものはなかったけれど、もしそんなものがあったら洒落にならないなぁ…というのが実感です。DSPでコントロールしてるんだろうから、その気になればそういうプログラムはやってやれないことはないだろうし。スピーカーとセットで実売が4万割ってるわけだからメインユニット単体のコストはもっと安いわけで、そう考えるとおっそろしいもんです。

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コメント

こんばんは、久しぶりにコメントさせていただきます。

先日、私もやっとU/B50を調達できたので色々試しているところです。OSもクラッシュするたびにリカバリーの繰り返しで、面倒ついででVista Ultimateをクリーンインストールして持ち歩き機として調整しました。

USBサウンドデバイスですが、私は内蔵の物が気に入らなかったためCreativeのSound Blaster X-Fi Go!を入手してきてWMPで192kbpsのMP3を再生させているのですが、標準の状態では音が途切れたり遅れたり、酷いと音が全く出なくなり再接続というパターンが頻発していました。USBオーディオデバイス自体の再生フォーマットやエフェクトを最低限に設定し、他のマイク入力機能等は切り捨てたところ、何とか再生出来るようになった次第です。それでもまれに音切れが起きます。WMPのイコライザーやSRS WOWエフェクトをONにしていると更に音切れが激しくなるのも確認しました。なぜか負荷が掛かるはずの視覚エフェクトはONにした方が安定していましたけど。
U/B50内蔵のRealtekオーディオデバイスもVirtual Surround他のエフェクトを入れると音が切れます。単にマシンスペックが低いので、ハイスペックなオーディオデバイスが使えないようですね。

H.264の動画1280x768 1500kb/s+サウンド 16bit1500kb/s SR48kHzのものをDirect3Dを利用して再生させた場合はコマ落ち・音切れせずに安定して再生できるんですよ。なぜ、ハイビットレートの動画が再生出来てMP3オーディオが音切れするのか? 頭を傾げてばかりです。

以上、長文失礼しました。

投稿: cyberbird | 2008年11月27日 (木) 03時25分

cyberbirdさん、どもです。
Ultimateは結局入れてないです、Home Premiumで事足りてるので…機会があればステップアップグレードしたいんですがメリットがなさげなので。
USB音源はLOOX U/B50が低スペックということもありますが、音源側の解釈にもよるのかなと思います。PC側がテンパってちょっとでも乱れた信号を出すと音源側が音を上げてしまう…というのがSB X-Fi Go!やiHA-1 V2で、そこで耐えるというかダウンしないのがKAF-A55なのかなと。UA-3FXが発掘されたら比べてみたいんですけどね(余裕があればUA-4FXも欲しいですが無理w)。ハイスペックなオーディオデバイスが使えないというより、オーディオデバイス側の耐性が低いからじゃないか?という気もしてきました。iHA-1 V2はオーディオ機器だからまだいいわけできますが、SBは仮にもクリエイティブだしPCとは付き合い長いんだから動作検証不足で製品化してる場合じゃないのでは?と思います。
ちなみにLOOX U/B50ではチップセットが動画再生支援を持ってるから、ドライバさえちゃんと更新してデコーダもしっかりした再生ソフトを使っていれば、H.264の動画はそこそこ高解像度でビットレート高くても再生できてしまうようです(そのうちBD再生とかやらせてみたいですね)。MP3とか、うちだとWMAなんですが、音楽再生は純粋にCPUで回してるからいっぱいいっぱいになってしまうんじゃないかなと。

投稿: 釘町阿梨 | 2008年11月27日 (木) 10時33分

どうも、返答ありがとうございます。
色々調べてみたところメーカー資料でSB X-Fi Go!とiHA-1 V2はUSB 1.1接続でKAF-A55はUSB2.0(Full Speed)USB1.1互換となっています。1.1は最大2Mbpsで2.0は最大480Mbpsの速度なので、私の考えですが2.0接続のKAF-A55は帯域を多く使い同じデータを複数のラインでデバイスに転送しているのでPC側多少がテンパっても訂正信号で信号復元し正常に稼働する。一方1.1接続のSB X-Fi Go!やiHA-1 V2はKAF-A55と比べ帯域が狭いので、エラー訂正用の信号数が少ない=PCが少しでもテンパると異音が出るという仕組みかもしれません。デバイスによってPCからの信号転送の仕組みが異なるので、仮説に過ぎませんが。

チップセットの動画再生支援はWinDVD 9 Plusがあまり宜しくないようなので、次のWinDVDが出たら試してみようと思っています。DVDドライブが市販化されたときは直ぐに入手したのですが、資金優先度的に現価格でBDドライブは買わないので、時機に私もチャレンジということで。U/B50調整後のエクスペリエンスインデックスのグラフィック値が良い感じなので、あとは遅く低容量のハードディスクを何とかするだけになったので、128GBの高速SSDが10万円程度で出たら載せ換えてみます。

ttp://www.geocities.jp/supra_jza80_cyber_trance/experience_index.jpg

投稿: cyberbird | 2008年11月27日 (木) 16時53分

cyberbirdさん、どうもです。
KAF-A55ですがUSB2.0でもFullSpeedなので12Mbpsが最速で実質的には1.1の最高速度と同じです。HighSpeedなら480Mbpsですが、USB音源にそこまでの速度が必要かどうかというと…UA-3FX(USB1.1だったはず)が見つかったらLOOX Uにつないで試してみたいと思いますが、あれは別途ドライバを組み込むのが面倒なんですよね。キャプチャデバイスとしては面白いから組み込んでおいて損はないんですけど。iHA-1 V2のデジタル接続時のDACの挙動なんかを見てると、USBでダウンするのはiHA-1 V2の処理の不都合っぽい気がします、デジタル接続のCDなんかでもプレーヤー側を一時停止で止めると問題ないですが停止で止めるとUSBでダウンしたときと同様にノイズが出ますし。SBでの原因はよくわかりませんが…。
再生支援はPowerDVD8だと利用できるようです。自分もWinDVD9Plusも持っていたりしますが、一応プレーヤーソフトは昔から2本立てで使ってきたので、そのうち機会があればBD再生も試してみますね。
エクスペリエンスインデックスは相変わらずビデオの値がバグってるようですが、それ以外も意外と高いですね。自分の環境も見直してみないとと思いました。きっかけをありがとうございます。

投稿: 釘町阿梨 | 2008年11月28日 (金) 09時48分

こんばんは^^
Prodino(CORE-A55)っておもしろい機械ですね^^
LOOX U/B50ともつながるのがいいですね^^
わたしも欲しくなっちゃいました^^

投稿: ゆうの | 2008年11月28日 (金) 21時30分

ゆうのさん
どうもです。
Prodinoいい機械ですよ!コンパクトで何でもつながるし、その上音がいいんですよー。うちもUSB音源が発掘されたから聞き比べてみたんですが音の厚みや鮮明さが全然違うから、これは買ってよかったなーと思います。ケーブルを用意すればPS2やPS3ともデジタルでつながりますし、LOOX U/B50とのUSB接続では本当に手間いらずで簡単につながってクリアでいい音が楽しめるのでおいしい機械ですよ。
これからのミニコンポのコアユニットって感じですね。

投稿: 釘町阿梨 | 2008年11月30日 (日) 11時16分

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