るっきゅん(LOOX U)を快適に・ハードウェア編・Powerd by GIGABYTE!(無線LANモジュール換装)
さぁて、いよいよやりたかった ハード換装 の記事です。これをやりたくて日記始めたんだよねー、という前置きはさておき、さっそく本題に。
るっきゅんの無線LANは、2007年のマシンとしてはお世辞にも速いといえるものではなく、トレンドからはそろそろ遅い方なんじゃないかという802.11a/b/gクラスのモジュールでした。ま、選択するモデルによってはこれすら搭載がないんだから、搭載してるだけマシかなぁってとこですね。もちろんこれが目当てでカスタマイズモデルを選んだってこともありますが。ただ、やっぱりいまどきの環境では、11a/gの54Mbpsは速度的に物足りない、しかしるっきゅんのインターフェイスじゃPCカードで増設するわけにもいかず、できたとしてもそれはスマートじゃないなぁ…ってわけで、納得いかないなら交換してしまえー!というわけ。
まず試したのがintelの4965AGNなんだけど、これはBIOSで認識せず玉砕しましたwww もう、参った参ったとなりの神社!って感じだったわ。処分しきれず未だに手元に残してありますが、はっきりいって使い物にならなかったこのモジュール、どうしてくれよう…。他の機種では使えるのかもしれないけど、11n対応のminiPCI Expressモジュールってなかなか動作報告がないんですよねー。
で、intelがダメなら、るっきゅん標準のがAtherosなんだし、じゃあAtheros製モジュールをってことで、11n規格のものといえばAR5008系か!ということで調べてみたところ、GIGABYTE製のモジュールがそこそこの価格で手に入りそうだったので注文してみました。
なんとリテール品?なのか?、わりとわかりやすいマニュアルと、使わないんだけどドライバCDが同梱されてました。ちなみに購入はこちらから。
https://www.oxfordtec.com/us/index.html
アンテナ配線についてはこの写真をー。ちなみにアンテナはとりあえず標準搭載の2本だけでも実用できるんだけど、おかわりの3本目をoxfordtecへ注文中。
これが換装後の全景ね。
右側はHDD(ZIFコネクタのP-ATAで1.8インチ5mm厚60GB)、中央上がその802.11a/g/nでデュアルチャネル対応のminiPCI Expressのモジュール。Powerd by GIGABYTEだねっ! ちなみにときどき話題になる”るっきゅんのminiPCI Expressスロット”ですが、この直販カスタマイズモデルでは1スロットしか実装されてませんでした。ヨドバシAkibaのPCフロアにいた富士通の人にこの話をしたら、「営業だからそういうの詳しくはないんだけど、でもわざわざカスタマイズモデルとかでシステムボードに差をつけてるとは思わなかった、コストの問題かなぁ?」なんて仰られてましたが、いやー、わたしはコスト対策だけじゃない理由があるような気がするなぁ。ついでにですが、このスロットにintel Turbo Memoryを挿してみたけど、やっぱりBIOSで認識すらしないというか、はじかれてるっぽくて、OS起動しても使えなかったよ。脱線気味に追加情報だと、ワンセグありのモデルで2スロット仕様でもそれは同様だったわ。同僚が店頭モデル買ったんで試させてもらったんだけどね。残念!
これがモジュールとスロットのアップね。スロットが一つしか実装されてないよねー。あってもBIOSで制限かけられてるから使えないんだけど。
モジュールはアンテナがもともと搭載の2本しか刺さってませんが、これでも全く問題なし。全部刺さってないとイヤだ精神衛生上許せん!っていう方はアンテナを増設するのもいいと思いますよ、アンテナそのものはモジュールと一緒に頼めば送料同梱扱いでアンテナ自体は10ドルしないですよー。
で、換装後、まずBIOSをみて、内蔵モジュールに無線LANが表示されてるのを確認した時は、やったーっ!って思ったね。標準モジュールと交換後は、特に難しい手順とか、必要なドライバのインストールとかはありません。ってのはわたしも驚いたんだけど、もともと入ってるドライバでそのまま認識するんですよー。もしやることがあるとすれば、ルータ側とかでMACアドレスフィルタリングとかしてるなら、ipconfig /allでモジュールのMACアドレスを調べてルータに登録してあげることくらいかな?
富士通シンガポールのサイトのU1010対応ドライバでアップデートしておくってのもありですね。2008年4月5日現在ですけど、Atherosから落とせるものよりも、富士通シンガポールのドライバの方が新しいようです。
使い方そのものは普通の無線LANモジュールとまったく同じです、ってあたりまえですけど。速度は11nの対応アクセスポイントなら、ばっちり300Mbpsでつながります。詳細な実測は調べてないけど、標準のものにくらべてあきらかに体感速度うpしたので、交換してよかったですー。
かかるコストも送料込みで80ドルしないし、そこそこお手ごろかと思うのでおすすめな換装です。
と、ここまで推しておいて何ですが、SparkLanのAtherosチップセットのモジュールも気になってたりして、というかすでに発注済み。同じものだとは思うんだけど、興味あるよねー試さなきゃだよねー(そんな必要はどこにもないのに)。
というわけで、
SparkLAN WPEA-124N 802.11n a/b/g/N draft 2.0 2.4/5GHz Dual-band Mini PCI-Express Module, Atheros AR5008E-3NX AR5418 (WPEA214N-S0)
これが届いたら、追試のエントリーを追加するかもですねー。楽しみだなぁ(ダメ人間ですぅ…)。
実は友人が別のショップから買ったおそらく同じものと思われるモジュールで一度試してはいるんだけど、ショップが違ったのと価格があまりにかけ離れすぎてる(そのショップでは送料込みで79€だったとか…高すぎない?)とか、バルクでパッケージも何もなくてこれでいいんか?って確証を得られなかったから、まあ一応あてになるショップでちゃんと買って確かめたいなって思った次第です。
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